平和安保分野の重要会議「ミュンヘン安全保障会議」出席の為、河野外務大臣が訪独中だ。日米同盟の事共や 依然不穏な北鮮による「瀬取り」などの問題、更にこの所悪化している日韓関係の出口を模索すべく、日韓外相会談などもセットされた様だ。日韓の事共は現状 我国側の一方的な問題ではないだけに会談は難しく、それこそ話し合いの機会が持てただけでも可とすべきだろう。勿論 安易な妥協が許されるものでない事は、河野外相本人が一番ご存知だろう。
前述の安保会議は 一昨日の 2/15から今日までの予定だが、この訪独に際しても、立憲民主党を初め 特定野党から「国会々期中の外国訪問は、国会軽視」などとする バカの一つ覚えの様な批判があった由。もう呆れて、取り合う気も起らない位だ。「平和憲法堅持」などと百年一日の如く 真顔で声高に喚き立てるこの連中は「ならば平和維持の為に、どんな努力が必要か」という事共と、本当は真摯に向き合っていないに違いない。
過日 河野外相は、外務分野と無関係な審議にも基本出席を要する国会のあり様を「張りつき大臣問題」として嘆いていらしたが、諸外国の例では、外相は基本外務を最重視し、議会への対応は 外国訪問からの帰国後に遺漏なく報告を行うやり方がメインの様だ。外交安保と直ちに無関係の分野の審議からは外相を外し「国会報告を厳格にした上で、ここは外務に専念しなさい」と言って送り出すのが、正しい議会運営と外交のあり方ではないのか。
「国会軽視」を喚きたてる議員連中の個人名は もう一々記す価値もないので割愛させて頂くが、立憲民主や自由、日共辺りによくいる「騒擾屋」「騒女」の勢力と申して良いだろう。この連中の動向を見ていると、河野外相への不当ともいえる非難や干渉は 真に国会活動の尊重というよりは、むしろ安部現政権の外交面成果を損なおうとする 政局を視野に入れた策動の様に思えてならない。つまり、利用できる事共は 何でも政権奪取に利用する為の動きではないかという事だ。こんな魂胆は、余程のバカでなければ看破は難しくなく、むしろ「政局と選対の為」と受け止めれば 理解は容易にできるだろう。
とまれ、何年経っても「木を見て森を見ない」特定野党の能なし姿勢には辟易させられる。かつての民主党政権は、その期間中外交面では見るべき成果を挙げられなかった。同政権の末期 来日を控えていたシン・印首相(当時)が、小沢現自由党代表の起こした国内政局の為 結局見合わせられたのはその典型だろう。目先の政局の為 国益の大局から目をそらす様な勢力に、我国の舵取りを任せる訳には行かないのである。今回画像は、昨年 名鉄岐阜駅で見かけた、電車による新聞夕刊輸送の一コマ。所謂「切り取り」報道などによる印象操作のせいもあってか、既成メディアの信頼性は低下している模様。新聞部数も振るわないのは 広く知られる所です。