生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

この真理

2016-09-22 16:25:39 | 教会
わたしは、高校生のころ、「真理」とか「真実」という言葉にあこがれていました。
人間関係に傷ついていたので、まことに真実な人はいないのだろうかと探し求めていました。
やさしく気遣ってくれる友人に心を許して、秘密にしていたことを話すと、次の日にはそのことがクラス中に広まっていたり、ひとりが席を外すと、その人の悪口を言って喜んでいる人たちを見て、真実な人はいないのか……と絶望していました。

先日「真理」についてのメッセージを聞きました。

キルケゴールは真理について次のように語っています。
『私にとって真理であるような真理を発見することが必要なのだ。私がそのために生き、そのために死ねるような真理である。』

聖書には「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。(ヨハネ8:31)」と書かれています。イエス様の語られた言葉です。

また、イエス様がピラトに語られた言葉は、「わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来たのです。真理に属するものはみな、わたしの声に聞き従います。(ヨハネ18:37)」です。
イエス様のこの言葉を聞いた後、ピラトは「真理とは何ですか」と質問しています。
ピラトは一方で真理を追い求め、一方では自分の政治生命のことを思って民衆の言葉に従い、イエス様を十字架につけてしまいます。その後のピラトについては聖書には書かれていませんが、自殺したと言われているそうです。

Ⅱヨハネの1~2節には、「私はあなたがたをほんとうに愛しています。私だけではなく、真理を知っている人々がみな、そうです。このことは、私たちのうちに宿る真理によることです。そして、真理はいつまでも私たちともにあります。」

真理には定冠詞(the)がついているそうです。『この』という特定の真理を示しています。
『この』とは、神の子イエスを意味します。

イエス様ご自身が「わたしは道、真理、いのちです」と語っています。
真理の道を歩むとは、イエス様を信じて信仰の歩みをするということです。


高校生のころから求めていた真理はイエス様だったのです。その方は、わたしのことを決して見捨てず、決して裏切らず、真実の限りを尽くしてくださるお方です。

「どんな生活をしていても、どこにいようともかまいません。主イエスの道を歩んでいるなら……」と牧師先生が言われました。


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