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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

喜びに呑まれた悲しみ

2017-12-05 20:28:00 | 家族
2日の土曜日は、教会で父母の記念会を行っていただきました。身内の者9名+子ども3名と友人と教会スタッフの先生方だけの小さな会です。娘一家は前日から来て泊り、妹一家は当日から来て泊り、息子一家は仕事の合間を縫って来てくれました。

2年前に母が召されたので、「お母さんの3回忌がしたい」という妹から要望がありました。遺骨はふたりとも分骨して秋田のお墓と土浦めぐみ教会の納骨室に収めています。
秋田まで行くこともないので、教会で執り行っていただくことにしました。

父は11年目の記念会となりました。
妹に母との思い出、姪に祖父との思い出を語ってもらいました。わたしはパワーポイントで映像をうつしながら、主に父の生涯について、そして父と母がどのように信仰を持つに至ったかを以前書いた「心のフィルムに」というエッセイから話しました。

こんなに緊張したことはありませんでした。身内の前で話すのは照れくさいという思いもあって、ちゃんと語れたかどうか記憶にないほどです。
そして、肝心なことをいくつか抜かしてしまいました。

わたしの話の後で牧師先生が説教をしてくださったのですが、わたしが抜かしてしまった箇所のほとんどを語ってくださいました。前もって牧師先生に原稿を見せていた訳ではなかったのに……。驚きました。神様が欠けをすべて補ってくださったのです。

お墓には、『亡くなった方を思い起こす』という意味があるそうです。納骨堂のある会堂で故人の思い出を語り、思い起こすことができるとは、なんと幸いなことでしょう。寂しさが心にあったのですが、父と母は天を見上げながら天の御国に行ったという確信が与えられました。

ふたりとも、神様が用意してくださった『憩いの水のほとり』で安らいでいることでしょう。父母に再会できるという希望に、悲しみが喜びに呑み込まれてしまいました。

記念会で語られた聖書の言葉

「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。」
                              ヨハネ14:1~2


翌日の日曜には妹と姪が礼拝に出席できてうれしかったです。

父のことを詳しく書いたエッセイはわたしのHP「生かされて・・・土筆文香」のエッセイの部屋「心のフィルムに」に掲載しています。ここをクリックしてごらんください。


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