生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

前に進めないとき

2016-10-31 16:47:30 | CS(子供伝道)
先日は前に進めてよかったことを書きましたが、今日は前進できなかったことを書きます。

わたしは、教会学校で子どもの賛美の伴奏をしていますが、今年4月に引退しました。
主人がいちにちリビングにいて、ピアノはリビングにあるので練習がほとんどできなくなってしまったからです。

でも、奏楽者が減ってしまい、どうしてもと頼まれて9月からまた奏楽することになりました。
今まで弾いたことのある曲はなんとか弾けるのですが、新しい曲はうんと練習しないと弾けません。

どうしても弾けなかったら、その曲だけMさんが弾いてくれるというので引き受けたのでした。

リズムが難しい曲は、たくさん練習すれば弾けるようになるとは限りません。#や♭がたくさんついていても平気ですが、リズムが難しい曲は苦労します。もっとも、難しいと思うのはわたしだけらしいのですが……。

「キラキラ」という曲のリズムは、わたしにとって難解でした。教会でいちど聞いてもらうと、間違っていると言われました。でも、数えながらゆっくり弾くと弾けるのです。弾くのは次の週なので、それまで練習して日曜日の朝、聞いてもらい間違っていたら、そのときだけ代わってもらおうと思いました。

先週は主人が出かける機会が多かったので、一日1~2時間練習でき、ピアノを弾いてないときも頭の中で1,2,3. 1,2,3、1,2と数えながら歌っていました。

そして、必死に祈りました。「どうか正しいリズムで弾けますように。子どもたちが歌いやすいように弾けますように」と。
家に娘がいたときは、娘に教えてもらえたのですが、娘のいない今は、間違っているのか正しいのかさえわかりません。弾いているとだんだん自信がなくなってきます。

「神様。どうかこの曲を弾く力を与えてください。でも、もし弾けなかったら手放す勇気を与えてください」と祈りました。

できないと認めることはつらいことです。交代するのは自分自身に負けたようでみじめです。
でも、何が何でも頑張るというのは神様に喜ばれることでしょうか。

リズムが間違っていたら、ショックを受けないように。そのことを素直に認め、その曲はMさんにまかせて、ほかの3曲を心を込めて弾くことができるように願いました。

そして、昨日の朝、聞いてもらうと、やはりまだリズムが違っていました。それでその曲のときだけ交代してもらって、わたしはパワーポイント操作をしました。

「会えたんだ、イエス様に。愛されて、赦された」という歌に合わせて踊っている子どもたちの姿を見たとき、何ともいえないさわやかさに包まれ、平安と喜びが湧き上がってくるのを感じました。



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