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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

旅日記(その3)

2016-05-20 20:08:10 | 日記
上の写真は、マチュピチュ? それともラピュタの天空の城?

正解は佐渡金山浮遊選鉱場跡です。高いところから見下ろすスポットは、知る人が少ないそうで、貴重な写真が撮れました。
この巨大施設は、かつては金の選鉱・精錬をしていた施設です。

1938年に、国を挙げての金の大増産が始まると、この北沢地区に月間7万トンの鉱石処理が可能な「東洋一の浮遊選鉱場」が当時最先端の西洋技術を導入されて作られたそうです。



この写真は、反対方向から写したものです。
第二次世界大戦中に完成しましたが、佐渡の金の採掘量が減り、その数年後には主要生産物が金から銅に切り替わったため、1952年に閉鎖されました。
それかから長い年月の間に苔むし、ツタが絡み、緑に覆われ、古代遺跡のようになりました。
今は栄えている場所もいずれはこのようになるときがくるのだなと思いました。

聖書の言葉「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ」(イザヤ:40-8)を思い出しました。


山を真っ二つに切った割った採掘跡「道遊の割戸(どうゆうのわれと)」江戸時代に金を求めて人力で掘られた採掘跡です。1日に7センチしか掘れなかったそうです。これだけ掘るのに何日かかったのでしょう……。



江戸時代の金の採掘のようすが再現されている金山史跡を見学しました。
炭鉱夫のように日の光が差さないところで働かされた人たちの苦しみが伝わってくるようでした。
      
                          つづく



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