生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

背後にあるもの(その1)

2011-02-01 21:59:50 | CS(子供伝道)

教会学校小学科では、今月末に暗唱聖句大会を行います。子どもたちがひとつでも多くのみ言葉を覚えられるように指導しています。

わたしは衰える記憶力と戦いながら、一週間で33の聖句を覚えました。あと100ぐらいあるので、家事をしながら一生懸命覚えています。

小学科では5~6人の教師が順に「成長」というテキストからお話ししています。
30日は旧約聖書エステル記のメッセージをさせていただきました。

何か行事があると特別メッセージになるので、テキストから一週ずれていますが、30日がエステル記の前半でした。

わたしは、エステル記が大好きです。「神さま」「主」という言葉は使われていませんが、背後にある神様の働きが実感できます。

このメッセージをするために「もしかすると、この時のため」遠藤嘉信著(いのちのことば社)を再読しました。本を読んでいるうちに熱くなり、作っていたメッセージ原稿を書き直したほどです。
エステル記をご存じない方のために粗筋を紹介します。


イスラエルの国が滅ぼされ、ユダヤ人たちは捕囚としてバビロンに連れていかれました。その後、バビロンがペルシャに滅ぼされ一部のユダヤ人はエルサレムに戻りました。でも、異国の地に住み着いたユダヤ人も大勢いました。
その中にエステルという美しい娘がいました。エステルは幼い時に両親を亡くし、親戚のモルデカイに育てられました。

ペルシャの王、アハシュエロスは大宴会を催し、王妃ワシュティを呼び出しました。王妃の美しさを客人に見せびらかしたかったのでしょう。ところがワシュティは王のもとに来るのを拒みました。なぜ拒んだかは聖書に書かれていません。
しかし、そのことからエステルの出来事が始まっています。

ワシュティは退けられ、新しい王妃を迎えることになりました。そして大勢の娘さんの中からエステルが選ばれ、王妃になりました。モルデカイはエステルにユダヤ人であることを明かさないように命じます。

宮殿にはハマンという大臣がいました。王はハマンを信頼し、高い地位につけました。
宮殿中の者がハマンにひれ伏しました。モルデカイだけはひれ伏さなかったので、ハマンは彼を憎み、彼の民族と共に滅ぼそうと計画し、王に訴えます。

王は、ハマンに指輪を渡し、あなたの好きなようにせよと言いました。ハマンは全てのユダヤ人を殺害するという文章に王の指輪の印を押し、法令を発布しました。王の指輪の印が押された法令はだれも取り消すことができないものでした。

ユダヤ人の町は大混乱になりました。モルデカイも嘆いて着物を引き裂き、荒布をまとい、灰をかぶって門の前にすわりました。

                        つづく


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