生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

子ども家庭集会

2008-04-28 11:30:20 | CS(子供伝道)

昨日教会で洗礼式が行われ、8人の方が洗礼を受けました。8人中3人は、教会学校で受け持ったことのある子どもです。(今は子どもではなく、2人は高校生、ひとりは大学院生です)なんと嬉しいことでしょう。
彼らの小学生の時の顔が思い浮かびます。大学院生のYくんは、しばらく教会を離れていた時期があったのですが、イエス様のところに帰ってきました。背後には家族や教会の人たちの熱い祈りがありました。


午後は、子ども家庭集会の説明会をおこないました。この2年間、月に一度、土曜の午後教会で子ども集会「はこねくらぶ」を開いてきました。この集会はもともと信徒の家で子ども家庭集会として行われていました。

11年前、我が家で当時小5だった娘の友達や近所の子どもたちを集めて、子ども家庭集会を行っていました。多い時は10人も集まってきました。
伝道師の先生が来て聖書のお話や賛美、ゲームをしてくださり、今までいちども聖書の話を聞いたことのない子どもに福音を伝えることができました。娘が中学生になってからは、わたしは奉仕者になり、先生と一緒にあちこちの家庭をまわりました。

ところが2年前から、家庭を提供してくださる方がいなくなり、家庭で行う子ども集会がなくなってしまいました。
めぐみ教会は住宅地ではなく郊外にあり、バス停からも遠いので、子どもがひとりで来ることができません。教会で行うと、車での送迎が必要です。
教会で集会を行っても、数名の教会員の子どもが来るだけにとどまっていました。本来の子ども家庭集会を行おうということで、家庭提供者を募るために説明会を行ったのでした。

わたしは家庭提供経験者として以下のようなことを話しました。


集会を開く前に親向けに教会の先生が来て聖書のお話をするという趣旨を手紙に書いて配り、親に納得していただいてから子どもを誘ったため、問題が起きることはなかったこと。お母さんたちに感謝されたこと。クリスマス会のあとには、クリスマスの本当の意味がわかってよかったといわれたこと。

子ども家庭集会に来ているTちゃんが、トランプをしているとき突然吐いてしまったことがありました。風邪かもしれないと思って、Tちゃんのお母さんに話すと「風邪ではない。ストレスだ」と言いました。「ストレス?」と聞き返すと、Tちゃんのお父さんがアルコール依存症で、ときどきお母さんに暴力をふるうそうで、その前の日にTちゃんの目の前で首をしめられたからだといって、襟をめくって見せてくれました。わたしは、彼女の首にあざができているのをみて、ひどくショックを受けました。

教会内ではあまり聞くことがありませんが、家庭崩壊の現実を目の当たりにしました。Tちゃんはどれほど心傷ついていたのでしょう。
Tちゃんのような子どもが近所にいるかもしれません。また、身近なところにいる子どもが、いじめや家庭内の問題で苦しみ、死を考えているかもしれません。

ひとりひとりが、神様に造られた存在であること。神様に愛されている存在であること。神様は、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。(イザヤ43:4)」と言ってくださっていることを伝えることが、自殺や自傷行為に走ることを抑えるワクチンになるのです。


語り終えたとき、その場で「我が家で家庭集会を開かせていただきたい」と言ってくださった方がおられて大変うれしく思いました。わたしの思いが伝わったのでしょうか? 神様が働いてくださったのですね。心から感謝します!


これから旅行にでかけます。数日間コメント停止しますので、またよろしくお願いします。

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