生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

久しぶりの実家

2008-03-30 17:25:09 | 日記

昨日実家から帰ってきました。先月は母と都合が合わなかったため実家に行かなかったので、久しぶりでした。
実家では、部屋のいたる所に父との思い出が詰まっていて、いまだにせつなくなります。たとえば、階段をのぼっていて、父は具合がかなり悪くなるまで2階で寝ていたことを思い出しました。癌が肺に転移していたので、階段はきつかったのではないかなと思います。わたしも喘息の発作が起きているときは、階段が恐怖でした。

2階で寝ていたとき、父は死が近いことを悟って「お母さんを頼む」とわたしに言ったのでした。
階下のリビングには、父のお気に入りの椅子があります。その椅子にすわって、『ヒックンを見たら、父はどれほど喜んだだろうか……』と思っていました。

実家に帰る前、目一杯忙しかったので疲れが出て、一日目は横になってばかりいました。また、目の血管が切れたように真っ赤になり、母に心配をかけてしまいました。(目はほとんどよくなりました)
母はわたしより元気で、体操教室に出かけたり、朝早く起きて草取りなどしていました。
わたしは28日は娘のところへ行き、お花見がてら近くの動物公園に行きました。写真はレッサーパンダです。


昨日は、お茶の水で行われた日本クリスチャン・ペンクラブ(JCP)の例会に出席しました。JCPでは遺言の書き方の学びをしました。

イエスさまは「すべての造られた者に福音を宣べ伝えるように」「わたしの愛の中にとどまっていなさい」「聖餐式を守り行うように」という遺言をのこされました。

わたしは5年くらい前から家族ひとりひとり宛てに遺言を書いています。毎年正月に書き直していましたが、去年から書き直していませんでした。また、書こうと思います。いつ訪れるかわからない死への備えは必要ですね。


「練習のつもりで書いてみてください。祈りつつ書けたらそれで良い」
と言われた理事長の言葉に励まされました。

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