ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

体の中の気の動きを感得することになって

2013-03-06 07:51:45 | 座禅

 肩の力を抜いてリラックスし、頭のてっぺんが天から引っ張られているように上体を維持しながら、吐く息を出来るだけ長く吐きます。 出来るだけ長く吐こうとすると、自然と大きく息を吸います。 大きく息を吸ってから,出来るだけゆっくりと長く吐きます。

 口は閉じ鼻だけで呼吸をします。 吐く息は体の中の下腹にある臍下丹田に向けて吐きます。 吐く息が体の中へ入っていくのを追うようにして吐きます。

そのことだけに意識を集中します。 

 吐く息は限界ギリギリまで吐きます。 全部吐き切ろうとすると、苦しくなって後が続かなくなりますので、そのちょっと手前で軽く息を止め、また大きく息を吸います。

 限界ギリギリまで息を吐きながらも、吸う、吐くのリズムは、あくまでも自然の流れのように行います。 この自然である感覚が大切です。

 この呼吸法は、我流の逆腹式呼吸ですが、体の生理的な動きからは、自然の動き、流れであると思っています。 肺で呼吸する動きと臍下丹田で気の呼吸する動きとは、合致しているのです。

 従って、この呼吸法を通して、1時間の座禅を行えば、いずれの時間の経過と共に、自分の体の中の気の動きを、感得することになると思っています。 気感は、生来、持って生まれてきたからです。 人によって早い遅いのズレはあるにしてもです。