ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

作為を持たず肩の力を抜いて自然体で処する

2013-03-14 07:29:03 | 座禅

 坐禅の時に、いつも肩の力を抜いてリラックスし、頭のてっぺんが天から引っ張られているように、上体を維持していると、どんな時でも、その姿勢の方が楽ですので、いつもそのような状態になっていることに気がつきます。

 立っている時でも、椅子に座っている時でも、ややもすると走っている時も、少なくとも上体は、いつも力が抜けています。

 私は、座禅を初めて行うまでは、話しているだけでも、意外と肩に力が入っていることがあるのです。 座禅を行うようになってからは、肩に力が入っていないかどうか、チェックをするようになりましたので、今では殆ど、肩に力が入っていることはありません。 勿論、寝ている時もです。

 寝ている時の姿勢は、枕を低くして上を向いて寝るのが、一番休まります。 網膜剥離で入院した時に、目ガ見えない状態で看護婦の方から、「上を向いて寝るのが内蔵も含めて一番体が休まるのよ」と云われて以来、私が寝るときには、いつも上を向いて寝ています。

 私の親しくしている友人は、いつも横を向いて寝ていますので、肩が痛いとか、首筋が痛いとか、よく、こぼします。 砂枕を頭の両側において、強制的に顔が横に向かないように入院した時に行なってから、私は上を向いて寝る癖がつきましたので、友人にもそのことを話すのですが、一向に前に進むことをしません。

 寝る姿勢もとても大切で、寝ながら体が休まらず、かえって体を痛めたりしてしまう結果になります。 いつも肩の力を抜いた姿勢の癖をつけたいものです。