ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

私の坐禅のスタートは気功の静功でしたが

2013-03-05 08:39:13 | 座禅

 私が初めて座禅を行うようになったのは、気功のほうの静かな功である静功でした。 静功といっても、静かに座ることには変わりはありません。 禅宗でいう観想法といっても良いかもしれません。 

 私が参加したのは、意念法という静功で、あることを強く意念しながら、座禅を行うというものでしたが、私は何故か、その中国から来られた先生の言うことを、最初から無視するように、無我夢中でひたすら吐く息を,真っ暗闇の中で1時間、深呼吸の要領で、大きく息を吸ってから出来るだけ長く吐いていたのです。

 その時の意念法の解説では、胸の中心を熱く燃えるような感覚で、意念しなさいということでした。 呼吸のことは一切、話はなかったのです。 いま思い出しても,何故、ひたすら吐く息を出来るだけ長く吐いていたのかも、思い出すことは出来ません。

 生まれて初めて行った座禅(静功)で、頭のてっぺんにある百会が活性化し(後にそのようなことであったと感得したのですが)、電子の輪の帽子を被っているような感覚になったのです。

 これも後から感じたことですが、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息を体の中へ吐くことによって、体の中に循環する経絡(気の通る道)を活性化させるということです。