Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

監督の差(19節松本戦)

2018-06-17 02:23:33 | マッチレポート18’


ただでさえ最高な試合だったのに試合後に他でもない反町監督がさらに素晴らしい味付けを施してくれちゃったもんだから、あえて刺激的なタイトルにしてみましたよ。今日の試合のポイントは反町監督vs清水主審ではなく、反町監督vs片野坂監督の視点で見るべきと思うわけですよ。


反町監督の気持ちも分からんでもないけど、どうせ一晩明けたら後悔するんだから、大人ならグッと我慢しないと。清水主審が多くカードを出す主審だから選手たちに気をつけろと指示を出すのはいいことだね。でもカードを多く出す主審だからオレたちに出されたカードはおかしいって論法は明らかに破綻してる。カードを多く出す主審が裁いた試合がカードを多く出すべき試合だったのではという検証はどこにいってしまったんでしょうか。奈良のPKの話とか、日大のタックルの話とか、もう「反町さん、どうしちゃったのよ?」としか言えない。岩間も浦田も議論の余地のないファールであり、一発レッドが妥当かどうかなんて知ったこっちゃない(これはオレたちが対松本限定で言うことが出来る特権)。それを選手が良い悪いの観点で話をしてる時点で、「ハイハイ」で終わらしていい話。



今日の試合を分けた大きなポイントに散水があった。最近の松本は以前の「戦術飯田」のようなサッカーからの脱却を図ってるらしいけど、それでもパスを多用するサッカーには我々に一日の長がある。今日はボールが本当によく走ってストレスなくボールを保持出来た。気持ち良くパスが回せるから試合の入りからイケイケになり、それが前田大然にマルが食いつき過ぎて振り切られてしまうという現象として表れちゃったとも思ってるんだけど。ピッチ状態でいったら今季やったスタジアムの中でも最高だったんじゃないだろうか。反町監督ともあろう方がなぜにそんなに我々に有利に働くことをわざわざやってくれたのか。例えば勝敗に直結するプレーじゃなかったかもしれないけど、4点目の川西からごっちゃんへのパスは水を撒いてなければ届かなかったと思ってる。本当にありがとう。



コイントスで勝ってエンドをチェンジするような古典的な揺さぶりすらも徹底してた片野坂さん。しかし何よりも今日の試合で最大の揺さぶりは藤本の先発起用でしょう。リーグ戦の出場は序盤の4試合とGWの大宮戦に少し途中出場しただけ。天皇杯ですら途中出場でサポである我々ですら驚かされたわけで、まず間違いなく反町監督は藤本に対しての分析はしてなかったはず。スタジアムに着いてからバタバタと藤本の映像を探したりと大慌てしたことが予想される。当然ながらその短時間の中で選手に特徴を落とし込むことはほぼほぼ不可能なわけで、それがあの裏抜けに繋がったと言える。反町監督に言いたいのは、主審の傾向を分析して文句を言う準備をしてるくらいなら相手チームの全てのFWの分析を行っておいたらどうかということ。主審に噛み付いたのは、片野坂さんの揺さぶりについていけなかったことが悔しいのを隠すためではとすら思っちゃうくらいの動揺ぶりですよ、試合後は。





しかしそんな反町監督の動揺ぶりよりも、藤本がただの奇襲の駒で終わらなかったことが素晴らしかった。シーズン序盤はレギュラーだった藤本。しかしボールを受けにいっても収まりが悪く、チーム全体がスピード感を損なう要因の一つとなっていてメンバー外になってしまったのも納得な出来だった。しかし今日の藤本はそれから3ヶ月悩んで苦しんで自分を追い込んできたであろうことがよく分かる進化ぶりだった。とにかく裏狙いを徹底し、ボールが出てこなくても何度も何度もやり直して、そして相手DFの精神をすり減らした。先制点を奪われた後もサイドによくボールが入り我々が優位に試合を進めてた状況を嫌がった反町監督が2シャドーの前田前田を守備時に一段下げて怜、星にぶつけてきた。当然松本の後ろの枚数が増え、誰かが仕掛けて崩しにいかなきゃチャンスは来ないぞと思ってた矢先に裏へ仕掛けたのが他でもない藤本だった。それが嬉しかった。愛媛戦の試合後に、試合終盤のパワーダウンが気になるとコメントしてた片野坂さん。その解決策が伊佐のベンチスタートだったと思うんだけど、藤本の進化によって質を落とさず1試合を通して裏を狙い続けることが出来た。もう前3枚のポジション争いが激戦of激戦。もうこれしか言えない「みんな頑張れ!!」





ごっちゃん心配。ごっちゃんがケガしてしまうくらいなら4点目なんて要らなかった。今日でフクの欠場が2試合目。違和感があることが分かっていながら引っ張った熊本戦の判断が間違っていたのではないかと疑っている。そんなことであってほしくないけど。


正直に言って今日の試合前はちょっとどころじゃなく心配だった。上で書いた愛媛戦後の片野坂さんのコメントや、川西が「ちょっとビルドアップがうまくいっていない」とこぼしていたことからチームの調子は下降気味かなと心配だった。そして早々の失点。嫌な予感は的中しちゃったかなと思ってたけど、思い返すとよく持ち直した。白星黒星が交互になりオセロ状態に突入しちゃったわけだけど、これをどっちに振らすかが本当に重要。今日良かったのがアルウィンのピッチ状態の良さによるものだけでないことをホームでも勝って証明してほしい。



どこかの新興宗教的なやつでしょうか。


さすがのキレと躍動感。さんぺー、ゴールおめでとう!素晴らしい走り込みでした!


試合後に永井が来てくれた。永井が輝く試合展開ではなかった。


栃木、新潟、松本と今日で3試合目の参戦でした。いま猛烈に言いたくて、ここに書きたくて仕方ないことがあるんだけど、言ってしまうと効力がなくなってしまうような気がして、全力で我慢してる。そんな自分の次回参戦は前半戦ラストの徳島戦の予定。

「◎△$♪×¥●&%#?!!!!」


猛烈に言いたい!!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする