Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

ポジティブな勝ち点1(27節福岡戦)

2015-08-02 23:54:45 | マッチレポート15’
試合が終わってから丸1日以上経ってから録画で観たので、ライブで観た場合とは感じ方が違うんだろうなとは思う。それでも個人的にはグッドゲームの部類に入る試合だったんじゃないかなと思った。後半も押し込まれはしたけど、しっかりとカウンターの刃は福岡の喉元に突き付けながらの守勢だったし、十分に期待感のある試合展開だった。総力戦の勢いを継続しながらホームに戻って、次は勝ちたい。


後半の入りから前線のプレッシングの強度を明らかに高めたように見えた。相手陣内の深めに位置するボールホルダーにもさんぺーや西がスプリントで追いかけ回し、何度かは精度低く蹴らせることにも成功したけど、ちょっと無理し過ぎじゃないかなという感じも受けた。さんぺーが足をつったことや西が足を痛めたこととも無関係ではないように思えるし、どういう意図があったのかな。リードした状態で、普通にいけば福岡が巻き返してくることが予想されるから、主導権を明け渡さないように、入りの強度を上げたということなのかな。そうであれば、意図は分からなくもないけど、気温、湿度ともに高くて、ピッチコンディションも良くなさそうだったことを考えると、少し飛ばしすぎたのかなとも思う。


中継の中で話が出てて、少し気になって調べてみたんだけど、柳田さんが監督(代行時代を含む)になってから前節の群馬戦でちょうど10試合。最初は引き分けが多くてなかなか勝ち点が積み上がらなかったけど、徐々に軌道に乗り始めて10試合で積んだ勝ち点は14。この数字を今季の田坂さんの成績と比べようとは思わないけど、この10試合で勝ち点14というのは、今季田坂さんが続投になった最大の要因とも言える昨季終盤10試合の勝ち点と全く同じ。2年連続で目標を達成出来なかった田坂さんが今季も続投出来たのは、一にも二にも昨季終盤に完成度の高いサッカーを展開したということが大きい。自分もそうだったけど、そうでなければ一般的にはあり得ない続投だったと思う。で、柳田さんは色々はありながらも、まずは結果を出さなければならない状況でその時の田坂さんと同じ成績を出せているわけで、もっと評価されてしかるべきだと思う。もちろん監督業以外の色々もあるし、正直自分も新しい監督が来ないと分かった時はガッカリしたけど、その後J2で監督を解任した水戸も京都も札幌も内部から後任を出していることを考えると、今の大分のクラブの力では高望みすぎたのかなとも思う。だからこそ純粋に結果だけを評価して、もっと監督を盛りたてていくような雰囲気が出ればいいなと思ってる。もちろんこの後どうなるか分からないし、これはあくまでもスクランブル状態だから出来る話であって、例え今季J2に残留出来たとしても、来季も柳田さん続投っていうのは、それはオレもいや。


完全に福岡戦の感想から逸れたけど、今のトリニータはとにかく見てて熱くなれる。チーム状態もいい(ように見える)。このままジリジリとでいいから順位を上げていって、何とか残留したい。それでもう一回、一からクラブを立て直す時間と余裕を作りたい。とにかく残留しないと何も始まらない。
コメント
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