Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

落胆(19節千葉戦)

2015-06-21 23:26:23 | マッチレポート15’
2003年の大分初昇格から2013年の1年だけを除いてずっと対戦し続けてきた千葉。印象の話ではあるけど、そんな長い歴史の中でも今日の千葉が最も弱かったと感じた。今までに勝った試合もあったけど、そんな試合でも「いつかやられる」とか常にヒヤヒヤしながら観てきた。でも今日の千葉は史上最も恐さのない千葉だった。その相手に1ゴールも奪えずに負けるのが今の大分のチーム状態。他所様の結果も踏まえていよいよまずい。


09年も13年もそうだったけど、ゴールってこんなにも難しいもんだったっけという感覚になる。諸々がピタッと繋がって初めて生まれるのがゴールであって、そんなに簡単に奪えるもんじゃないという感覚。なのに、ゴールされることだけはとても簡単なように見えてしまう。試合の展開や流れを考えると、今日の失点も唐突感がある。あと一歩まで迫りながら、なかなか奪えないゴールには納得しつつも、ゴールを奪われる時だけは何の脈絡もない。つまり弱い。


戦術面で一つだけ思うのは、コロコロとメンバーはいじらない方がいいと思うということ。ただでさえ弱いわけなんだから、対戦相手によってやり方を変えるなんて高等戦術を採用するのは無理だよ。ある程度レギュラーを固めて、数人の局地的な変更にした方がいいと思う。ま、勝てば何でもいいけど。個人的にはダニエルは使い続けてほしいと思ってるんだけど、どこに行ってしまったんでしょうか。


考えたくはないけど、かなり現実的かつ具体的にクラブ崩壊のシナリオが描けてしまうような状況になってきた。新監督が決まらないことで感じるのは、「早く決めろよ」という憤りでも、「代行じゃいつまでも勝てないぞ」という焦燥でもなく、誰にも見向きもされないところまでクラブの価値や魅力が落ちてしまっていることに対する落胆だ。もちろんシーズン前なら違うのかもしれないけど、条件面も含めて大分の監督をやりたいという人が存在しないという事実が単純にショックだ。


どうすればいいんでしょうかねぇ。勝ち点が積み上がることも、新監督が決まることも、もう願っとくだけでしょうか。こういう時こそ冷静になろうと努めるわけだけど、今は冷静になろうとすればするほど、クラブへの情熱も冷めていくような感覚もあって、あまり良くない。今日も那須までクラ選の関東予選を観に行ってて、リアルタイムで試合を観ていない。まずは以前のように週末の予定をトリニータ最優先で組むような状態に戻ることを願って、何とか早く勝ちたい。
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関塚さん、10年越しの悲願達成なるか

2015-06-21 00:06:01 | トリニータ
「コパ疲れ」。

最近の身体の状態を一言で表すとすれば、こんな感じ。もちろんほとんど録画で観てるわけだけど、今週は平日5日間で7試合も観てしまうという無茶をやらかし、金曜日にはうっかり寝坊しかけるというチョンボまで。ついでに間にW杯予選だの、女子W杯だの、ユーロ予選だのが入ってくるもんだから、休む暇がない。

そして週末にはもちろん一番大事なトリニータの試合がある。今週対戦する千葉にはそのユーロ予選でケーヒルとかスモーリング、ハートがいるイングランドからゴール決めちゃうペチュニクがいる。反則じゃね?そんな選手を日本の2部リーグ最下位のクラブが止めるのそもそも無理でしょ。もうやれることといったら、時差ボケによるコンディション不良を怨念レベルで願っとくくらいしかないよ。

千葉はここのところ5戦勝利なしで序盤の勢いが完全に止まり、大宮、磐田からジリジリと引き離され、今季もPO行きの香りがプンプンとし始めてきたので、相当な気合いとともに大分入りしてくると思われる。札幌戦でも気合いが入り過ぎて冷静さを失う(特にパウリーニョ)という調子の悪いチームがやりがちな悪循環を露呈してたし、突っ込んで入った福岡戦も11分で2ゴールと最高の入りだったにも関わらず最後はガス欠気味で追いつかれると、チームの状態は決して良くない。

そんな中でも注意したいのは2列目の町田也真人。序盤は下部組織出身の井出の方が躍動してた印象があったけど、福岡戦では判断の速いパス出しで何度も好機を演出してた。バイタル辺りでボールを受けてからの判断がとても速いので、寄せが少しでも遅れると森本に決定的なパスを出される。千葉の2列目はその町田の他に、井出も好調を持続、前節復帰後初ゴールの帰ってきた水野、ワールドクラス・ペチュニク、そしていやらしい谷澤もケガから復帰してきて、組み合わせが読めないけど、誰が出てきても質が高いので厄介。誰一人としてサボらず、みんなが頑張んないと、勝ち点は見えてこない。

今季チームが不調に陥った要因の一つとして菅原コーチの存在があったんじゃないかと少し思ってる。長く田坂さんの参謀としてチームを助け、分析パートに長けていたと聞く。開幕戦の田坂さんのご乱心も信頼の置ける参謀がいればなかったんじゃないかと、今になると余計に思えてくる。その菅原コーチがよく知る選手がまだ多く残る今年のチームはほぼ丸裸にされていると考えといた方がいい。と、思ったらトリモバのプレビューによれば、兵働も千葉の選手を丸裸にしてくれてると言うではないか。この菅原コーチと兵働による人材のスワッピングが巻き起こす「丸裸合戦」に勝利した方が勝ち点3をもぎ取るんじゃないかと思えてきた。スワッピングとか、丸裸とか、下ネタっぽくなったけど、いたって大真面目です。

難航する新監督選び。柳田さんは自分自身も短期だけだと思ってただろうから、練習では守備に関することはあまりやっていないという情報だったけど、さすがに見通しが立たなくなった今、選手たちの気合いと根性だけで勝ち点取れるほど簡単な状況ではない。1試合あたりの勝ち点が1以下のチームは守備面をテコ入れする方がすぐに効果が出るような気がする。さすがにもう守備にも着手しているとは思うけど、まずは守備を安定させたい。特にこの状況で対戦する千葉に早い時間帯で先制を許すようだと苦手意識もあって、追いついたり、ひっくり返すのは相当難しくなると思う。アウェイだろうと最下位相手で勝ち点3は至上命題で臨んでくるだろうから、とにかくベタッと引いてでも序盤は我慢。

さてチームがこんな状況で、相手チームの監督を茶化してる場合じゃないのは百も承知だけど、この監督だけはイジらないわけにはいかない。

もう一度整理しよう。

2006年 家本にブチ切れて退席処分。

2007年 ジュニーニョ退場にブチ切れて退席処分。

2008年 試合直前に体調不良で欠席。

2013年 磐田の監督就任が決まっていたにも関わらず記者席から観戦。

2014年 千葉の監督就任が決まっていたにも関わらずどこにいたの?

つまり明日関塚監督が大銀ドームで90分間指揮出来たとしたら、10年ぶりになるわけだ。10年前の川崎ってまだ十代だったフッキがいた頃だぜ。「Jリーグ無理」とか言わない、まだうら若きフッキがいた頃だぜ。試合終了まで24時間を切った今、ここから何かが起こるとはさすがに思えないけど、果たして「関塚監督を大銀ドームのベンチに90分座らせない何かは働くのか?」








うん、どうでもいいわ。勝てればそんなことどうでもいいわ。
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