Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

下を向く必要は全くないぞ!(ナビスコカップ2節C大阪戦)

2013-03-23 16:54:54 | マッチレポート13’
現状の最大の課題は後半の試合内容向上だと思ってた。それはもちろんペース配分の問題じゃなくて、前半の質は保ちながら。今季初めて先制されたことも少しは影響したかもしれないけど、後半も主導権を握りながら試合を進められてたし、トータル90分でみて、今季ベストゲームだったんじゃないだろうか。さすがにリーグ戦3連勝で2位のセレッソは勝ててるクラブっぽい点の取り方をしてきたけど、柿谷を除いては決して恐いとは感じなかったし、これで3連勝ならと逆に安心出来たくらいだ。結果はついてこなかったけど、下を向くような試合内容じゃなかったし、むしろ自信を持ってほしい。やってることに不安を感じることも全くない。

辻尾の投入が大きく試合を動かした。辻尾は投入されるとすぐに縦に仕掛けて、さらに少々低い位置からでもクロスを入れ続けた。質の部分は置いておいても、あの積極性がセレッソの最終ラインを押し込んでくれたと思うし、実際に同点ゴールも辻尾のところから生まれた。ただし失点も辻尾のところから。ちょっと飛び込みが軽かったし、もう少し大事にいきたかった。2試合続けてベンチにも入れてないところからすると松本怜はケガなのかな。キジを2試合続けてサイドで使ったり、早い時間帯から辻尾を投入したことも松本怜の状態が影響してそうな気がする。

そしてマンシャはアンカーでいきなりの先発。簡単に言うと「ボールを失わずシンプルにさばいてリズムを作っていくタイプ」。こんな感じでしょうか。まだ手探りだっただろうし、思い切ったプレーはなかったけど、それでもかなり良かったんじゃないだろうか。ミスは少ないし、あのサイズだったらセットプレーでもターゲットになれると思う。柏戦で田坂さんがキャプテンとマンシャとどっちを選択してくるかは分からないけど、間違いなく戦力の増強には成功した。

戦力の増強といえば、モリシがフル出場。まだまだこれから上がってくるんだろうけど、いいシーンも作ったし、まずは一安心。エースに元気がなきゃ、やっぱり勝てない。完全復活を待つ。それと今季やたらと田坂さんが使う西の2列目起用。今までは前線でかなり走ってから2列目に下がってたから運動量の面で機能しなくても仕方ないかなと思ってたけど、今日は余力十分で下がったけども、やっぱり機能したとは言い難い。終盤に相手DFのプレゼントパスを丸谷にちゃんと繋げなかったのを見て、あそこで西が輝くのは難しいなと改めて思った。

ナビスコは結果的に2試合で勝ち点1と予選を突破するのには大きく出遅れてしまった。それでもこの2試合で色んな選手が試せたり、戦術の熟成が図れたりと収穫は少なくなかったと思う。ブレずに行こう。進んでる方向は間違ってない。
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