Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

我が軍の圧勝(11節湘南戦)

2019-05-13 00:11:32 | マッチレポート19'
非の打ち所のない圧勝だったわけで、ついでに3位キープなわけだけど、目標は残留。どうも大分です。



冗談はさておき外務大臣殿は早くこのスタジアム何とかしてちょーだいよ。見てよ、この遠さと低さ。目の前のゴールですら遠いんだから、向こうのゴール前で起きてることなんてももはや隣のピッチの試合を観てる感覚だよ。今週の水曜日に秩父宮ラグビー場にルヴァンカップ観に行ったんだけど、その時お隣の神宮球場から聞こえてきたヤクルトの応援の大きさと今日の湘南サポーターの応援の大きさ同じくらいだったよ。それくらい遠いよ。それでもって吹田のチケット代より高いとかもうギャグとしか思えないよ。

向こうの方で何か起こる。でもよく分からないから「ポカーン」。
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振り返ってヴィジョンでリプレイを観る。高木のビッグセーブだと分かり「おぉぉ!!」
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何これ、パブリックビューイング?


そんな臨場感のないスタジアムで観ていたので、正直細かい戦術とかその辺りは分からなかったけど、湘南がいつも通りだったなという印象くらいは残った。つまり大分対策を練ってこなかったチームからはきっちりと勝ち点3が取れるという今季のうちのパターンそのまんまだったという試合。でもそれでやり方を変えるチョウさんではないと思うので、9月にやる時もどうぞそのままで。大分対策を立ててきたチームは藤本のことはきっちりと抑え込むけど、かなりの確率で勝ち点2を犠牲にする。段々と今季のJ1のアウトラインが見えてきたような気がする。それでも残留が目標であることに変わりはないけど。





あれだけ裏にスペースをくれたら今の藤本なら必ず仕留める。しばらくゴールがなかったけど、上にも書いたとおりそれはもうチーム戦術みたいなもんだからこういう展開になった時にきっちり決めてくれればそれでいいと思ってる。本当に頼もしいエースストライカー。

その藤本を上回る存在感を見せたのが阿道。前半から高さ、球際で圧倒してあの強烈ヘッダーが決まっていれば阿道にとってパーフェクトなゲームだったと思う。とにかく足が止まらない様子にコンディションの良さを感じるし、ゴール数も増えてきてストライカーとして好循環に入ってきているから今後がますます楽しみ。後ろから飛び込んできてDFの上から強く叩くああいうヘッダー本当に好きだからもっともっと見たいぞ。





待機列でスタメンを見た時には正直に言ってネガティブな印象しか持てなかった。前田不帯同がまず驚きだったし、マルちゃん、コテ、ティティパンを抑えて長谷川のスタメンについては「片野坂さん、調子に乗り過ぎだろー」とまで思ってた。奎汰で成功したルーキーの起用に味をしめてちょっと調子乗り過ぎだろと。個人的にはルヴァンカップでの長谷川にもそこまでいい評価をしていなくて、確かにキックの精度は高いもののそれ以上が見えてこないなという印象でまだリーグ戦のスタメンは早いと思っていた。でも今日の90分はよくやれてた。リーグ屈指と言ってもいい早い寄せの湘南相手でも慌てることなくしっかりとさばけてたし、何本か鋭い縦方向のパスもあった。これを自信にして激戦のボランチ定位置争いに加わってきてほしい。しかしどんどん戦力の底上げがされていって恐いくらいだよ。







結果的には成功した長谷川の起用。それといつもより裏への長いパスを多用した戦術について最後の最後まで片野坂さんは迷っていたと思う。試合前のピッチ内アップの時に珍しく姿を見せて、引き上げる時も難しい表情で最後までピッチに視線を送っていた。その迷いはキックオフの笛が鳴ってからも続いていたと思われ、前半20分になる前にサブメンバー全員にアップの指示を出していたし、迷った上での決断だったんだろうね。





今日はあまり上がっていく場面はなかったけど(もはやゴールキーパーに対して書く文章ではない)、ハイボールやセーブでチームを救ってくれた。正直に告白すると、ワタクシ高木さんが大好きです、試合中も試合後も。







司のポスト直撃FKを見られた上で完封勝利を手にするという大分サポーター的にはもしかすると最高の結果だったかもしれないね、今日の試合は。負けたし、試合後に挨拶に来るのは無理かなと思いつつも司なら何となく来てくれるんじゃという気がしてしばらく待ってたら、試合後のクールダウンの流れで来てくれた。試合前日に正直な気持ちを表明してくれるのが嬉しいし、だからこそ負けたくなかった。司、頑張れ!





スタジアムは嫌いだけど、湘南ベルマーレというクラブ自体には非常に好感を抱いていて、特に補強方針にはチーム哲学がしっかりと反映されていて新加入選手が発表される度に「湘南らしいな」という感想を持つ。中でも台北組の松田天馬と坂圭祐には特に思い入れが強い。坂圭祐は関東大学リーグの中でも一番好きなCBだったし、高校時代も含めるともう何試合彼の試合を観たか分からないくらいだ。だからしっかりとレギュラーで頑張ってる姿を見ると嬉しくなる。失点シーンは裏を取られて、フィジカルでなぎ倒されて、完膚なきまでに藤本にやられたゴールだったから悔しかったと思うが、相手はJ1得点王だ。学ぶところはあったはず。



高山さんがいかに湘南で愛されていたのかが今日よく分かった。



何かいいなこの2人。島川さん、決勝アシストはタイミング、スピード、コースと全てがスーペルでした。



スタンドにいたユースOBたちと話をする吉坂コーチ。









平塚駅構内の時計。一応サッカーの街アピール。







スタジアムは嫌いだけど(しつこくて申し訳ないけど、嫌いなんだから仕方ない)、スタグルは素晴らしい湘南。サンクトガーレンのゴールデンエールはお店で飲んでも鉄板でうまいからね、これをホームゲームの度にスタジアムで飲める湘南サポーターはうらやましい。しらすと生のりのピザも美味しかった。


リーグ戦も3分の1を消化したわけだけど、まさかまさかの勝ち点23。いやマジで未だに信じられん。
コメント
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