Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

「手応え」を「確信」へ

2013-07-08 23:38:22 | トリニータ
勝てると思うぞ。


仙台戦プレビューです。土曜日の仙台-湘南を録画で観た。仙台と言えば、今までは堅守をベースに鋭いカウンターで勝負するタイプのチームという認識だったけど、思ったよりもボールを保持するサッカーをしてた。相手が湘南でやや引き気味のディフェンスをしていたということも関係していたとは思うけど、それでもだいぶ印象が違った。ただこの試合を観ての正直な感想は「退屈」の一言。湘南サイドからすれば、耐えて試合終盤に逆襲に転じたから面白かったと思うが、仙台目線で試合を観てた人は退屈だったと思う。それは試合終了の笛と同時のブーイングが象徴してると思う。何が退屈かというと、仙台のサッカーは動きがない。特に象徴的なのは、SBのオーバーラップが皆無だということ。かつて仙台の菅井といえば、SBとしては異常なまでの得点力を誇る選手だったと思うけど、今では完全に鳴りを潜めてる。ウィルソン、赤嶺、リャン、角田と我々からすれば個の能力は圧倒的に高いと思うけど、攻撃のパターンが少なく、攻撃が極めて単調。

冒頭で勝てると言い切ってしまったけど、その根拠の最たるものは仙台が走れてないこと。この試合でも全体的なペースは仙台だったけど、後半は完全にペースダウンして、最後にシュートを打ったのが後半7分。つまりラストの38分間で1本もシュートを打っていない。80分を回ってから湘南に2度決定機も作られており、フィジカル面で難があるのは間違いないと思う。横浜戦の前にナビスコ決勝トーナメント進出組は2週間前から実戦が出来て、試合勘の面で有利だと思ってたし、実際そういう声も多かったと思う。だけど、横浜戦を観てて、果たしてそうだろうかと思い直した。我々や湘南のように徹底してフィジカルトレーニングをしたクラブに比べて、2週間も前に戦術練習に切り替えなくてはならなかったクラブの方が、この悪コンディションで試合が続く夏場では不利なんじゃないかと思う。マルキは試合前から体調不良だったという記事もあったし、横浜も仙台も試合終盤に走り負けてた。この憶測が正しければ、次節は仙台に絶対に勝てる。

ちなみに個人では、武藤という選手が良さそうだ。荒削りな部分を残しつつも、スピード豊かによく仕掛けてた。この試合ではCBの鎌田が出場停止で、ボランチの角田がそこに下がり、さらにリャンがボランチに下がったことで空いた2列目に入ってたけど、次出てくるかは不明。仙台の中盤は佐々木や松下もいて、選手層は厚い。


さて、一方の大分。横浜戦のように粘り強く試合を進めて、終盤でもう一度相手を上回る運動量を出したい。横浜戦ではうまくサイドも使えてたし、意図あるカウンターも繰り出せた。4-2-3-1と4-4-2の違いはあれど、横浜と仙台は似たようなサッカーをしてるし、十分にやれると思う。それと気になるのは選手起用。この連戦時における選手起用については田坂さんとはずっと食い違ってきてるから、もう言うの止めようかなとも思ったんだけど、一応ちょっとだけ。まあ、やっぱり土曜日は夜でも暑かったし、終盤まで走り切る消耗度の高い試合をやっただけに2~3人くらいはローテーションした方がいいといつも思うけど、いつもの田坂さんならやらないだろうね。まあ、そこはもう田坂さんとの付き合いも3年目に突入して分かり始めてきたので、アレコレ言いません。究極のとこは、走れる選手なら誰でもいいですから。

中断明けに3-5-2から3-4-3にマイナーチェンジをしたけど、どっちがいいかの判断はまだちょっとつかない。2列目の選手に課されるタスクのレベルが高くて、それをこなせる選手が同時に2人揃わなかったというところがあるけど、やろうとしてることは3-4-3よりも合理的だと思ってる。選手が手応えを掴んでいて、結果が出るならどっちでもいいんだけど。それと横浜戦のメンバーを見て思ったこと。この1ヶ月半をがんばった選手がスタメンなり、スタベンを勝ち取ったわけだけど、正直に言って、なぜベンチにすらいないと思った選手が何人もいる。競争激化はチームにとって歓迎すべき状況だけど、それでも「このまま負けっぱなしでいるなよ!」っていいたい選手が何人もいる。


今節は鳥栖-甲府があるためライバルクラブに必ず勝ち点が積まれる。いい手応えを掴んだここで出遅れるわけにはいかない。きっちりと勝ち点3を取って、ナメたこと言ってるテグさんに、「これが中断期間に走り込んできたチームと、そうでないチームの差異かい?」と言ってやりたい。




そう言えば、今年は芝は大丈夫なんだろうか?
コメント
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