Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

サポーターの勝利(21節北九州戦)

2012-06-25 23:44:03 | マッチレポート12’
もちろん選手もがんばった。それはもちろんなんだけど、昨日の勝利に関してはサポーターの勝利だったと言っていいんじゃないかな。これだけ待たされて、さらにあの風雨。それでも千人以上のサポーターが駆けつけて、90分間歌い続けた。初っ端の圭介チャントはめちゃめちゃ声が出ててスゴかった。まだ体が温まってなくて気後れ気味だった自分もあの声量にうまく乗っけてってもらった感じだった。今までも九州のアウェイゲームで何度もホームジャックはしてきたけど、ゴール裏の人数では圧倒するもののスタジアム全体ではやっぱりホームチームの色を着た人数の方が多かったと思う(当たり前だけど)。ただ昨日はスタジアム全体の絶対数で青い人の方が多かった。多分昨日北九州サポのみの動員は3桁だったと思うよ。そんなサポーターの熱に選手たちも熱いゲームで応えてくれた。ナイスゲームだったと思う。

連敗となったヴェルディ戦の後に、自分はここから折り返しまでの4試合は全部順位が下のチームなので、最低でも勝ち点9~10取ってほしいと書いた。しかし見事なまでに上を行かれた。勝ち点12はもちろん素晴らしいんだけど、失点0はスゴいよ。もう400分近く無失点だからね。下世話な話をしたいわけじゃないんだけど、ヴェルディ戦の後に昇格支援金の話を持ち出して選手の結束を訴えたという田坂監督。そしてそれにここまで応えてくれてる選手たちに今度はサポーターとして何が出来るのかを考えたら、答えは一つしかない。試合中の全力サポートはもちろんとしてね。奥さまには何の相談もしてないけど、とにかくやれるところまでやる。

敵将について。ホームで0-2なんて誰がどう考えたって完敗なんだから潔く負けを認めろ。あらゆる面で勝利したオレたちが「放棄する」なんて言葉でdisられる筋合いはどこにもない。まあ、これは彼に限ったことじゃないけど、「自分たちのサッカー」って言っとけば負けたことの免罪符になると思ってる人多すぎだと思う。昨日の試合について言えば、北九州の失点はどんな時でも「自分たちのサッカー」を貫き通すという戦略面の話の前に、リスクマネジメントが全く出来ていないっていう戦術面の話だぜ。GKの転がしたボールが水たまりにつかまったのは不運だったかもしれないけど、また同じ場所にボールを返してる時点でDFラインへの指示がどんなもんだったのか知りたいですわ。ハーフタイム終わって、大分の選手たちは円陣組む前に自陣バイタルエリアあたりの水のたまり具合を全員で確認してたよ。そういうことなんじゃないのかな。

話がそれました。昨日は折尾の駅についてもあまりの雨でせっかく九州まで試合を観に来たのに、一向にテンションが上がらずにいました。コールが始まるまでは本当に寒かったし、これで負けようもんならみたいなことも頭をよぎる次第で、いいイメージが全くわかなかった。でも最初に書いた通り、圭介チャントが始まったら全てぶっ飛んだ。ずぶ濡れになっていくことに誰一人として文句を言わず、むしろ楽しんでる雰囲気さえあって、ヤケクソだったのかもしれないけど、あまりにも愛すべきバカが多いんで、試合が始まるまでには「絶対に勝てる」って思えるようになってたね、自然と。

勝つって嬉しい。今の大分トリニータは選手もスタッフもサポーターも、勝つことを第一優先に一致団結出来てると思う。このいい流れをまだまだ続けたい。今回は本当にいい思い出になる遠征になりました。
コメント
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