goo blog サービス終了のお知らせ 

雪村庵全景

 昨日ご覧頂いた竹林をバックにした枝垂桜、雪村庵(せっそんあん、行政区的には郡山市西田町)の全景である。戦国時代に生きた画僧、雪村をご存知の方は多くはないだろう。郷秋<Gauche>は高校時代3年間、朝夕、雪村が晩年を過ごしたとされているこの庵を車窓から見ながら通学していたが、実際にその庵に足を運んだのはかなり後のことであった。

 雪村周継の詳細についてはこちらをご覧いただきたい。


 見た目には明らかに盛りを過ぎていたが、こうして写真を見るとまずまずの絵になっている。昨日も書いたが、三大桜の一つとして有名な三春の滝桜は大変な人出であるが、郷秋<Gauche>が雪村庵を訪ねた折には他の見学者は皆無であった。桜は、このように一人静かに愛でたいものである。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

カメラの構え方

 Yahoo!のニュースを見て、ついでにちょっと下までスクロールしたら気になるタイトルの記事があった。デジカメと持ち方の関係がそれ。

 のっけから恐縮だが、郷秋<Gauche>としては、まずこの記事のタイトルが気に入らない。まず「デジカメ」。デジカメではなく「デジタルカメラ」と云ってもらいたい。「デジカメ」は、サンヨーの登録商標であるから、サンヨー製以外のデジタル方式カメラを「デジカメ」と呼ぶのは、ヤマハ製以外の電子オルガンを「エレクトーン」と呼んだり、ゼロックス社製以外の電子式複写機を「ゼロックス」と呼んだり、ヤマト運輸以外の宅配便を「宅急便」と呼ぶのと同じ誤りである。まっ、それ以前に、郷秋<Gauche>は「デジカメ」と云う言葉のいかにも安っぽい語感が嫌いなのだが。

 気に入らない二つ目は、なぜ「カメラ」ではなく「デジカメ」でなければならないのかである。カメラの持ち方についての注意をしたいのであるならば、それがフィルム方式のカメラであってもデジタル方式のカメラであっても同じことだから「カメラ」と云えば済むことである。大体がだ、今どきのカメラは事実上すべてデジタル方式なのだから、あえて「デジカメ」と云う必要もない。「カメラ」で十(二)分。

 気に入らない三つ目は「持ち方」である。カメラをどんな風に持とうがぶら提げようがその人の勝手であって(安全な持ち方はある。一眼レフの場合、レンズが身体の側に来るように肩にかけるのである。多くの方がレンズが身体の外側を向くように方に肩にかけている)その持ち方をとやかく云われる筋合いはない。ここで云いたいのは(多分)写真を撮る時のカメラの「構え方」だろう。だったら記事のタイトルは「カメラの構え方」が記事内容を一番正確に表すことになるはずである。

 前置きが長くなったが、さて本題。カメラの「構え方」について、特に良く手ブレする人に対する注意として筆者は「撮影の瞬間は息を止める」と書いているが、これでは説明不足である。確かに撮影の瞬間は息を止めることが手ブレ防止に有効なのだが、問題はどのタイミングで息を止めるかである。

 息を大きく吸って、その息を吐き切った時に息を止めてシャッターボタンを静かに「押し込む」のである。なぜ息を吐き切った時なのかはカメラを構えるポーズを取って深呼吸をしてみれば良くわかる。息を大きく吸い込むとカメラは上を向く。息を吐くとカメラは下を向くのである。呼吸と共にカメラは上下する。

 では、なぜ吸い込んだところではなく吐いたところなのか。それは簡単。上がったものは下がる事があるが、一度下がったものはそれ以上、下がることはなく、上がるのは次に息を吸った時である。だから息を吐き切った時がカメラが一番安定した状態なのである。

 息を大きく吸い込み、その息を吐き切った時に呼吸を止めてシャッターボタンを静かに「押し込む」。シャッターボタンを押す動作も、慌しく押して、押した瞬間に指を上げるのではなく、予めシャッターボタンの上に乗せた指を静かに押し込んで一呼吸おいてから指を静かに離すである。間違っても叩き付けたりしないように。

 もう一つ基本中の基本として、カメラは必ず両手で持つこと。そして両方の腋を締めること。肘が上に上がっていいのは意図的にブレを作る時のみである。

 クドクドと書いた。「今のカメラには手振れ補正が付いているから大丈夫」と云う方がおられるかも知れないが、それは大きな間違い。あえて云うならば、素人の手ブレは補正しきれない程大きいのである。だから過信は禁物。常に基本に忠実とは、写真だけではなく何事にも云える大原則なのである。


 鬱蒼とした竹林をバックにした枝垂桜。これはJR三春駅近くにある雪村庵(せっそんあん、行政区的には郡山市西田町)の枝垂れ桜。三春の滝桜は日本三大桜の一つとして有名ですが三春町内には実は隠れたる桜の名木が沢山あります。名木というほどではなくてもあちらこちらに桜、特に枝垂れ桜が多く、町全体が「桜の街」を意識している様子がうかがわれます。
コメント ( 4 ) | Trackback (  )

小沢の桜(その2)

 小沢の桜の見所は勿論その樹形の美しさと回りに他の樹木がない一本桜であること。そしてその樹下に地蔵堂があることです。地蔵が置かれているだけでも良いのですが、写真の絵作りの為に造ったのではないかと思われるほど良くマッチした地蔵堂。それ程古いものではないようですが、実に見事な演出です。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

小沢の桜

 昨夏にロケハンしておいた、船引町(現田村市)にある小沢の桜を見てきました。実は、この時期にはもう終わっているだろうからと、桜の写真が撮れるとは思ってもいない帰省だったのですが、春の寒さが続いたお陰で思いもかけずに桜の写真を撮る事が出来ました。


 実に見事なロケーションでした。しかも訪れた時には桜に木の下には誰もおらず「桜写真」的にはまずますの写真を撮る事が出来ました。ただし、難を云えばありきたりですね。日の出時、夕暮れ時であればもう少し表情豊から一枚になったことと思います。

 地元の写真愛好家が10人程(皆60過ぎの年配)三脚を立てておりました。中には年季の入ったF2フォトミックを使っている人がいました。F2が現役とはびっくり。大したものです。DSLRを持っている人もいましたが全員がメインはフィルム。DSLRを持っている人も「デジタルはダメだよ、色が」的な話を盛んにしていました。DSLRを買ってはみたものの、PCとの連携ができない為に使いこなす事ができないのでしょうね。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

発電所の桜

 今朝、9時に拉致から解放されました(^^;。解放されて実家に戻る道すがら見かけた小さな発電所です。何故か発電所に惹かれる郷秋<Gauche>です。


 これは磐梯熱海温泉郷のはずれにある東京電力の丸守(まるもり)発電所。この発電所は猪苗代湖の水を利用しているはずですが排水溝から水が出ていないようでしたので、この時期には田んぼに水を入れる必要がある為に発電は休止しているのかも知れません。例年の今頃ならもう桜は終わっているはずなのに、今年は何故かまだ満開の今年の桜。明日は昨夏ロケハンした桜がまだ咲いているようなので撮影に行って来ようと思っています。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )
   次ページ »