社長!の趣味

 今日の日経に「社長の趣味」と云う、小さいけれど郷秋<Gauche>的には興味深い記事が掲載されていた。

 件の記事は日経の調査ではなく帝国データバンクが企業データベースに収録している約130万社の代表者を対象に主な10種類の趣味について集計したものだそうだ。

 日経はこの記事に「『社長の趣味』ゴルフ3割下回る 釣り人気上昇」と云うタイトルをつけている。2001年には社長!の34.7%がゴルフを趣味としていたが、今年4月時点では28.4%まで低下したそうで、その原因を日経は「保有していたゴルフ会員権を資金繰りのために売却したり、接待ゴルフの減少でプレー機会が減少したことが背景にあるようだ」としている。

 ちょっと待て。「保有していたゴルフ会員権を資金繰りのために売却したからゴルフが出来なくなった」とか「接待ゴルフの減少でプレー機会が減少した」事が原因でゴルフが趣味だと云う社長!が少なくなったって、経費でゴルフが出来なくなったからゴルフが趣味じゃなくなったということか?!趣味って元々身銭を切ってするもので、会社の経費でするのは仕事あるいは無駄遣い(あるいは社長は「税金対策だ!」と云うかもしれない)であって趣味じゃないだろう!

 会社の経費の無駄遣いと、身銭で楽しむ趣味との違いがわからない社長!って、なんだかなぁ・・・。少なくとも郷秋<Gauche>はそんな社長!とは一緒に仕事をしたくはないぞ。

 さて、ゴルフのあとには読書(8.2%)、釣り(4.7%)、旅行(4.0%)、ドライブ(1.3%)、絵画(0.8%)、カラオケ(0.3%)、コレクション(0.2%)、楽器演奏(0.1%)と続くのだが、これらを合計しても59%にしかならない。後の41%の社長!は無趣味ということなんだろうか。それにだ、音楽鑑賞と楽器演奏、つまり聴くのと自分でするのとが分けてあるのに、絵画は描くのと見るのとが分けていない。さらには、社長!が好きそうなマージャンやパチンコ、盆栽(ここはガーデニングじゃなくてやはり盆栽だろう)、ゴルフ以外のスポーツもトップ10内に入っていない。

 郷秋<Gauche>としては、絵画が0.8%なら、写真とかカメラが趣味だと云う社長!が2.8%はいていいんじゃないかと思うんだけれど、写真もカメラもトップ10には入っていない。なんだか日本の一般常識的な理解と大きくずれた調査結果だなぁ。大丈夫か、帝国データバンク。帝国データバンクのデータを鵜呑みにして垂れ流す日経も大丈夫だろうか。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、「大人の遠足」。恩田の森には時々大勢の大人が遠足にやって来る。大人と云っても大抵の場合、老人、元へ、前期高齢者の皆様だ。いったいどう云う人や団体が主催するのかわからないが、時々こう云う団体様に遭遇する。この日も三ヶ所で同じ団体に遭遇した。多分「春の恩田の森を歩く」とか「青葉区の自然探訪」とか云うタイトルの参加者募集記事が市や区の広報に載っているんだろうな。そのうち郷秋<Gauche>も前期高齢者の一人として同じような「歩く会」に参加するかも知れないので、これもまた良しとしておこう(^^;。
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