唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
カメラの構え方
Yahoo!のニュースを見て、ついでにちょっと下までスクロールしたら気になるタイトルの記事があった。デジカメと持ち方の関係がそれ。
のっけから恐縮だが、郷秋<Gauche>としては、まずこの記事のタイトルが気に入らない。まず「デジカメ」。デジカメではなく「デジタルカメラ」と云ってもらいたい。「デジカメ」は、サンヨーの登録商標であるから、サンヨー製以外のデジタル方式カメラを「デジカメ」と呼ぶのは、ヤマハ製以外の電子オルガンを「エレクトーン」と呼んだり、ゼロックス社製以外の電子式複写機を「ゼロックス」と呼んだり、ヤマト運輸以外の宅配便を「宅急便」と呼ぶのと同じ誤りである。まっ、それ以前に、郷秋<Gauche>は「デジカメ」と云う言葉のいかにも安っぽい語感が嫌いなのだが。
気に入らない二つ目は、なぜ「カメラ」ではなく「デジカメ」でなければならないのかである。カメラの持ち方についての注意をしたいのであるならば、それがフィルム方式のカメラであってもデジタル方式のカメラであっても同じことだから「カメラ」と云えば済むことである。大体がだ、今どきのカメラは事実上すべてデジタル方式なのだから、あえて「デジカメ」と云う必要もない。「カメラ」で十(二)分。
気に入らない三つ目は「持ち方」である。カメラをどんな風に持とうがぶら提げようがその人の勝手であって(安全な持ち方はある。一眼レフの場合、レンズが身体の側に来るように肩にかけるのである。多くの方がレンズが身体の外側を向くように方に肩にかけている)その持ち方をとやかく云われる筋合いはない。ここで云いたいのは(多分)写真を撮る時のカメラの「構え方」だろう。だったら記事のタイトルは「カメラの構え方」が記事内容を一番正確に表すことになるはずである。
前置きが長くなったが、さて本題。カメラの「構え方」について、特に良く手ブレする人に対する注意として筆者は「撮影の瞬間は息を止める」と書いているが、これでは説明不足である。確かに撮影の瞬間は息を止めることが手ブレ防止に有効なのだが、問題はどのタイミングで息を止めるかである。
息を大きく吸って、その息を吐き切った時に息を止めてシャッターボタンを静かに「押し込む」のである。なぜ息を吐き切った時なのかはカメラを構えるポーズを取って深呼吸をしてみれば良くわかる。息を大きく吸い込むとカメラは上を向く。息を吐くとカメラは下を向くのである。呼吸と共にカメラは上下する。
では、なぜ吸い込んだところではなく吐いたところなのか。それは簡単。上がったものは下がる事があるが、一度下がったものはそれ以上、下がることはなく、上がるのは次に息を吸った時である。だから息を吐き切った時がカメラが一番安定した状態なのである。
息を大きく吸い込み、その息を吐き切った時に呼吸を止めてシャッターボタンを静かに「押し込む」。シャッターボタンを押す動作も、慌しく押して、押した瞬間に指を上げるのではなく、予めシャッターボタンの上に乗せた指を静かに押し込んで一呼吸おいてから指を静かに離すである。間違っても叩き付けたりしないように。
もう一つ基本中の基本として、カメラは必ず両手で持つこと。そして両方の腋を締めること。肘が上に上がっていいのは意図的にブレを作る時のみである。
クドクドと書いた。「今のカメラには手振れ補正が付いているから大丈夫」と云う方がおられるかも知れないが、それは大きな間違い。あえて云うならば、素人の手ブレは補正しきれない程大きいのである。だから過信は禁物。常に基本に忠実とは、写真だけではなく何事にも云える大原則なのである。
鬱蒼とした竹林をバックにした枝垂桜。これはJR三春駅近くにある雪村庵(せっそんあん、行政区的には郡山市西田町)の枝垂れ桜。三春の滝桜は日本三大桜の一つとして有名ですが三春町内には実は隠れたる桜の名木が沢山あります。名木というほどではなくてもあちらこちらに桜、特に枝垂れ桜が多く、町全体が「桜の街」を意識している様子がうかがわれます。
のっけから恐縮だが、郷秋<Gauche>としては、まずこの記事のタイトルが気に入らない。まず「デジカメ」。デジカメではなく「デジタルカメラ」と云ってもらいたい。「デジカメ」は、サンヨーの登録商標であるから、サンヨー製以外のデジタル方式カメラを「デジカメ」と呼ぶのは、ヤマハ製以外の電子オルガンを「エレクトーン」と呼んだり、ゼロックス社製以外の電子式複写機を「ゼロックス」と呼んだり、ヤマト運輸以外の宅配便を「宅急便」と呼ぶのと同じ誤りである。まっ、それ以前に、郷秋<Gauche>は「デジカメ」と云う言葉のいかにも安っぽい語感が嫌いなのだが。
気に入らない二つ目は、なぜ「カメラ」ではなく「デジカメ」でなければならないのかである。カメラの持ち方についての注意をしたいのであるならば、それがフィルム方式のカメラであってもデジタル方式のカメラであっても同じことだから「カメラ」と云えば済むことである。大体がだ、今どきのカメラは事実上すべてデジタル方式なのだから、あえて「デジカメ」と云う必要もない。「カメラ」で十(二)分。
気に入らない三つ目は「持ち方」である。カメラをどんな風に持とうがぶら提げようがその人の勝手であって(安全な持ち方はある。一眼レフの場合、レンズが身体の側に来るように肩にかけるのである。多くの方がレンズが身体の外側を向くように方に肩にかけている)その持ち方をとやかく云われる筋合いはない。ここで云いたいのは(多分)写真を撮る時のカメラの「構え方」だろう。だったら記事のタイトルは「カメラの構え方」が記事内容を一番正確に表すことになるはずである。
前置きが長くなったが、さて本題。カメラの「構え方」について、特に良く手ブレする人に対する注意として筆者は「撮影の瞬間は息を止める」と書いているが、これでは説明不足である。確かに撮影の瞬間は息を止めることが手ブレ防止に有効なのだが、問題はどのタイミングで息を止めるかである。
息を大きく吸って、その息を吐き切った時に息を止めてシャッターボタンを静かに「押し込む」のである。なぜ息を吐き切った時なのかはカメラを構えるポーズを取って深呼吸をしてみれば良くわかる。息を大きく吸い込むとカメラは上を向く。息を吐くとカメラは下を向くのである。呼吸と共にカメラは上下する。
では、なぜ吸い込んだところではなく吐いたところなのか。それは簡単。上がったものは下がる事があるが、一度下がったものはそれ以上、下がることはなく、上がるのは次に息を吸った時である。だから息を吐き切った時がカメラが一番安定した状態なのである。
息を大きく吸い込み、その息を吐き切った時に呼吸を止めてシャッターボタンを静かに「押し込む」。シャッターボタンを押す動作も、慌しく押して、押した瞬間に指を上げるのではなく、予めシャッターボタンの上に乗せた指を静かに押し込んで一呼吸おいてから指を静かに離すである。間違っても叩き付けたりしないように。
もう一つ基本中の基本として、カメラは必ず両手で持つこと。そして両方の腋を締めること。肘が上に上がっていいのは意図的にブレを作る時のみである。
クドクドと書いた。「今のカメラには手振れ補正が付いているから大丈夫」と云う方がおられるかも知れないが、それは大きな間違い。あえて云うならば、素人の手ブレは補正しきれない程大きいのである。だから過信は禁物。常に基本に忠実とは、写真だけではなく何事にも云える大原則なのである。
鬱蒼とした竹林をバックにした枝垂桜。これはJR三春駅近くにある雪村庵(せっそんあん、行政区的には郡山市西田町)の枝垂れ桜。三春の滝桜は日本三大桜の一つとして有名ですが三春町内には実は隠れたる桜の名木が沢山あります。名木というほどではなくてもあちらこちらに桜、特に枝垂れ桜が多く、町全体が「桜の街」を意識している様子がうかがわれます。
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