崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

『支那人の性格』

2016年04月30日 05時30分15秒 | 旅行
福岡に着き、深呼吸、帰宅してお風呂に入り。旅の疲労、回復をした。大連の一流のホテルでは窓ガラスが汚れていて25階の展望レストランからの絶景を楽しむことができなかった。ホテルの一番といえる窓ガラスに不満を持っていたのに下関行きJRの窓ガラスがそれより汚れているのに気が付いてびっくり。自宅からの関門海峡は鮮明に見え、清浄な日本に帰ったという実感が沸いてきた。汚れた清国(?)から清い国へ戻った感がした。
 中国人の不思議なことを文化人類学者の恩都日娜氏に質問した。世界的に見て中国人が一番お金に執着している傾向があるのはなぜであろうか。それは貧乏な歴史が長いからだという、質素な生活でお金を儲けるのに限りはない。なるほど経済的に発展しているにもかかわらず服装やファッションが贅沢には見えない群衆。レストランや食堂は大型ビル、ラウンドテーブルに最低10皿以上料理を注文して半分以上を残すのは彼らのステ-タスであり、楽しみであろう。富は個人の夢であり、国家の理想であろう。スミスが『支那人の性格』で「良心がない」と述べているが、満腹文化のレベルを超えなければならない。