崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「海域の植民地」報告書

2016年04月06日 04時57分02秒 | 旅行
昨日東冷社の社長の石本弘之氏が訪ねて来た。入院中の訪問や電話などの記憶が薄いことに気が付いた。大病中の記憶が薄いということと思う。また櫛田学長や鵜沢副学長も加わって、中国からの留学生3人と研究室が満杯になった。私は鵜沢氏が科研申請が採択されたということに喜しくお祝いの挨拶を言った。彼は長い間ペルーで発掘調査をしており、それに私は常に関心をもって中間報告会を設けたこともあり、大学だけではなく、地域の大きいニュースになっても良いと言ってきた。特に地方の大学が専門学校化していく傾向にある中で本学では研究にも熱心であることを表すことである。実は科研申請は激しい競争になっていて、祝う空気は全くない。私は本気で嬉ばしいと思っている。私に言わせるとそれが同僚愛と言える。
 今年度の東アジア文化研究所の活動も活発にしていきたい。毎週読書会を行っており、月例会なども考えている。研究所の叢書発行(非売品)が始まっている。地方創生であろうか、研究はグローバル化していく。先週東京での「海域の植民地」は私が長く調査研究したこともあって積極的に参加し、若手の学者も多く参加して議論できて嬉しかった。一般の方も多く参加したその様子は東京新聞に報道された。これから私はその報告書を整理編集して研究用非売品として発行しようとしている。企画から終わりまでの過程が収録されるようにしたい。ご意見を受け賜りたい。
 *写真は東京新聞