崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

英語で式辞

2016年04月05日 05時08分47秒 | 旅行
海外に住んでいる韓国人は全国民の1割以上であると言う。現代のユダヤ人のように海外に住んでいる人が多い。その人たちの連携ディアスポラも多くある。最近ネット上の対話も多くある。オーストラリア在住の友人韓君の奥さんのフェイスブック投稿を紹介したい。彼女は豪州国の公式通訳の方で英語と韓国語のバイリンガルであり、金大中と朴クネ大統領の英語は良いと評価した。それに反応した当地の人が日常的に使っている英語がなぜ韓国やその他の国に住んでいる人から洒落た言葉とされ、さらに移住し始めてすぐ英語式に創氏改名することを異様に感じていると反問した人がいる。創氏改名を民族抹殺の侮辱と言った民族が自ら創氏改名をするようになっている。
 東工大学長が入学式で全文英語で式辞を述べたと言う。日本の国語を英語にしたいのだろうか。学問の言葉、あるいは洒落たショーであろうか。私は英語を聞き、読むのも好きて未だに毎日英文を読み、放送を聞いている。国際的学会の打ち合わせでは必ず使用言語が話題になる。私は通訳を入れるように言う。英語の弁論大会ではないのだから各自国の言語で発表、通訳を入れてでも議論の中身を重要視することを指す。大学長の挨拶は議論ではなく、洒落た儀式にすぎない。本気ではない。本気であれば日本語を国語から外すべきであろう。その哲学を含めて叫ぶなら彼は英雄であろう。中国語ではなく英語を使用しているシンガポールのようにする方が良いのかどうか考えてみる必要があろう。