崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

夏休み

2015年07月24日 04時43分36秒 | 旅行
 今学期も終わりに近くなっている。夏休みには学生、教職員たちもいなくなりキャンパスは寂しくなる。「休み」を楽しみにする人は多い。朝鮮半島では休日を「遊ぶ日」とも言う。労働から解放される、リフレッシュするともいう。また人によっては刑務所から釈放されたような気分になる人さえいる。大げさに言うと休みに関して考え方、態度が人生観であると言える。
 しかし高齢化社会では定年退職し、年金生活になると仕事がなく、困っている人が多くなる。つまり休みがありすぎ、多すぎになっているからである。また職業であっても作家などの自由業の方たちは休みと仕事が重なっていていつも自由と思われるか、いつも労働しているようになる。研究者もそれに似ている。研究者によって土日や休みはもっと研究に没頭する時間になる。長い夏休みをどう過ごすか。休息、遊ぶ、労働それぞれ怠け者にはならないことを考えてほしい。(写真は生徒を引率来校してご挨拶を語る韓国馬山の舞鶴女高の教頭先生の徐先生)