崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

下関広域日韓親善協会の総会

2015年07月09日 04時39分29秒 | 旅行
夕べ下関広域日韓親善協会の総会へ行く道は長かった。時間の余裕をもって大学に寄りチラシをもっていくつもりでバス停留場で時刻表をみて無理と判り、その近くの友人の事務室で共同通信の記者に会い今度の朴裕河氏の講演について話をした。本屋に寄り偶然に西村淳子氏に会った。家を出る前に彼女のFBコメントを読んだばかりではあるが、直接会うのは数年ぶり、私の本を買いに来たという。彼女が買った『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたか』にサインをして、会場に急いだ。下関の韓国通の友人や在日民団のリーダーたちと久しぶりに会った。久しぶりに握手をした人が私の健康を確認でもしたように「お健康ですね」と言われた。主治医の池田先生は私の歩きをみて健康を見るといったのを合わせて私は手足から元気であるとある程度自信がついた。
 6時から日韓両国国旗への敬礼時には両国の国歌が流れた。韓国の愛国歌は忘れることなく久しぶりに鑑賞する気持であった。君が代は歌詞も知らないが曲は特異に感ずる。一般的に国歌はスポーツの応援歌のようにリズムが多く入っているが日本のものは歌よりはクラシックの一部を聞くような感がある。二つの国歌を鑑賞、国家とは何かを一瞬だけ考えた。続いて代表の友松氏の報告、下関市の国際課長の安永尚史氏の祝辞などが順に行われた。テーブルを一緒にした安永氏が寄ってこられて20年前から会いたかったという。彼は私の『正論』への寄稿文を読んで客観的な立場で信念を曲げず一貫している学者だと、その時からお会いしたかったと語り、下関に住んでいながら初対面となったと嬉しそうに話かけてくれた。カラオケが始まった時、会場を辞したが携帯を忘れ、再度とテーブルに付き、照れ隠しに愛想笑をして会場の雰囲気を壊さないようにそっと帰ってきた。