崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

無辜な人へのテロ

2014年08月09日 05時38分14秒 | 旅行
 本日予定の東京の雑誌社のインタビューは14日に延期になった。台風11号の影響である。「暴風前夜」のような雲の多い朝の空である。今日は長崎原爆記念日である。真夏の暑さに落とされた原爆の残酷さは忘れてはならない。この残酷さを憶えて平和を望む儀式が今日長崎で行われる。しかし被爆への怨念と平和の手段という相反する態度が常に存在する。より多くの命を助けるために犠牲は避けられなかったとか、核兵器への批判するなど見解は二分されている。
 私が戦争より悪いと思うのは圧倒的に多くの無辜な人が犠牲になった投下である。つまり無辜な人を犠牲にすることの代表的な最初の例が原爆投下である。今、世界のあちこちで起こっているテロと同様な大規模な典型的なテロ的な例である。テロは無辜な人を殺す。テロリストは犯罪者とされている。しかし場合によっては民族的英雄になった例も多い。韓国では二人の暗殺者がいる。一人は安重根、もう一人は金載圭である。前者は英雄であり、後者は反逆者である。テロの意味を考えている。