崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

暴雨・暴風の中の楽しい邂逅を

2014年08月05日 04時51分46秒 | エッセイ
昨日は2か所へ依頼された原稿を送り、今日から広島大学大学院国際協力研究科の集中講義「植民地文化論」が始まる。私の研究テーマ、科学研究費による二つの課題と慰安所帳場人の日記、朴正煕のセマウル、映像から見る日本帝国などについて学生たちと議論したい。昨日忙しく作業中、東京からもう一つの月刊雑誌社からインタビューの依頼の電話を受けた。早速その雑誌を探してみた。すでにその雑誌には1997年3月号に書いたことがある。「反日教育●韓国人文化人類学者からの新時代への提言韓国も植民地時代=絶対悪の歴史観から脱却すべき時である」(写真)であり、私の顔写真が懐かしく若い。その後日韓関係が史上最好調になったが、今は最悪時代、話を繰り返さなければならない。悲しい。インタビューでは知人の有名な評論家平井敏晴氏とお会いできるという。嬉しい。 
 台風が大雨と強風を持って去ったと思ったら新しい台風が接近しているという。雑誌社からのメール「今週末は台風の影響で、九州方面への交通の混乱が予想されます。そのため、万一、不都合が生じそうな場合は早めにご連絡を差し上げ、日程のご調整をお願いできればと考えております」と。暴雨・暴風の中の楽しい邂逅を待つ。私の先輩で超有名な学者の崔鉉培先生は韓国戦争中避難の列車の中でも論文を書いたという話を思い出す。