崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

吉田清治

2014年08月11日 05時45分57秒 | 旅行
 広島大学院で受講生の田川夢乃さんが言った。今年の代表する文字は「嘘」であろう。彼女は今年の3大嘘として広島の「現代のベートーベン」と称する佐村河内さん、STAP細胞の小保方晴子氏、泣きの県議員の野々村竜太郎氏を挙げた。世界的に日本は正直、勤勉だと言われた日本でのこの話はとても残念である。しかし日本は日常茶飯事、嘘で生活する国や社会ではない。だが、「おれおれ詐欺」のニュースを聞くと詐欺の技術もだんだん上手くなっているのかもしれないが、騙されやすい日本人の感が強い。日本人は騙されやすい。その分、正直な社会と思われる。人を信用し、疑わないことで嘘が成功する。
 私は戦後の最大の嘘つきは「慰安婦拉致」の吉田清治氏と思う。彼は終戦直前当時日本軍人として韓国済州島のある漁村で200人の女性を拉致したので反省するということを著書やメディアなどに訴えて日本政府を動かして河野談話が出るようになった。日韓関係が一時的によくなったことはある。彼の嘘は研究者などには知られても一般人は知らず、特に中国や北朝鮮、韓国では彼の嘘の本が良きテキストとして展示されていた。その嘘を後で支えてきたのが朝日新聞である。数日前、慰安婦問題で朝日新聞がその記事を取り消すと報道した。客観性を持たない新聞の報道が30年以上問題視されなかった日本、騙されやすい国民が問われている。