崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

続報「鳩の卵」

2014年08月01日 05時12分53秒 | エッセイ
研究所の研究室に出入りする時も音を出さないよう注意している。昨日に引き続、ここに新しく続報する。ベランダで鳩が卵を温めることにはすでに書いたとおりである。母(鳩)が留守中の巣をのぞいてみて、新しい発見、嬉しい状況である。卵が一つ増え2個になっている。鳩は一個しか産まないとある人が言ったばかりなのに、その分嬉しい。今日も増えているだろうか。子供の時にわが家の鶏は20個以上も生んだことを思い出し、鳩は多産だろうと毎日が楽しみの観察である。同僚の山本氏が鳩やスズメと親しくなった嬉しい写真を見せてくれたのを思い出す。焼き鳥文化圏において鳥が人間に接近、親しくなることを意味すのだろうか。
 以前インドネシアバリ島でホテルの私の食卓に止まっていた小鳥をみて、この国では鳥にも優しくしている長い時代があったのではないかと思ったことも思い出す。名古屋のわが家の小さい庭の陶器製椅子の下にセキレイが巣を作って7個の卵を産んで感動的に生命を誕生させ巣立っていった出来事も思い出す。また蜂が室内に帽子ほど大きい巣を作って旺盛繁栄していた。鳩やカラスが増えて困るという話もある。自然との付き合い、環境問題、生命尊重をどう考えるべきかなど。私は今、意外と大きい問題を抱えているのではないだろうか。それなのに、ただ鳥に好かれた子供のような気持ちでいるのではないだろうか。(写真は今朝の関門橋と鳩の卵)