崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

海峡の花火

2014年08月14日 05時45分38秒 | 旅行
昨夜夏の空を美しく彩る関門海峡花火を発射基地近くてわが夫婦は愛犬ミミちゃんを連れて鑑賞した。全国的に数多く花火大会が行われるが、夜ということで基本的には地域住民中心の行事になっているが、遠くからもこられているようだ。観客たちの反応と歓声を聞くのも楽しかった。その中でも関門海峡花火大会は門司と下関が同時に行い、今年は1万3千発の花火を海峡を挟んで両側のものを同時に鑑賞することができた。全体の風景と調和して鑑賞するために場所を探した。多くの人が場所を決めているが、譲りあって一緒に楽しもうとする人情が伝わった。ベランダから降りて鑑賞客と鑑賞したことは初めてだったが、とても良かった。
 関門両側のものを総合調和的に観ると同時に比較することも常である。門司と下関は福岡県と山口県との競争。それを観覧するようにもなる。今年は特に対照的であった。門司の花火は光る銀色や大型ハートなど多色で美しい。近い下関は多発と水中から出るものが美しかった。また爆発音も面白い。それは雰囲気を高調させる。中国や東南アジで聞きなれた伝統的な爆竹音とは違っていた。昨夜下関の花火からは戦争中の爆弾音に近い音を連想した。また門司のものからは芸術音として大きいドラムの音楽を連想した。観客の歓声は門司へ向けたのが多かった。天気の良き夏空の花火、涼しい秋風、嬉しい表情がうっすらみえる。帰宅の行列はしばらく続いた。山口新聞によると120万人満喫とある。