崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

下関ホルモンTV

2014年04月21日 05時32分51秒 | エッセイ
 春になっても春を感じられる日は少ない。曇りか雨の日が続く。テレビばかり見ているとバカになるというが私がそのようになっている気がする。しかしニュースから目を離せない。執筆中の原稿が大分遅れている。韓国の船舶沈没の初動の救出の好機を見逃して死体ばかりを拾うような作業には私さえ欝憤が高まる。生きて船の中で残っているかも知れないという奇跡を待つ家族には絶望を与えるような場面が生中継のように続報される。冥福を祈るしかない。日本に比べて韓国では地震、台風など自然災害が少ないのに今度は「完全人災」とも言える。この事件からの教訓は大きい。韓国はキリスト教化の国でもある。主に経済発展による先進国への進行は早いが、安全と平和の道には時間をかけて質を高めるべきである。スピーディな社会へブレーキがかかったのである。少し前までは交通事故率も世界的に高かったが、今自殺率が高いという。
 下関ホルモンTVが5月3日からスタートするという唐戸スタジオを訪ねた。KRYTV出身の権藤博司氏が撮影、串崎氏が企画、富田氏の編集 坂本氏が営業のベテランの4人で営む。主にインターネットを通してユーチューブで放送する。コンピューター世代の3,40代が対象であろう。もうすでに数十時間分の録画が行われたという。5月3日先帝祭の赤間神宮の宮司のインタビューの編集中であった。もう一つのバカになる箱にならず「考えるチャンネル」になっていくことを期待する。私に何か支援できるか考えている。おめでとうございます。