崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

韓国から留学生

2014年04月01日 05時38分23秒 | エッセイ
 朝8時ころフェリーターミナルについたが350人定員満員であり1時間待って韓国からの留学生20名を迎えることができた。日韓関係は最悪でも留学生が来てくれたことに感謝である。留学生の荷物は引っ越し荷物のようであり、大型バスとマイクロバスにいっぱいになった。荷物をおろしてからガイダンスの始まりに鵜沢副学長から歓迎のあいさつの後、私は留学の先輩として語った。

 留学は自分の人生観の基礎になる。その意味で日本を留学国と決めたことが良い。総合的に言って世界どの国よりも日本では学ぶところが多い。しかし黙っていては学べない。積極的に適応しなければならない。そして途中で放棄はしないようにと。

 初めて会った人からの言葉であり、学生たちは耳を傾けていた。
 海外入試所長の話では日韓関係の影響が強く日本留学募集が非常に難しくなっているという。グローバリズムに憧れをもって時代が変わるだろうと期待していた中、ナショナリズムが強くなり、国家主義がぎくしゃくしている。EUのような先進地域に比べてグルーバル化が遅い東アジアにおいて国家間の対立は激しい。グローバリズムとナショナリズム、人権主義において韓国の慰安婦問題、日本の拉致問題などにより人権思想自体はもちろんグローバル化が妨げになる。日本で学ぶべきことは何だろうと自問する。韓ドラに多く出てくる嘘を私が言ったことにならないことを願う。