崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

中国から講演依頼が来た

2014年04月06日 04時02分20秒 | エッセイ
 中国の教え子の3人に送った私のエッセー集『雀様が語る日本』が3カ月過ぎてもまだ届いていないことが電話とメールで確認できた。なぜだろうか。郵便事情によるものか、あるいは他事情だろうかなど、大げさにも考える。そんな時、中国のもう一人の教え子から日中大学間交流と私への講演依頼のメールが届いた。「行く」と返事した。また韓国の国立機関からは原稿請託が来た。
 昨日の東亜大入学式での櫛田宏治学長の「あいさつ」では、やさしさ、肯定的な、そして挑戦的なメッセージが語られた。国際化という言葉が耳に残った。
 青春時代の貴重な時期を、ともに歩けることをうれしく思います。互いに学びあうよい環境を一緒に作っていきたい。人間教育及び教養教育、社会への貢献、人の幸せにどのように関わっていけるのかを考えるます。グローバルな世界構図で国境のハードルを下げ自由移動、情報の国際化、行動の可能性は地球規模で広がっています。世界の見方・考え方も多様です。今年は、韓国の方を中心に約20人の外国人の方が入学してきています。大いに交流を楽しんでいただきたいと思います。人との人間関係を大切にしていくこと、挑戦していくことが重要、前向きな人間性を培い、努力をしていくことを祈念いたします。

 私は大学院生へのガイダンスで寄せ集め式の学際研究より伝統的な人間関係の師弟関係の上の研究を期待するというスピーチをした。演壇で話すことが多くても、この短いスピーチでエナジーを消耗し、疲れた。エナジーを集中的に注いだからであろう。