崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

創立39周年記念講演会の会場に生け花を

2012年11月14日 06時12分24秒 | エッセイ

 慶南大学校朴在圭総長と昼食をし、1970年代の話になり、懐かしく盛り上がった。教員10人ほどの大学校から現在学生1万5千人に成長させた迫力を感じた。ただ彼はお兄さんの朴鐘圭氏の政治的な権力によって作られたという一般的は通念とは異なる内容であった。彼は今日本の例を見て韓国の大学経営も参考にすると述べておられた。私は彼が30年も50年も先を見る、いわば先見の目があったことを高く評価した。彼は1970年代初め頃、極東問題研究所を設立して後に「北韓大学院」をつくり、それが政治的に認められて統一院長官になり南北頂上会談を成功させた人物である。学識兼備なる名士の講演を今日行うが市民の関心はどうであろうか。創立39周年記念講演会の会場の生け花を例年のように小生がした。明るい花を買って構内の木から枝を採って合わせて生け、大学の発展を祈る意味を込めたものである。丁度その時カント哲学の権威者であり、功山寺の住職の有福氏が現れ、立ち話をした。