崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

深夜帰宅

2012年11月04日 07時03分26秒 | エッセイ

 この度の参加者たちと話し合い、情がたっぷり交わされていて別れる時は寂しく挨拶を交わし別れた後、残り7,8人が杭州名所観光スポットの西湖へ向かった。車内ではそれぞれ話し、騒音の極まりのようになり、私はカメラをもって前席で杭州市の市の木の桂樹の並木などを観察しながらスナップ写真を撮った。冬でもまだ温かく感ずる。風光明媚な観光名所ではあっても観光客の中に押し入って歩くようで鑑賞するどころではなかった。広島大学と東亜大学の出身の金在国と李月順の両氏の案内と説明を聞きながら歩き、我がグループから離れ迷う時もあった。詩人蘇東坡の詩に因んで銅像、塔、遊覧船など、蒋介石や毛沢東の別荘などが紹介された。

 韓国人の観光スポットである高麗寺を観覧した。ハングル経文などがおかれている。お茶畑、植物園、菊花展示会などを見下ろしながらホテルで昼食会を最後にタクシーで空港へ向かうことにしてメンバーたちにいちいち握手をしてからもタクシーに乗ろうとしたが、満員で気まずさを感じ、飛行場に着いた。飛行場の免税店や飛行機には客が少なく、ガラガラ状態で寂しく感じた。両氏から杭州絹製の名品をお土産にいただいて飛行機は30分以上遅れて出発、関西空港に着き、新幹線、在来線の最終便で深夜1時近くに帰宅した。

 中国の観光案内板の日本語が消されたことや、南京や918記念館などの歴史は悲しくても結論的には未来的関係へという展示え無くそうとする動きがあることなど本格的に日本嫌い政策が聞かされた旅であった。しかし私は韓国人たちに韓国語で防衛されて安全であった。観光地で日本人に会うことはなく、至るとこに韓国人団体観光客の逞しい行列にであったような感じである。このような状況を作ったのは政治家であり、政治の愚かさが痛感された。今日は山口県韓国語弁論大会の審査、その論評の時何を語るか、複雑な心境の朝である。