崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

日韓親善連合会

2011年01月20日 05時29分41秒 | エッセイ
 日韓親善会は全国地方毎にあるが山口県親善連合会と長崎親善会が一番早く組織されて下関はその発祥の地であり、今年12月には50周年を迎える。昨夜その最初の実行委員会が開かれ、その冒頭で私が「特別顧問」として委嘱状をいただいた(写真は同会の常任理事の友松弘之氏から)。若いとき韓国政府の文化財委員会に諮問する「専門委員」になって以来、学会の創立委員、巫俗学会の顧問、高等試験の委員、日本では広島大学名誉教授など数々歴任してきた。しかし日韓親善会は日本と韓国の関係にあるので日韓の橋掛けに生きる、往来している私にとってふさわしく、大変光栄だと思い、大事にしていきたい。
 50周年記念行事を大きくしたいという委員たちの意欲はあっても予算は全くない状況である。ただボランティアの親睦団体のようなものであり、両国親善会の協力、そして多くの関連団体の連携を図って行事をするのが当面の課題であろう。日韓関係が悪い時にも親善に努力してきた歴史があり、今のように日韓の関係の良い時代には楽しくやっていけると思う。むしろこれからは日中、日朝の親善会の活躍が活発になって欲しい。日韓親善から東アジアへと広がっていくであろう。今、青年のように未来に向けて設計しているのは何故であろうか、自問自答している。