梅小路公園に搬入された元・京都市電

2014年01月29日 07時17分08秒 | 京都
28日未明、梅小路公園に元・京都市電の保存車2両が、地下鉄竹田車庫での修繕を終えて陸送で運び込まれました。(Twitter情報)
いずれも梅小路公園再整備に伴って開業する「市電ひろば」で展示されるものと思われます。

何か見られるのではないかと梅小路公園のJR社宅跡地を訪ねてきました。


画像中央に、従来から動態保存されていたN電の姿が確認出来ます。


拡大したところ。
手前には停車場のような上屋も設置済。またレトロ風になるのでしょうね。


東側(京都駅の方向)に目をやると、動態保存用の線路が既に敷設されていました。
奥には搬入された市電車両が早速展示中。静態保存の予定車両は6両なので、残り4両も近いうちに搬入されるのでしょう。


少し角度を変えて、京都タワーをバックに市電車両を。
整備後は走るN電とのコラボも見られそうで、注目を集めそうなアングルです。

さらに東側、水族館の脇へ歩いていくと……




このように、かなりオープンに工事されていることが分かります。
てっきりブルーシートで覆われ云々……というのを想像していたのですが、車両は陸送中もむき出しであったようですから、このまま公開で工事が進んでいくのでしょう。通るたびに進捗が見られるので嬉しいです。(笑)

これらの保存車両、動態保存が継続されるN電は蓄電池駆動に、静態保存車両は車内を店舗等に改装するだけあって(京都市広報資料より)意見が分かれそうなところですが、個人的には前者は保守管理の面から、後者は公園活性化の面から仕方ないのでは――と思っています。往時を知らない私が言うのもまことに憚られますが、これまで秘蔵されていた車両が半永久的に保存されるだけでもありがたく、N電は博物館明治村のものが有名ですし、末期まで走っていたものはまだ広島で……などと言い出せばキリがありませんが、外装は出来る限り活躍当時の姿を維持しつつ、その活用方法を時代や設置場所の趣旨に沿ったものとしていくのはおそらく一つの妥協点なのでしょう。それは同様にこの街全体にも言えることであると思います。

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