生野の道も遠ければ

2011年02月19日 23時59分59秒 | 日記
今日はずっと模型製作(四国2000系)でした。
2000形にようやく屋根が付いて、2200形も切り出しが終わり、けっこう進んでいます。
工法は確立出来たので、こうなると試作車TSEやN2000系2458形など異端車も作ってみたいところです。まぁ、まずは完成してから考えることにしましょう。


さて、昨日の京都新聞のニュース。
たまには市内から外れて府下のニュースを見てみましょう。
そう、京都学も京都市内だけの学問ではないのです。市外にも課題はたくさんあります。

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天橋立、「のこぎり状」砂浜をなだらかに
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20110219000118

 砂浜の浸食が長年の課題となっている国の名勝・天橋立(宮津市)で、府が海岸線を美しく整える取り組みを進めている。戦後、浸食防止のために設けられた突堤によって「のこぎり状」になってしまった砂浜を、海流を緩める潜堤(せんてい)を設置することで、本来のなだらかな砂浜を取り戻そうとしている。
 天橋立では、漁港の整備や河川改修などで砂の供給が滞り、昭和初期から砂浜がやせ細る現象が見られ始めた。府は1951年から砂を定着させるために、天橋立から直角に延びる石組みの突堤(長さ15~30メートル)を多数設置したが、突堤の北側には砂がたまる半面、南側は海流によってえぐられてしまい、不自然な海岸線が「天の串(くし)刺し」ともやゆされる状態になった。
 そこで府は、突堤の先端近くの水中で石を組み、半径約20メートルの扇形にした潜堤を設けて海流を操作する実験を1991年から始めた。突堤南側にも砂が残る効果が見られたことから、数を増やして昨年度に全11カ所での設置を終えた。
 府丹後土木事務所によると、潜堤の設置により、えぐられた突堤南側の波打ち際が平均4~7メートル前進する現象も見られ、「季節による変動は大きいが、期待した効果が出始めている」(管理室)という。
 本年度は、天橋立北端に年間4千~5千立方メートルの砂を投下して砂を供給する「サンドバイパス事業」を一時休止し、潜堤自体の効果を検証する予定で、「美しい海岸を取り戻したい」(同室)としている。

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「天の串刺し」は初耳でした!
上空から見てみるときっと分かりやすいのだと思いますが、言われてみれば確かに!といった感じです。自分はよく松林を歩かずに端の砂浜を歩くのが好きなので(笑)、行くたびに海岸線が歪んできたという印象を抱いています。小式部内侍も嘆いていることでしょう。
記事によると以前から対策はされていたものの、石組みを増やしたことでようやく目に見えるような成果がようやく出てきたといったところでしょうか。
立派な日本三景に砂を供給するのはいかにも人工的ですから、この海流を操作する方法で、何とかして自然の力だけでまた美しい姿を取り戻してほしいものですね。


写真はもう一昨年の分ですが、岩滝口~天橋立にて特急「タンゴディスカバリー2号」。
今年は大阪への定期直通列車の消滅や廃線の検討など厳しい一年になりそうです。がんばれKTR!

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