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西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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『翻訳者あとがき讃 翻訳文化の舞台』

2016年02月24日 | 手帳・覚え書き
『翻訳者あとがき讃 翻訳文化の舞台』

商品説明
日本の近代文化は翻訳の歴史。翻訳書一冊一冊の熱気をみれば、
見事な日本近代史になる。
堺利彦訳「小櫻新吉」、小野理子訳「桜の園」など、近代百年の
翻訳書を取り上げ、訳者のあとがきを掲載。訳者についても紹介する。
【「TRC MARC」の商品解説】

取扱開始日:2016/02/23
出版社:未知谷
サイズ:20cm/222p
利用対象:一般
ISBN:978-4-89642-490-4

著者紹介 藤岡 啓介
略歴〈藤岡啓介〉1934年東京生まれ。早稲田大学文学部露文科専攻、
中退。株式会社インタープレス設立。電子辞書編纂、執筆、翻訳を業と
する。著書に「英文を読み解き訳す」など。

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この一週間、いや、そろそろと書き始めていたのは、もっと前なので、
この3か月と言った方が正しいのだけれど、「あとがき」のことが頭を
離れず、メモ程度にいろいろと書くのではあるけれど、とても読める
ようなものではなく、悶々としていた。
何とかようやく書き終えたのが、締め切りぎりぎりの先週末、安心と
いうのか肩の荷が降りた感じがしていた。ところが、もう一度読み返
してみると何てひどい。文体も内容も、とてもではなく、ただただ慌
ただしく書いてみただけという感じだ。
何しろ、1840字以内という字数制限があるため、どう書いても書き
たいことの3分の1しか書けない感じがし、この数日は異なるヴァー
ジョンをいくつも書いては張り合わせてみたり、削除してみたり、
ああでもない、こうでもないとあれこれと悩み、もう、いっそのこと
みんな投げ出してしまいたいほどの絶望感に襲われ、自らの非力に
落胆する毎日だった。

ところが、先ほど『翻訳者あとがき讃 翻訳文化の舞台』という書が
つい最近、出版されていたことを知った。
このような書物が出ていたとは!もっと早く知って読んでいれば、
これほど悩むことも
苦しむこともなかったのかもしれないと後悔しきり。

編集者が索引にかかりきりで時間がかかるとのことで、締め切りが
延期になって一息つけて何とか2ページに纏めたけれど、これでいい
のかどうか、2月の寒の戻りが身に浸みるような気分だ。しかしながら
これ以上どうしようもないのでこれを送るしかない。
共訳者の皆さん、ごめんなさい!
「あとがき」なんて、ささっと書けるものと勘違いしていた。

このように重大なことに気づいたのは、まだ春浅き如月の宵のこと
だった。

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