西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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映画『ランジェ公爵夫人』

2016年04月27日 | 手帳・覚え書き
すでに終わってしまいましたが・・・
『ランジェ公爵夫人』がアンスティテュ・フランセで上映されたようです。

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映画『ランジェ公爵夫人』
(フランス、イタリア/2007年/137分/カラー/35mm/日本語字幕)
監督:ジャック・リヴェット
出演:ジャンヌ・バリバール、ギヨーム・ドバルデュー、ジュル・オジエ、
   ミシェル・ピコリ
原作:オノレ・ド・バルザック

パリの華やかな舞踏会でランジェ公爵夫人は、モンリヴォー将軍と出会い、
激しい恋心を抱くが、彼女は思わせぶりな振る舞いで彼を翻弄し続ける。
心を揺さぶられた彼は、彼女を誘惑するという手段に打って出る。
それを機に恋に目覚めた公爵夫人だったが…。

「ジャンヌ・バリバールと再び映画が撮りたいと思い、彼女に相談したところ、
相手役にギヨーム・ドバルデューを提案された。ふたりが揃っているところ見て、
カップルとして機能すると思った。そこでふたりに演じてもらう文学作品を探し
、バルザックのこの作品に行き着いた。ふたりはとても異なるタイプの俳優で、
それはまさにバルザックが小説の中で描く登場人物の関係に一致している。
モンリヴォーは断固とした考えを持つひとつの塊のような存在で、それに対して
公爵夫人は問いに満ちた深淵のような存在だ。彼らは一見したところ、出会う
ことがないふたりなのだ。私は彼らがその演技方法の違いによって映画の中で
うまく機能することを確認するだけだった。それに女優とは、こちらが操作
しようとしてできる存在ではない。もし映画がうまくいっていたら、それは
ひとえに俳優としてのジャンヌとギヨームの関係がうまくいっていたお陰だ。」
ジャック・リヴェット、「レザンロキュプティーブル」


「『ランジェ公爵夫人』は恋愛ドラマであり、政治的寓話であるが、ま
た海賊映画としても見ることができる。」
アントワーヌ・ティリオン、「カイエ・デュ・シネマ」

上映後、ジャンヌ・バリバールによるトークショーあり(司会:松井宏)。


4月17日
17:30
開場:20分前
一般:1200円 学生:800円 会員:500円
アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)


アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
〒 162-8415
東京都 新宿区市谷船河原町15

http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/cinema1604171730/


https://www.youtube.com/watch?v=-L0v59fJp1Y


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