西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
本ブログ記事の無断転載および無断引用をお断りします。
 

三菱一号館美術館「ルドン―秘密の花園」展記念シンポジウム

2018年04月02日 | 手帳・覚え書き
三菱一号館美術館「ルドン―秘密の花園」展記念シンポジウム
オディロン・ルドン―自然と装飾

(同時通訳付き)
[facebook][twitter]
日時: 2018年05月12日(土) 14:00 - 17:30
場所: 1階ホール
講演者: ダリオ・ガンボーニ(ジュネーヴ大学)、ソフィー・バルテレミー(ボルドー美術館館長)、高橋明也(三菱一号館美術館館長)、山上紀子(大阪市立大学)、安井裕雄(三菱一号館美術館)
flyer redon.jpg

*定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。


オディロン・ルドンの15点の装飾壁画と《グラン・ブーケ》は、1900年から翌年にかけて、注文主のドムシー男爵が所有する城館の食堂をに設置された後、ブルゴーニュのヴェズレー近郊にある小村に秘匿されていました。ルドンはこのドムシー男爵の食堂装飾を皮切りに、約10年間にわたり、集中的に壁面装飾、屏風を描いています。しかしながらこれらの個人所有の装飾画の多くは公開の機会が乏しく、世に知られる機会を逸してきました。《グラン・ブーケ》は男爵の食堂に残されて、壁から外されたのは2010年6月、初めて一般公開されたのは、2011年にパリで開催されたルドン展でのことでした。この時すでに、ドムシー城の食堂を《グラン・ブーケ》とともに飾っていた他の15点の壁画は、一足先にオルセー美術館のコレクションに入っていました。
三菱一号館美術館の展覧会「ルドン ―秘密の花園」展は、これまでほとんど知られていなかったドムシー男爵の食堂装飾が東京で一堂に会する機会となります。またこれを機に、ルドンの「装飾」と「自然」に焦点を当てたシンポジウムを開催します。


プログラム(敬称略)
13:30
受付開始・開場

14:00
開会
冒頭挨拶 坂井セシル(日仏会館フランス事務所所長)

14:05
趣旨説明 高橋明也(三菱一号館美術館館長)

14:20
「『黒』は、今やどこに行ってしまったのでしょうか:ルドン、ドムシー男爵と男爵の食堂装飾」
安井裕雄
「花はどこから来たのか ―ゴブラン織り下絵に現れるルドンの植物相」
山上紀子(大阪市立大学都市文化研究センター研究員)

15:05 – 15:15 休憩(10分)

15:20
「この無限な空間の永遠の沈黙が、私をおびやかす:ルドンの風景画における人物と幻想のヴィジョン」
ソフィー・バルテレミー (ボルドー美術館長)
「独創性の稀なる花:オディロン・ルドンと『能産的自然ナチュール・ナチュラント』」
ダリオ・ガンボーニ(ジュネーヴ大学教授) 

16:45 – 16:55 休憩(10分)

17:00
パネルディスカッション・質疑応答
司会 高橋明也
登壇者 ソフィー・バルテレミー、ダリオ・ガンボーニ、山上紀子、安井裕雄

17:30
閉会

【主催】三菱一号館美術館、日仏会館・フランス国立日本研究所
【後援】日仏美術学会
【助成】公益財団法人 吉野石膏美術振興財団

こちらのリンクより展覧会の情報をご覧ください:http://mimt.jp/redon/


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『評伝 スタール夫人と近代ヨ... | トップ | 『『異邦人』研究』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

手帳・覚え書き」カテゴリの最新記事