経済的、社会的メリットになる限りでの平等?
そんな条件つきの平等はいらない。
差異をもちつつ同類で平等だと認めていくために。
著者 レジャーヌ・セナック 著
井上 たか子 訳
勁草書房
出版年月 2021年4月
ISBN 978-4-326-65428-4
判型・ページ数 4-6・160ページ
定価 2,420円(税込)
レジャーヌ・セナック(Rejane Senac)
フランス国立科学研究センターCNRS・パリ政治学院政治学研究センターCevipof研究主任。パリ政治学院ジェンダー研究・教育プログラムPRESAGEの運営委員として、教鞭もとる。2013年から2019年まで女男平等高等評議会HCEfhのパリテ部門代表。著書として、『性別による秩序――女・男不平等の認識 L'ordre sexue :la perception des inegalites femmes-hommes』(PUF社、2007年)、『パリテLa Parite』(PUF社、クセジュ文庫、2008年)、『条件付きの平等――ジェンダー、パリテ、多様性L'egalite sous conditions. Genre, parite, diversite』(シアンスポ出版、2015年)など。
井上たか子(いのうえ・たかこ)獨協大学名誉教授。訳書にシモーヌ・ド・ボーヴァワール『決定版 第二の性』(共訳、新潮社、1997年)、同『モスクワの誤解』(人文書院、2018年)、フランソワーズ・エリチエ『男性的なもの/女性的なもの I、II』(共訳、明石書店、2017年、2016年)、イレーヌ・テリー『フランスの同性婚と親子関係:ジェンダー平等と結婚・家族の変容』(共訳、明石書店、2019年)、編著者に『フランス女性はなぜ結婚しないで子どもを産むのか』(勁草書房、2012年)などがある。