*フロベールからサンドへ 1873年3月12日 パリ
大切な先生
僕が今、先生のお宅にいないのは、のっぽのツルゲーネフのせいです。
彼が「4月初旬に一緒にノアンへ行こう」と言ったのです。
それから半月が経ってしまいました。
明日、ヴィアルド夫人のところで会いますから、出発の時期を早めるよう彼に言ってみます。
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大切な心やさしい先生、あなたに心からの愛を。
あなたの Gve・フロベール
*サンドからフロベールへ 1873年3月15日 ノアン
私の眉雪の吟遊詩人さん、
すばらしい謝肉祭のパーティを準備してお待ちしていますよ。
参加なさって下さいね。
笑いは偉大なドクターです。
あなたを変装させてしまいましょう。
ポーリーヌ・ヴィアルドのお宅でケーキ屋のシェフに変装して大成功だったようですね!
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サンド