オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

惜しくはない

2018-04-19 01:52:01 | 千葉ロッテ

福浦の1971安打目のタイムリーや根元のヘッドスライディングなどベテランの頑張りで最後に盛り上がりはしましたが、惜しかった、で済ませてはいけない試合だと思います。
追いつかない程度の反撃、とはよく聞いたフレーズですが似たようなものでもあり、そもそもがまたしてものアルバースを攻略しなければならない試合でした。
中村や李杜軒がファールで粘るなど五回途中で100球を投げさせていいところまで押し込みましたが、前日と同じく3安打ではそう何度も押し切れるわけもありません。
どこからでもチャンスを作れる打線、それはヒットではなくとも四球や盗塁などで攻め立てるスモールベースボールには必要なこと、それがここまでしっかりとできているのは今日の試合でも存分に見せてもらいましたが、やはりガツンといく迫力に欠いていると相手の立ち直りも早いです。
やや気になるのは荻野などがそうですが外のボールを強引に引っ張ったり、逆に井上のように当てにいくスイングが目立ち始めたことです。
狙い球を絞って強く振る、この原点に立ち返らないとずるずるといってしまうような、楽に勝たせない粘りの野球ができているだけにそれで満足をしてはいけません。
明日は大型ルーキー田嶋、となれば初物&左腕でまた面倒なことになりそうですが、昨年までの教育機関でないところを存分に見せてください。

先発の唐川は相性のいいオリックスを相手に五回まで僅かに48球でのパーフェクトが六回にいきなり乱れたのはスタミナ切れとは思えず、先日もそうでしたが風の影響があったにせよ球際に強かったはずの清田の守りにやや陰りが見えてきているのが痛恨、さらには序盤はストライクだったコースがボールの判定となった主審のジャッジもきつかったです。
あれがなければ何とか持ち堪えていたのではないかと、それぐらいにピッチングとしては唐川らしい文句のつけようのないものでした。
ストレートは低めは数字が出るのか140キロ台半ばが数球ありましたほぼ140キロ前後、もう少し欲しいもののそれでもコーナーを突くコントロールが絶妙であれだけ制球がしっかりとしていれば充分で、同じぐらいのスピードのスライダーなのかツーシームなのか、打者からすれば真っ直ぐかと思えば動き、と思えばズバッと決められてやっかいだったでしょう。
カーブも効果的で緩急もしっかりとつけられていましたし、味方打線が3点も取ってくれていれば余裕で七回を投げきれたのではないかと思います。
だからこそ次が大事、次もきっちりと投げられればバックの信頼を得て波に乗れるでしょうが躓けば「あそこで」と今日を悔やむことにもなりますので、飄々とバッチシお願いします。



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◆4月18日(水) 千葉ロッテ−オリックス5回戦(ロッテ3勝2敗、18時15分、ZOZOマリン、11,353人)
▽勝 アルバース 3試合2勝
▽S 増井 5試合1勝1S
▽敗 唐川 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、南、益田、大谷—田村
オリックス アルバース、近藤、吉田一、黒木、増井—若月、伏見

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うん、いい勝ち方だ

2018-04-18 00:48:09 | 千葉ロッテ

雨具を準備して幕張に走る、と意気込んだものの自転車が拒否権を発動して4月半ばにして早くも今季初の欠席となりました。
これまでも何度かあったのですが行きにパンクをしたのは初めてで、これが家の近くとか球場まであと少しであればやりようがあったのですがほぼど真ん中、押して歩けば1時間以上、帰りは3時間近くもかかり、さらには中止になってもおかしくはないほどの強雨と寒さに断念をしたことを誰が責められよう、と自分に言い訳をしてのものです。
今季からZOZOマリンでの当日発行以外、ビジター応援デーや富山、東京ドームで来場ポイントを付けようとするとチケットに刻印を押されるのでチケットコレクターには受け容れがたく、よってこれで70回来場記念ピンバッジも消えてしまったわけで、さらにはこういうときには素敵な白星、ツキがありません。
それはそれとして3安打vs9安打、流れとしても押されっぱなしな試合をものにしたのは大きい、地道に井口野球を貫き通したことによる勝利は先日の逆転サヨナラ負けで揺らいだかもしれない自信を取り戻すのに充分なものだったのではないかと、これで最後を内が三人で締めてくれれば最高でしたが石川の二年ぶりの完投勝利は見事でした。
その石川、好調でもありませんでしたしボールが高めに浮くこともあり毎回のように走者を背負い、それでもストレートに力があったことで少しぐらい甘くなっても押し込めたのはらしいピッチング、時折に投げるカーブもいいエッセンスになりましたし、久しぶりに球数が少なかったことも開幕3連勝の勢いになるでしょう。
初回に田村の悪送球による一死三塁で前進守備をしなかったこと、相手が金子であることからして伊東ロッテであれば前に守ってかえって傷口を広げるなんてこともあっただけにベンチがどっしりと構えていることに選手も安心感があったでしょう、二回に中村の無駄な送球での二死二三塁からスリーボールになったところで持ち堪えたのも大きかったです。
打線は序盤に金子に手玉に取られてどうなることかと思いましたがワンチャンスに相手のミスが立て続いたのは執拗なバントも理由だったはず、オープン戦ではシンプルバントをほとんどしなかっただけに相手チームも戸惑っていると思いますし、守りもそうですがこの堅実さが今のチームを支えています。
初球をミスりましたが五回目にしてようやく田村がバントを決めたときの井口監督の笑顔、ベンチの盛り上がりようがいい感じでした。
決勝アーチの藤岡裕は予想どおりに徹底して内を攻められていましたがあそこまで高いボールであれば手首も返しようがないため近藤の失投でしょう、それを見逃さずに力強く振り抜いた藤岡裕のシャープさは素晴らしかった、ただそろそろ手を入れていかないと率がなかなか上がらない状態が続くのではないかと思います。
またこの展開での九人野球はまだ開幕から一ヶ月も経っていないので何とかなっていますが、そろそろ全員野球に舵を切らないと壁にぶつかりそうな気がします。
一球も投げることなく二軍落ちとなった関谷、そして明日の唐川と入れ替わりとなる誰か、いつか出番はやってくるのでめげずに頑張れ。



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◆4月17日(火) 千葉ロッテ−オリックス4回戦(ロッテ3勝1敗、18時20分、ZOZOマリン、9,622人)
▽勝 石川 3試合3勝
▽敗 近藤 8試合1敗
▽本塁打 ロメロ2号(石川)、藤岡裕2号(近藤)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川—田村
オリックス 金子、吉田一、近藤、澤田—伊藤

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バッテリー再編

2018-04-17 07:01:24 | 千葉ロッテ

打撃陣は足攻にセンター中心のバッティングで結果を残しているものの投手陣がピリッとしない、そんな出足となっていることもあってかさっそくの入れ替えがあるようで、現状を考えれば雨で一試合ぐらいは流れて欲しいものの18日の先発は唐川、また中継ぎとして大谷の昇格も報じられています。
いずれも春季キャンプからオープン戦で下半身の張りなどで出遅れていたものですからそうでなくとも遅かれ早かれ、ではあったのでしょうが、唐川は二軍戦での数字は誇れるものでもなく、また親子ゲームで見た大谷ももう一つだっただけに大丈夫なのかと心配にもなりますが、そんなことも言ってはいられないのでしょう。
代わりに誰が浦和行きとなるのかも気になりますが昨年のペアリングから今季もここまでバッテリーを組むことが多い吉田は同行できるのか、開幕から湿りがちだったバットに当たりが出始めたもののすっかりとバント恐怖症の田村の尻を叩くには江村では弱いこともあり、吉田推しを引きずっていることもありますが、さりげなくそちらにも期待をしたいです。
明日の予報では試合が始まるぐらいから降り出すようですから撮影は一休み、しっかりと雨具を準備して幕張まで走ります。



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おーりとーり石垣島 キャンプ篇 六日目の巻

2018-04-17 06:41:53 | 千葉ロッテ

 

すっかりと荷物になるはずだった傘の出番があってしまった第三クール二日目は、ここは石垣島だよね、と愚痴りたくもなる寒さに閉口しました。
それでも本降りになることなく紅白戦も無事に開催、雨が降っていたのも短時間でしたから旅に出る前の予報からすれば贅沢も言ってはいられません。
そんな中でこの日に香月がまたしてもインフルエンザで離脱をしたのが残念至極、安田の入団で押し出されるかと思いきやサードで声を出して頑張っていただけに出遅れが痛く、その後の練習試合で痛めた左手親指の靱帯断裂形成手術で全治3~4ヶ月とは本人もそうでしょうがファンとしてもショック、イヤな流れを拭えないままの今季になりそうです。

湿ったグラウンドでの寒さに震える紅白戦は、その後の打高投低を暗示させるかのような花火大会となりました。
ブルペンでは伸びのあるボールを投げていた陳冠宇、種市がいずれも打ち込まれてしまい、種市などは先発予定だった酒居がインフルエンザ発症で離脱をしたことでの抜擢だっただけに結果を残せればシンデレラストーリーの一歩目を踏み出せたかもしれなかっただけにもったいない、外国人選手枠に苦しむ陳冠宇も似たり寄ったりです。
その後もピリッとしない投手に手を抜くことなく打ちまくった打線は清田と中村が二発、細谷はグランドスラム、テスト組のペゲーロと李杜軒にもアーチが飛び出してこれはどこのチームなのかと、また例によって走りまくる、まくる、井上の飛び出しなどミスはありましたが三家、鈴木、三木、大木など見るからに鈍足でなければ誰でも走るといったところでしょう。
また藤岡裕が左腕からヒットを放ち、菅野がファールフライを好捕、加藤がセーフティーバントをしくじり、つまりはペナントレースは春季キャンプの延長線上にあります。

サインをもらえるのがほぼ個人練習後の室内練習場周りだけになったこともあってか、昨年に比べてここでサインをしてくれる選手が増えたような気がします。
これまでのサインロードでは選手がファンに囲まれて延々と、といったケースが少なくありませんでしたが、こちらはフェンスがあって打ち切りやすいのもその理由かもしれません。
ただ基本的にはサインをし始めた選手は最後の一人まで対応してくれて感謝感激、その中でも神対応は鈴木、そのあたりはサイン篇でまたお伝えします。

写真撮影にもきさくに応じてくれました。
自分は写ることがキライなので選手だけの構図ですが、鈴木などは快くマクレのポーズをとってくれてサービス精神がてんこ盛りです。
既に六日目ともなると石垣島に持ち込んだボールと色紙が寂しくなってきたので同じ選手にいくつもサインをもらうのが厳しくなってきたこともあり、は思いの外の大収穫でした。



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勝つと思うな思えば負けよ

2018-04-16 03:32:44 | 千葉ロッテ

天国から地獄、使い古された言葉ではありますが僅かに5球、ものの3分ほどでひっくり返されてのサヨナラ負けにはこの言葉しか思いつきません。
今日は夜まで外出をしていたために結果を知っての楽天TVでしたがその衝撃は計り知れず、もしリアルな観戦であれば左方向には飛距離の出る藤岡裕のプロ初アーチで勝ったと思ったでしょうからさらに打ちのめされたであろうことは想像に難くなく、そうなれば現地にいたロッテファンからすれば茫然自失だったのではないかと思います。
犠打、盗塁だけではなく、捕ってから投げるまでに余計な動きはありますが強肩でなくとも正確なスローイングを二度も見せた菅野など注目をしていた守りでも結果を出し、いくつかのミスはありながらも井口監督の目指す野球ができていただけにベンチ、選手が自信を失わなければいいのですが、また地元で一から出直しましょう。

ただ球団にはそれで済ませてもらっては困ります。
初回に中田のお約束の四球を逃すことなくバントで得点圏に走者を送っての先制、追い付かれての四回には下位からの連打で勝ち越し、再びに追い付かれての九回にはサファテからヒット、バント、盗塁に内野安打とこれ以上にない得点だっただけに一振りでチャラにされた長打の威力をまざまざと見せつけられたショックは大きいです。
主催ゲームではないので山室球団社長、林球団本部長はチームに同行はしていなかったのでしょうが、もしこれをナマで見て大砲の補強に走らなければ嘘でしょう。
ドミンゲスも二軍で4発18打点で二冠ながらも先日の親子ゲームを見る限りではNPBに順応できているとも思えず、競わせるためにも少なくとももう一門の輸入は必須です。
オープン戦での戦いぶりからすれば意外ではありますが犠打はリーグトップ、盗塁は西武に1つだけ及ばない2位、リーグ最少の三振ながらも早打ちだからではなく四球がやはり西武に2つだけ及ばない2位ですのでじっくりとボールを見えているのは手元に引き付ける金森打法の効果なのか、とにかくやりたい野球はできています。
しかしそれは現状把握からの最適な野球でしかなく、井口監督にしても何が何でもスモールベースボールをやりたいわけではないでしょう。
逆に言えばこれで長距離砲がどっしりと軸となればスモールベースボールの破壊力も増すことになり、それを欠いた片手だけでは蟷螂の斧でしかありません。

一方でベンチとしても、中継ぎ陣の再編が急がれます。
酒居はデスパイネには甘く高めに入ったボールを運ばれましたが中村晃のそれは打った方が技ありだったわけで、7回3失点と充分に先発としての責任を果たしてくれました。
甲斐に3安打を浴びるなどバッテリーとしての反省はあるにせよ、それなりに走者を背負ったピッチングも低めにボールを集めて、また無駄な四球を出さなかったからこそのQSです。
それだけにやはり八回のシェッパーズ、立て続けの3安打は深く守っていたり風に流されたりといずれも本人からすれば打ち取った打球がヒットになってしまう不運さはありましたがボールが高い、甘いからこそ外野まで運ばれるわけで、オープン戦でのピッチングからしての疑問どおりの今となってしまっています。
八回を任せるにはまだ早いとしか思えず、ロサ的な起用で信頼感を上げてからでないと先発陣の白星がこぼれるケースが今後も出てくるでしょう。
そして内はセオリーでいけば論外な柳田勝負を決断したベンチの期待を裏切る形になりましたが、本多、柳田ともに高めの失投が二度と無いよう心に刻んでもらいたいです。



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◆4月15日(日) ソフトバンク−千葉ロッテ1回戦(ソフトバンク1勝、14時、鹿児島、19,124人)
▽勝 サファテ 6試合1勝5S
▽敗 内 8試合1敗2S
▽本塁打 デスパイネ3号(酒居)、中村晃2号(酒居)、藤岡裕1号(中田)、柳田2号(内)

▽バッテリー
千葉ロッテ 酒居、松永、シェッパーズ、内—田村
ソフトバンク 中田、嘉弥真、加治屋、サファテ—甲斐

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12年目、そして五合目に到達

2018-04-16 02:22:57 | 独り言

今日からオリオン村は12年目に突入です。
言うなれば小学校の最高学年で公立に進学をするのか私立にチャレンジをするのか、思案の一年となります。
お手軽ではあるのですが制約も少なくはないプロバイダ系のサービスにこのまま居続けるのに抵抗がありつつも引っ越しにはかなりのエネルギーが必要ですので考えないようにしてきましたが、老後に入って時間ができるのでいけるのではないかと心が揺らいだりもして、それでも維持コストなども考慮をすると簡単な話でもありません。
今まで仕事をしながらどうやって過ごしてきたのだろうと疑問に思うほどに実のところは時間が足りなかったりもして、シーズン中は無理っぽいので焦らずに考えていきたいです。
そんなこんなで暫くは現状維持ですがロッテに充てる時間は確実に増えていますので、気がつけばいつの間にやら5000万アクセス達成、今後ともよろしくお願いします。


【オリオン村の歩み】
誕生:2007年4月16日(Yahoo!ブログ)
引越:2007年4月22日(gooブログ)
1万アクセス:2007年6月4日
10万アクセス:2007年9月17日
50万アクセス:2008年5月10日
100万アクセス:2008年10月3日
500万アクセス:2010年1月2日
1000万アクセス:2011年1月3日
2000万アクセス:2012年11月23日
3000万アクセス:2014年10月18日
4000万アクセス:2016年9月8日
5000万アクセス:2018年4月14日

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(2007年4月16日~2018年4月15日:11年間)



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おーりとーり石垣島 キャンプ篇 五日目の巻

2018-04-15 05:51:09 | 千葉ロッテ

 

休日明けの第三クール初日は前日と同じく天気予報が見事にハズレてくれて傘はお荷物、それでも午後に予定をされていた紅白戦は万が一を考えてか試合開始が前倒しとなり、午前中はほぼサブグラウンドでの投手陣のフィールディング練習を見るだけでしたがそれはそれで新鮮、それなりに長期間の滞在ですのでいろいろなパターンは嬉しくもあります。
和気あいあいがいいかどうかはともかくとしてオルモスもチームに溶け込んでいて、しかしこの翌日にインフルエンザでの離脱でサインをもらい損ねたのが痛恨でした。

動きがよかったのは益田で高校のときは内野手でしたので昔取った杵柄か、打球への反応も速いですしベースカバーへの足の運びもスムーズでした。
声が出ていたのは田中ですっかりと生え抜きの雰囲気が、年齢が上ということもあるのでしょうが昨年からそうでしたので性格的なものがあるにしても外様も入りやすいチームカラーなのか、やはり西武からの移籍組の涌井も然り、大隣らテスト組も然り、いいことだと思います。
また昨年は代表チームに合流で巡り会うことのなかった陳冠宇がいたのが嬉しく、やや不憫な扱いをされていますが末永くロッテで頑張ってもらいたいです。
やたらと笑顔が目立った藤岡貴はこちらも高校のときは野手ですので機敏な動きを見せていましたが、その笑顔は是非ともピッチングのときに見せてください。

ブルペンでは中継ぎの核と期待される有吉と南、そして崖っぷちの大嶺祐です。
有吉は二年目のジンクスに立ち向かうことになりますがボールが低めに集まっていて大きく崩れることはないのではないかと、一方の南は変化球はともかくやはりストレートがもう一つと言いますか抜け球が多く一昨年を期待すると裏切られそうですが、有吉とともにまずまず普通といったところでしょう。
そして先発志望と自分を出した大嶺祐には一皮むけて欲しいものの相変わらずにおっとりしていて、その立ち位置からしてほとばしる覇気が欲しかったです。

投手陣が移動をした後のサブグラウンドでは、別メニューの大嶺翔が軽めの守備練習をしていました。
今ひとつ情報不足でどこを痛めてのそれかが分からないのですが第二クールからの離脱ですのでこの出遅れは痛い、秋季キャンプでは外野兼務との話もありましたがそこまで手が回らなかったのか激戦の内野をメインに戦っていくのはかなりしんどいのではないかと、球団の石垣島戦略があるにしても兄弟ともども微妙なところにいます。

待ちに待った実戦、紅白戦の初戦は井口監督が事前に安田を四番に起用すると明らかにしたことで客足が伸びるかと思っていたのですがさほどでもなく、また酒居、田村、荻野のインフルエンザ罹患によりやや寂しい顔ぶれになったことで盛り上がりに欠けた感は否めません。
先発として期待される関谷と成田ももう一つのピッチングで、関谷は走者を気にしすぎ、成田はボールとストライクがハッキリとしすぎていてペースを掴めていませんでした。
中継ぎとしてそろそろ結果を残さなければならない社会人出身の東條、高野、土肥もアピールには至らず、あれだけブルペンで破壊力のあるストレートを投げていた東條はマウンドでは借りてきたカモメ状態、高野は成田に輪をかけて制球がままならず、ストレートが戻らない土肥はすっかりと中後二世の道を歩みつつあります。

対して野手は改革が順調に進んでいることが目に見えて分かるプレーが印象的でした。
シート打撃のときと同じく「とりあえず走りました」なところはあるにしても岡田、加藤、伊志嶺、藤岡裕、細谷らが失敗もありましたが積極的に次の塁を狙う姿勢を見せたことはベンチも手応えを感じたでしょうが、これまで走らない野球に飽いていた自分にとっても衝撃的とは言い過ぎではありません。
そしてルーキーの躍動がこの日の一番のトピックスで、初打席こそ三振だった安田は二打席目にヒットを放ち、藤岡裕はいきなりのヒットから始まる3安打猛打賞、菅野もヒットを打ちましたから編成部はにんまりだったでしょう、安田はともかく藤岡裕と菅野は大卒経由社会人出身ですので一年目から勝負、幸先のいい出足です。
またテスト組のペゲーロもタイムリーを含むマルチヒット、同じく李杜軒に快音は聞かれませんでしたが初っぱなからマット臭がしていたドミンゲスでしたので早々に合格が約束をされたような気がしないでもなく、底上げはルーキーとテスト組が頼りのチームですので意味のある初実戦だったと思います。



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試金石の第二幕

2018-04-14 00:23:03 | 千葉ロッテ

井口ロッテが志向する野球が強いチーム、好調なチームを相手にしても貫き通せるのか、その第一幕は西武を相手に涌井の乱調という誤算はありながらも足攻とミスにつけ込むイヤらしさを見せられたのではないかと、そうなれば第二幕となる明日からのソフトバンク戦も変わらずに戦えるかがポイントです。
熊本と鹿児島の球場については承知をしていないのですが人工芝ではなく土のグラウンドであれば、守りの堅実さも試されることになります。
初戦は武田、二戦目はおそらくは中田なのでしょう、ロッテをカモにしてきた憎き投手を崩せるのか、ただ打つのではなく「イヤだな」と思わせることがまずは目指すところでしょう。
そして野手とは違ってあまり変化の感じられない投手陣は湿りがちだった内川、デスパイネらが打ち出したので丁寧に低めを突けるのか、ここは田村のリードも問われます。
残念ながら熊本は降水確率100%ですので流れる可能性が高そうですが、そうなれば鹿児島でいい試合をやって締めくくりたい、いけるじゃん、とファンが思う以上にベンチ、選手たちが手応えを感じられるプレーができれば自信に繋がり、その積み重ねがチームを変えていく原動力となりますのでワンプレーを大事に、頑張りましょう。



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涌井が悪すぎた

2018-04-13 03:42:11 | 千葉ロッテ

 

二木が抹消されて、またローテーションが見えなくなってきました。
雨で流れないことを前提にすれば熊本がボルシンガー、鹿児島が酒居、週明けのZOZOマリンは初戦が石川までは指が折れるのですが、それ以降が分かりません。
浦和から誰かを引っ張り上げなければまたしても涌井を中5日で起用するのか、そもそも二人を補充しなければ次のボルシンガー、所沢での酒居、石川、涌井を中4日、もしくは中5日と四人で回すことになりますのでさすがに現実的ではなく、そうなると二木の抹消はアクシデントの可能性がありそうで不安が高まります。
そもそも今日のピッチングを見れば前回のツケが溜まっていそうな涌井はきっちりと中6日でないと無理っぽく、堺雅人の問いかけに落合の推す涌井の今後が気がかりです。

それにしても涌井が悪すぎました。
ピシャリと抑えることは珍しく走者を背負いながらも粘りのピッチングが身上の涌井ではありますが、立ち上がりからいきなりの満塁のピンチは併殺で切り抜けるも味方が先制をしてくれた直後にあっさりと失点、その後も常に塁上に走者を賑わしながらの四苦八苦で古巣に復帰の松井に同点打を浴び、さらには押し出しまでやらかしてのノックアウトです。
ストライクとボールがはっきりとしすぎていて、たまにコーナーに決まったかと思えば主審に弾かれ、どうすればいいか本人も戸惑っていたのではないかと思います。
お得意様にされている炭谷だけではなく外崎にも3安打を浴びたのは単調さもあったでしょうし、その外崎の走塁死で流れを引き戻さなければならないところで安パイの中村を歩かせるのですからどうにもならず、エースですので難しい判断だったでしょうが中継ぎ陣の過負荷がなければもっと早くに代えていてもおかしくはありませんでした。
打線も榎田の移籍後初登板、初先発をアシストしてしまい、それなりに攻め立てながらもあと一本が出なかったのは初顔を苦手にするチームカラーでもあります。
それでも鈴木の三盗や福浦の1970安打目のタイムリーで盛り上がるところはありましたし、こういった展開にでもならないと同じ顔ぶれでの戦いになりますので野手全員がフィールドに立ったのはよかったかなと、涌井がどうこうということを置いておけば長いペナントレース、よくある試合の一つでしかありません。

最後に気になった選手を何人か、二木の代わりに昇格の伊志嶺はさっそくにスタメンで抜擢はgood、今季初ヒット、バントも決めてベンチの期待に応えました。
思っていたよりも菅野が守れていることもあるのでしょうがDHでの起用は寂しくもありますが、右打者が足りていない状況ですので出番はあるはずです。
その菅野に代打は李杜軒、勝利の方程式もそうですが井口監督はまずチームに型を作ることを考えているのか、左腕に対しても粘り強いバッティングを見せている菅野ですのでとにかく李杜軒を使うことが目的だったと思われ、代打の切り札は李杜軒、の構図は暫くは続くのでしょう。
そして今日もバントを失敗してこれで連続四回目か、こうなってしまうと気持ちで負けてしまって体がガチガチになっての負のスパイラルに陥ってしまったか、かと言ってバントをさせずにただ打たせるわけにもいきませんし、気のせいか目も虚ろに見える田村が自分で立ち直ってくれるのを待つしかありません。



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◆4月12日(木) 千葉ロッテ−西武3回戦(ロッテ2勝1敗、18時16分、ZOZOマリン、15,229人)
▽勝 榎田 1試合1勝
▽敗 涌井 3試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、田中、益田、有吉—田村、江村
西武 榎田、平井、武隈、増田—炭谷

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風は友だち

2018-04-12 03:33:28 | 千葉ロッテ

 

窓を叩く音や木々のざわめきで目が覚めるぐらいの強風は千葉市で27.9メートルを記録したとのこと、ZOZOマリンでも試合前の練習では19メートル、試合中は常時13メートル以上で17メートルも目にしましたから風に慣れているロッテの選手でもきつかったのではないかと、ビジターの選手はなおさらでしょう。
前の試合からすればコントロールに難があるわけでもなさそうなカスティーヨが四球を連発、外崎や金子侑も風の影響がなければあそこまで無様な守備にはならなかったと思われますので「風は友だち」とは早川の名言ですが、その伝統を守り続けて味方にして戦っていくのが地元での鉄則となります。
それにしても寒かった、球場の行き来では恥ずかしくなるような上着もこの時期のZOZOマリンでのナイターには必須で、明日は気温が上がるようですがダウンジャケットで臨みます。

ちなみに来場時に配られたのは季節外れのうちわ、はスポンサーから「風を起こせ!」とのメッセージなのでしょう。
千葉、茨城をテリトリーにしているためモデルは同県出身者がずらり、千葉の涌井、唐川、有吉、島、吉田、福浦、大木、清田、茨城の原、柿沼ですが構図が面白く、昨年、一昨年も扱いが大きいのは唐川でホームページを見る限りではその繋がりは見えないので社長だかお偉いさんの好みなのか、唐川は贔屓にしてくれる人のためにも頑張ってください。

さて試合ですが、連日のいい流れでプレーができています。
いきなりの2失点もその裏にひっくり返して中盤に中押し、終盤にややバタバタしたものの開幕8連勝の西武を相手に横綱相撲に近いとは言い過ぎかもしれませんがロッテに負け越すとは梨田監督に続いて辻監督も誤算だったでしょう、今日は走り負けをしたのが悔しいですが井口監督は考えに近い野球ができているのではないかと思います。
初回の菅野の逆転スリーベースは実のところ選球眼、粘りに長けていますので押し出しを期待していたのが本音でしたが見事なスイングに拍手、拍手、追加点となった福浦の1969安打目もボールの力を利用したバッティングはエクセレント、欲しいときに欲しい点が取れるとは思いどおりに過ぎて笑いが止まりません。
無理に引っ張らずにハードヒッティングを心がけているように見えるので凡打にも失望感はなく、こういう心持ちで野球を見ているのは久しぶりのような気がします。
もちろんこれがずっと続くと思うほどに甘ちゃんではありませんし、相変わらずにバントができない田村にスリーバントを命ずるのではなくバスターに切り替えるベンチには一抹の不安が、またその気持ちは分からないでもないですが打球に右手を伸ばす二木や過去の故障を忘れたかのように手でホームにタッチしにいく荻野にはヒヤリとさせられました。
その二木は七回途中までを粘りきっての2失点はどう評価をすべきなのか、球威不足は変わらない中で腕はしっかりと振れているからこそ変化球で仕留められるのでしょうが長いペナントレースをそれだけで乗り切れるとも思えず、この状態が続けば何となく今季も7勝で藤岡貴の後を追いそうな予感があります。
そして内もそうですがシェッパーズも使いすぎ、あそこで間隔の空いた有吉を使えないのであればいったん抹消をして再調整をさせるべきでしょう。
とにもかくにもこうなれば明日の涌井vs榎田で当然に3タテ、4連勝の皮算用をしてしまう不心得者の自分を鎮めつつ、寒くてもいいのでまた追い風をお願いします、風神様。



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◆4月11日(水) 千葉ロッテ−西武2回戦(ロッテ2勝、18時15分、ZOZOマリン、15,229人)
▽勝 二木 2試合1勝1敗
▽敗 内 7試合2S
▽敗 カスティーヨ 2試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、松永、シェッパーズ、内—田村
西武 カスティーヨ、小石、高木勇、ワグナー、伊藤—森、岡田

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ジョーカー松永

2018-04-11 04:07:09 | 千葉ロッテ

 

毎試合にバックネット裏というわけにもいきませんので今日はTEAM26が大盤振る舞いをしてくれたスプリングチケットでの観戦、予約をするときに一番にホームに近い席を選んだので三塁側となってしまったのはベンチの中の動きを見るのに悪くもないのですが、しかし福浦のイベント日であることからすれば痛恨でした。
距離があってボケ気味ですしホーム側のファンへの配慮がされますのでこんな写真しか撮れず、何はともあれ伝説の榎本を超えた福浦には新たな伝説に向けてあと32安打です。
ちなみに気になっていた攻撃のときに鳥越ヘッドが一塁コーチャーに立つので井口監督の相談相手は誰なのかは、今日は向かって左に的場コーチ、右に金森コーチ、であれば守備のときは鳥越ヘッドがべったりかと思えば井口監督は右隅に引っ込んで中央に鳥越ヘッドと清水将コーチ、陣形の指示は大塚コーチ、といった布陣でした。

井口ロッテになって改革が進んでいますが、KYなところは変わらないようです。
マスコミがネタとして渇望する西武の開幕9連勝をさくっと止めた、と言いますか勝手に西武が止まっただけだったりもしますが、埼玉を止めたのは千葉でした。
石川は3割打者がずらりと並ぶ打線に神経質になりすぎているようにも見えた立ち上がりに球数が増えて七回途中でマウンドを譲りましたが、尻上がりに調子を上げての3安打8奪三振は見事、球数を少なく無駄な四球も出さなかった一昨年に比べればまだまだですが「どうすればいいか分からない」との弱気の虫は押さえ込めたようです。
ストレートの伸びと変化球のブレーキが西武打線を翻弄して4月上旬で昨年の勝利数にリーチ、なんて低いレベルの話ではなく二桁勝利復活への確かな一歩を踏み出しました。
その石川が先頭打者を歩かせてのピンチにジョーカー松永、狙ってのものではないでしょうがまたしても三球三振で難敵秋山をあっさり蹴散らしたのがファンタスティックすぎます。
ボールに角度があって左打者はかなり見づらいのではないかと、さほどに左打者を得手とせずむしろ苦手にしていたときもあった松永の変化はお立ち台に相応しいものでした。
勢いに任せず、欲を出さず、イニング跨ぎで源田まで投げさせることをしなかったベンチにも、拍手を贈りたいです。
ただ4点リードとなった最終回の内はできれば避けて欲しかった、追加点が直前でしたので投げる準備が万全だったことでの登板は理解しますし、そこで田中に切り替えてピンチになったときに内のテンションが元に戻らないかもしれないリスクもあり妥当な判断だったとは思います。
それでも内だよと、10試合で6登板のスタートはガラスの内を思い知らされていることからして長いペナントレース、まだ始まったばかりということを忘れてはなりません。

打線は昼間の二軍戦をなぞらえるかのようにヒットはおろか四球も選べず、十亀ってこんなに力押しをする投手だっけ、なんて思いながらもミスにつけ込んで攻略をするところなどはこれまたファンタスティック、五回の同点劇はタナボタでしたが六回はノービットでの勝ち越しですから連日のロッテらしからぬ攻撃です。
走る井口ロッテにバッテリーだけではなく野手までもが浮き足立っているようで、三塁走者を気にしすぎてベース手前で捕球をしてみたり、ミスを誘発する足攻は見事でした。
それだけに七回のミスジャッジが酷い、あれではセカンドでもコリジョンルール、走塁妨害を適用しなければ野球にならないでしょう、ぶつからずともタイミングとしてはアウトと判断をしたのか、送球が逸れたので仕方ないとしたのか、いずれであってもルールを有名無実化する愚ジャッジだったと思います。
帰ってから楽天TVで里崎の解説を聞きましたがショートはああするしかなかったでしょう、それは分かりますが送球をしたキャッチャーが悪いのですからプレーとしては違反としなければダメ、それでぶつかって怪我をしたら誰が責任をとるのか、そもそもコリジョンルールは怪我防止が主眼だったはず、悪意がないからと日本人はルールを曲げすぎます。
ベース上への送球であればタイミング的にはセーフだったでしょう、負けていれば早川事件と並び称される岡田事件、になったかもしれません。



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◆4月10日(火) 千葉ロッテ−西武1回戦(ロッテ1勝、18時15分、ZOZOマリン、16,884人)
▽勝 石川 2試合2勝
▽敗 十亀 2試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、松永、シェッパーズ、内—田村
西武 十亀、高木勇、野田—森

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御前試合がイマイチ

2018-04-11 02:16:23 | 千葉ロッテ

 

今季初の二軍戦の観戦は親子ゲーム、ZOZOマリンでの開催になりますので姿は見かけませんでしたが井口監督はどこかにいたはず、そうなれば一軍でなかなか打席に立つことがない平沢や三木、昇格候補の中堅どころがスタメンに名を連ねるのは仕方のないところで、それでも普段に見ることが少ない選手の出番が少なかったのが残念ではあります。
試合前の練習は一軍と同じ動きなのは当然と言えば当然ですがやや声が小さかったのと動きももう一つだったような、若さをアピールして欲しかったのが正直なところです。
その練習後は諸積コーチを中心にミーティングでこういった積み重ねが大事ですので、継続は力なり、続けられなかった選手が淘汰されると覚悟をしてやっていってもらいましょう。

そんな御前試合はまずは投手、あるいは井口監督が一番に見たかったのかもしれない佐々木が5回零封でしたが、残念ながら内容はイマイチでした。
力でねじ伏せるタイプではないにしてもZOZO仕様での140キロ前後のストレートはあまりに力不足、二軍は抑えられても内田に二本打たれるなど一軍レベルではこれでは厳しい、フォームをいじったのか腕の出方が担ぎ投げとまではいかずともスムーズさに欠いたそれは本人が投げやすければいいのですが、しかしボールが走っているようには見えません。
風の手助けもあってかスライダーが異様に曲がり、またシンカーやフォークもまずまずなだけにストレートが惜しい、今日ぐらいの相手であれば上から目線であって欲しかったです。

六回からは安江、高野、大谷、東條の完封リレー、ただこれまたグッとくる投手はいませんでした。
安江は石垣島のときほどに悪くはありませんでしたがこれといった特徴も感じられず、高野はストレートに力はありましたが相変わらずにチキンなのか簡単に二死をとりながらも走者を出すとボールが散らばり、逆に大谷はテクニックはさすがですが重さの戻らないストレートが寂しい、東條のボールが一番に一軍に近いように感じましたが落ち着きがありません。
大谷の老練さに高野のストレートがあれば完璧なのですが無い物ねだりなのか、今日はボールボーイだった岩下、成田、種市、島をビシバシ鍛えるしかなさそうです。

一方の打線は御前試合モードでこの顔ぶれ、一軍でも展開によってはありそうなオーダーです。
しかし六回途中までノーヒットと尻がもぞもぞとする貧打にガッカリ、100球を超えても140キロ台後半のストレートをびしばし投げ込む古川はコントロール、変化球はもう一つながらもそのストレートが威力抜群なだけに高めのボールは振っても当たらず、ボール気味の緩いボールにタイミングが合わずと、やりたいピッチングにやられまくりました。

この一試合だけでは何とも言えませんが、全体的に振りが鈍かったように感じられました。
吉田などが顕著でしたが自分の土俵に引き寄せるのではなくボールを追いかけてしまうようなスイングで、結果を意識しすぎているのか、そこに魅力はありません。
安田はそれでも振っていましたがやや無茶振りのような、それでも今は思い切って振ることこそが大事ですので率が下がってもベンチにはフル出場を維持し続けてもらいたいです。
残念すぎたのがドミンゲスで数字はそこそこなのでちょっとだけ、ほんのちょっとだけ期待をしていたのですが、石垣島と何も変わっていませんでした。
顔はレフトスタンドで打球はファーストにどん詰まり、NPBの配球がまだ分かっていないのか、振ったところにボールがくれば強い打球は飛びますが、ただそれだけです。
平沢と加藤の長打で虎の子の1点をもぎ取りましたが、その加藤が二軍降格後初戦の初打席で死球退場、翌日に欠場で心配をしていたのですが元気にプレーをしていたこと、春季キャンプの打ち上げ後に消息不明だった伊志嶺が先日に姿を見せてからまずまずやれていること、が今日の一番の収穫かもしれません。

その今日に一番に楽しみにしていたのは和田でしたが、途中から入って最終回の一打席だけでした。
振りが鈍いとは言いましたがこの和田だけは例外中の例外、これでもかと振り切るスイングは魅力的に過ぎてよだれが止まりません。
ただ振ればいいわけではありませんが当てにいくそれに比べれば万倍マシ、ワギータなどとマスコミに命名されましたが、その豪快さとフォロスルーは確かに似ています。
ただ柳田は鋭いスイングとパワーで天まで届けと振り抜いているのですが、和田はパワーと言うよりは体のしなりで打球に力を乗せているように思えます。
まだ線が細いので筋肉と重さがついてくればまた変わってくるかもしれませんが、その振り切る基本だけは変わらずにいてもらいたいです。

親子ゲームのお楽しみ、今日の収穫は成田と岩下です。
今季初なのでおそらくルーキーだろう、安田と和田なら安田がA列、和田がB列になるはず、と狙いすまして石垣島でもらい損ねた和田にリトライとB列に並びました。
しかし案に相違してボールボーイの最後のお仕事、島と種市がA列、和田と岩下がB列、ともに石垣島でもらいましたのでこちらは陳列用で玄関に飾ることにします。



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楽天

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千葉ロッテ

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◆4月10日(火) 千葉ロッテ−楽天1回戦(ロッテ1勝、10時59分、ZOZOマリン、1,082人)
▽勝 高野 6試合2勝
▽S 東條 5試合1敗3S
▽敗 古川 2試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、安江、高野、大谷、東條—吉田、宗接
楽天 古川、久保—山下

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キューバはどうした

2018-04-10 02:20:49 | 千葉ロッテ

春季キャンプには間に合わずとも開幕には合流できる見込み、としていたキューバの若手選手、16歳前後の投手を2人との話でしたが、続報がありません。
3年から5年のスパンで育成をしていく、そのスタンスは大賛成ですがそれがキューバ政府を相手に通用をするのかどうか、当然に長期契約となるでしょうしキューバとしても期待の選手であれば代表チームへの招集との兼ね合いもあり、球団の思惑だけではどうにもならないなかなか難しいところもあるのでしょうが、その動向はやはり気になります。
ドミンゲスを2週間ほど見てから、としていたペーニャの去就も自然消滅でその後に音沙汰がありませんし、こちらも十八番の尻切れトンボなのか、そもそも育てられるのかとの疑問は置いておくとしても育ったら育ったで札束でかっさらわれてしまうキューバとの縁は切るべきだと考えていますので実のところどうでもよかったりはしますが、ぶち上げるだけぶち上げてそれだけ、始めても長続きをしない、などこれまでの球団の姿勢がそのままというのは面白くありません。
キューバでなくとも中南米の若きアスリートを自前で育てて長期契約で縛る、広島のメヒアなんかもそうですし、球場の演出に力を入れるぐらいに編成にも力を入れてください。



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マッチポンプな田村が決勝打

2018-04-09 01:56:43 | 千葉ロッテ

二度のバント失敗に振り逃げを許したキャッチングミスと直接に得失点に絡むプレーではありませんでしたが流れをぶち切ってしまいながらも最後は値千金の決勝タイムリー、このマッチポンプな田村が3タテを食らいそうなところを寸前で阻止、ヒーローインタビューでは恨まれるではなく反省の言葉を口にしては欲しかったですが、東京ドームでは花火大会を見せつけられてもパシフィックを相手にした勝ち試合はほとんど記憶がないだけに、またしてもお疲れ様な4時間超のゲームを拾えたのはラッキーでした。
両チームともにチャンスを潰しまくりましたのでどっちもどっちではあったのですが連敗をしていただけにロッテにとっては大きな一勝、ここまではどちらかと言えばAクラスを争うライバルとの戦いでしたが週明けからは開幕8連勝の西武に圧倒的な戦力を誇るソフトバンクとの5戦、井口野球が通じるかどうかを試すに最適な相手とのガチンコ勝負が楽しみです。

理想的なバッティングでセンター右に運んだ田村はもちろん見事でしたが、その前のダブルスチールがこの白星をもたらした言ってよいでしょう。
ここのところは守りだけではなく足でも衰えを見せる岡田のスタートに鶴岡の送球が乱れたのはまさかとの思いがあったのではないかと、セオリーとしては走る場面ではないところで走るのが井口野球、もちろん失敗も少なくはないのですが志向する野球を貫いていることが喜ばしく、このままに西武、ソフトバンクにぶつかってもらいたいです。
左腕に左打者を並べるところなどは右打者ばかりの伊東ロッテからの変化、と言うよりは単に右打者が足りていないだけなのが実情にしても基本的には慣れの問題ですのでヒットが出ずとも菅野などにはいい経験になっているでしょう、一方で藤岡裕は予想どおりに内角高めを攻められて苦労をしていますが、両選手ともに我慢こそが血となり肉となります。
タイムリーも出ず犠牲フライも打てずと中盤から終盤にかけてのチャンスを逃したものの一方で初回の先制点は鮮やかすぎてロッテではないみたいで、またあまり話題にはなっていませんが今日も中村、鈴木と堅守で盛り立てるなど守備での大きな破綻が見られないのも昨年までとの違いです。

先発の酒居は六回持たずと責任を果たせなかったのは球数がやたらと多く際どいところをとってもらえなかったにせよ狙ったところに投げ切れていなかった、ではありながらもボール球がほぼ低めに外れていたからこそ箱庭での大怪我にならなかった理由ですから、次の西の箱庭でもそれでお願いします。
そこからの継投は明日が休みだからか惜しみもなく投入、は無駄遣いにしか思えず延長十二回を意識したものではなかったのが残念、イニング跨ぎをなるべくしないようにしているのはgoodながらも益田の2イニングはさすがに有吉は使えなかったのと残るのが関谷だけでしたので仕方がないにしても、田中をもう少し上手く使ってもらいたいです。
そんな中で打ちまくるマリーンズジュニア健介を三球三振、FA移籍などは夢のまた夢の中田を抑えた松永がZOZOマリンであればお立ち台に呼ばれたであろうナイスピッチング、あるいはジョーカーになってくれるのではとの期待どおりの活躍もまだ四月も半ばに至らずと自分を鎮めつつ、ミニラの覚醒をじっくりと見守ります。



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◆4月8日(日) 日本ハム−千葉ロッテ3回戦(日本ハム2勝1敗、14時、東京ドーム、28,347人)
▽勝 益田 5試合1勝1敗
▽敗 井口 4試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 酒居、田中、南、松永、シェッパーズ、内、益田—田村
日本ハム 加藤、トンキン、石川直、宮西、西村、井口—清水、鶴岡

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飛んで飛んで飛んで

2018-04-08 00:34:35 | 千葉ロッテ

昨日は大人しめだった東京ドームは今日はアーチが飛び交う、と言うよりは一方的に放り込まれる展開は、どうやら日本ハムがベンチに円広志を招待していたようです。
オルモスの出遅れでチャンスを手にした陳冠宇はボールの走り自体はさほどに悪くはなかったと思うのですが、しかし打たれたボールは当然のように真ん中に吸い込まれるように投げ込んでしまえばそこは箱庭、中田やレアードであれば諦めがつくものの申し訳ないながらも清水あたりに打たれてしまえば残念、の言葉ではなかなか片付けられません。
開幕早々に過負荷状態になっている有吉も1イニングで3発を浴びてしまえば、せっかくオープン戦で抑えであっても、ぐらいまで調子が整っていたものがご破算になってしまいます。
田中を開幕から一軍に入れておけばもう少しは負荷分散ができたと思いますし、先発の中5日もそう、いきなりですが投手陣の起用法を考え直さないと厳しさは増していくでしょう。
ただ試合としてはもちろんいきなりの大量失点ではありましたがハンカチ王子を攻めきれなかった打線がもどかしい、8四死球で僅かに押し出し死球のみの1得点では消化不良すぎて笑いすら出てこず、当事者ではありますが井口監督が呆れ嘆くのも仕方なし、それともノーヒットながらもそのハンカチ王子に白星が付かなかっただけで満足をしなければならないものなのか、四回、もしくは六回に一本でも出ていればまた違った展開だったかもしれないとは思いつつもそれが野球、ではあります。
こんなことで50th記念ゲームが東京ドームでの開催で大丈夫か、との心配はまだ先とまずは明日、こんな大味なゲームは面白くもないので酒居には締まった試合をお願いします。



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◆4月7日(土) 日本ハム−千葉ロッテ2回戦(日本ハム2勝、14時、東京ドーム、32,755人)
▽勝 西村 3試合1勝
▽S トンキン 4試合1勝2S
▽敗 陳冠宇 1試合1敗
▽本塁打 清水1号(陳冠宇)、2号(有吉)、西川1号(陳冠宇)、中田2号(陳冠宇)、清田1号(西村)、レアード3号(有吉)、横尾1号(有吉)

▽バッテリー
千葉ロッテ 陳冠宇、田中、有吉、益田—田村、江村
日本ハム 斎藤佑、井口、西村、宮西、田中豊、トンキン—清水

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