オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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悪い予感は当たるもの

2018-04-07 01:05:17 | 千葉ロッテ

前日の18安打から一転して僅かに4安打、打ちまくった翌日に沈黙とはロッテに限らず球界の七不思議の一つとも言われていることにしますが、悪い予感はそれではありません。
オープン戦で対戦をしたときに感じたマルティネスへの羨望と言いますか、140キロ台後半のストレートを連発するそのピッチングは力押しに弱いロッテ打線には天敵になるのではないかとの漠然とした不安が的中、そのときには外角一辺倒の配球を見透かしたかのように攻略できましたが、今日はほぼ手も足も出ませんでした。
必ずしも力押しでねじ伏せられたわけではありませんがそのストレートを意識させられて変化球にタイミングを外され、変化球を意識してみれば力強いストレートに詰まらされ、解説者がやたらと鶴岡のリードを誉めていましたが「清水とは違うのだよ、清水とは」とランバ・ラル、いや、鶴岡にしてやられたといった感じです。
ベンチも打つ手が無かったのかストレート、変化球のいずれかに絞った様子もなく、せっかく昨日に誉めたばかりなのにストライクをとりあえず振ってみました、そんな早打ちでマルティネスを助けてしまって悪いところばかりが目立ちましたので、たかが6試合で浮かれてしまった自分とともに戒めの一日としましょう。
負けじとボルシンガーも高めに浮くことはほとんどなくスライダーも低めに決まって中5日で6回3失点のQSですから文句のつけようもなく、しかしその数少ない甘く入ったボールをレアードにスタンドインされるなど球威の無さを露呈したような、このボルシンガーとマルティネスを見ると両球団の編成の考え方の差が透けて見えます。
藤岡裕がこねまくり、中村が待ちきれずに強振し、福浦の一試合一本が一試合一出塁となり、リクエストは明らかなミスジャッジでなければ認めないことも分かり、それでも西川のアシストがあったにせよ李杜軒の移籍後初ヒット初打点で最後に盛り上げてくれましたので明日は舐めきったハンカチ王子を泥だらけに、チェンチェン大丈夫なピッチングに期待です。



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◆4月6日(金) 日本ハム−千葉ロッテ1回戦(日本ハム1勝、18時、東京ドーム、23,202人)
▽勝 マルティネス 2試合1勝1敗
▽敗 ボルシンガー 2試合1勝1敗
▽本塁打 レアード2号(ボルシンガー)

▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、松永、益田、南—田村
日本ハム マルティネス—鶴岡

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涌井が移籍後初勝利

2018-04-06 01:59:16 | 千葉ロッテ

出陣式での「今年、千葉ロッテマリーンズに移籍してきた涌井秀章です」はロッテ涌井の第二幕のスタート宣言、その初登板となった開幕戦こそ勝ち投手の権利を後続がひっくり返されてしまって無に帰しましたが、二戦目の今日は打線の援護に守られての移籍後初勝利、200勝を目指して新たな一歩を踏み出しました。
六回途中での降板ですので先発の責任は果たせませんでしたが開幕早々の中5日ですので仕方なし、清水直コーチのコメントでは昨年の花火大会で東京ドームの回避、また来週の金曜日に試合が無いための前倒しとのことですが明日のボルシンガーはともかく全員を中5日というわけにもいきませんし、ましてや石川の中4日などはもってのほか、そのあたりは土曜日に誰が投げるかで見えてくるのでしょうからそれまでは戦々恐々といったところです。
それにしてもこちらも開幕早々にリリーフ陣のフル回転がしんどい、6戦目で有吉が5試合、シェッパーズと内が4試合、4点リードで益田を使えないのであればお話にもなりません。
さて涌井、立ち上がりはらしすぎるピッチングで得点圏に走者を背負いながらも凌いだのはさすがながらも球数が五回で104球はいくら何でも多過ぎで、終盤のスタミナを誇る涌井でも六回の息切れは必然と言えば必然、らしくもなく味方が得点をした直後に三者凡退に抑えた貯金で逃げ切れはしましたが、やはり中6日を堅持して白星の確率を上げたいです。
それにしても18安打vs9安打にしては左手でうちわを扇げない試合でしたが、そんな中で前日に続いてボール先行と苦しい展開で安達を抑えた南に敢闘賞を贈ります。

その18安打を放った打線はチーム打率も3割に乗せて勢いが付いていますが、細かなミスも目立ってきました。
田村と菅野のバント失敗は相手がミスったり後続に助けられはしましたが、勝敗を左右しかねないプレーですので結果オーライで終わらせないでもらいたいです。
また加藤の犠牲フライの間に田村がセカンドに進塁できなかったのかしなかったのか、あの打球であればホームへの返球が必至でしたしそうでなくとも福浦の走塁をアシストできたでしょうから走って欲しかった、結果的に荻野のヒットで得点に繋がらなくとも相手に与えるプレッシャーを考えればもったいなかったと思います。
それはさておき追い込まれつつあった井上にヒット、タイムリーが出たのが地味に大きく、今日にタコであれば村田待望論が強まってもおかしくはなかったでしょう。
また藤岡裕と菅野のヒットも明日に繋がる一本、ここのところは引っ掛けてばかりだった鈴木も4安打猛打賞、前日からオーダーを戻したことで一日一本改め一試合一本の福浦が口火を切って加藤で先制点はある意味で象徴的でもあり、それはそれとしても平沢、三木、清田にも少ないチャンスを頑張ってもらいたいです。
そしてとりあえずのストライクを振るのではなく自分のゾーンにきたボールをセンター中心にはじき返すバッティングを続けられれば、次のステージに進むための扉が見えてきます。



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◆4月5日(木) オリックス−千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1敗、18時、京セラドーム大阪、23,858人)
▽勝 涌井 2試合1勝
▽敗 ディクソン 1試合1敗
▽本塁打 マレーロ3号(シェッパーズ)、鈴木1号(小林)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、南、有吉、シェッパーズ、内—田村
オリックス ディクソン、金田、山崎福、小林—若月、伊藤

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球威不足

2018-04-05 03:17:42 | 千葉ロッテ

打撃陣は目指す野球が浸透しつつある井口ロッテですが、しかし投手陣はそう上手くはいっていないようです。
力強いストレート、を求めた井口監督に応えられているのは、と名前を挙げるのがしんどくなるのが現状で、今日の二木に西野はむしろ悪化をしているようにも思えます。
昨年に大きく飛躍をした二木はストレートの伸び、キレがシーズンを通して維持できたからこそ、春季キャンプから本人もそのストレートの数字が出ないことを不安視していましたがそれは開幕をしてからも変わらず、それが理由か今日はやたらと変化球ともなれば打者からすれば絞るのにさほどの苦労はなかったでしょう。
先発の六番手で金曜日に投げるのでは、とも思っていた西野の中継ぎ起用も裏目で試合をぶち壊し、こちらは変化球の制御が利かずに苦し紛れのストレートが棒球のように真ん中に入れば異常終了、いや、以上終了、浦和ではやはり球威不足の藤岡が4回5失点、大隣は3回9失点と大炎上、投手陣は編成から考え直さなければいけないのかもしれません。
もっとも初回に鮮やかな先制をした打線もひっくり返されてからは後が続かず、2割そこそこでも昇格できて前の試合に2打席連続三振でもスタメン起用の清田やテスト入団の李杜軒のお友達起用も不発、福浦はお疲れ休みの意味合いもあったのでしょうし加藤の右打席が貧弱なことからして分からないでもないですが、ちょっとげんなりではあります。
明日は元のオーダーに戻すにしてもこういった小さな躓きが大怪我に繋がったりもして、中5日の涌井が拍車をかけるのではなく悪い流れを断ち切ってくれることを願うばかりです。



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◆4月4日(水) オリックス−千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、18時、京セラドーム大阪、21,244人)
▽勝 アルバース 1試合1勝
▽敗 二木 1試合1敗
▽本塁打 吉田正2号(二木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、南、西野、益田—田村
オリックス アルバース、黒木、近藤、増井—若月

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井口監督の勝負勘

2018-04-04 01:34:11 | 千葉ロッテ

今季初のビジターは楽天TVでの初視聴、パソコンでの画質がパ・リーグTVよりも詳細で見やすかったもののタブレットはOSのバージョンが古くて専用ソフトをダウンロードできず、これまでは作業をしながらの視聴はタブレットに頼っていただけにこれは痛い、DAZNはどうなんだろう、結局はパ・リーグTVに戻ることになるかもしれません。
そんな今日は井口監督の勝負勘が冴えまくっての三連勝、七回の攻撃で豪快に動いて白星をもぎ取りました。
右の代打が足りていないので分からないでもないのですが昇格が二軍で.323の大嶺翔ではなく.214の清田だったのは面白くないですし、一人だけ出遅れていた田村が形はどうあれ今季初ヒットの次の打席でその清田が代打にもガッカリ、それでも清田を出したからこその代打平沢だったのでしょう、その平沢が見事に同点タイムリーですので感服です。
これまで四打席はあった福浦に今日は早めの代走もそう、失敗もありましたが積極的な盗塁は相手バッテリーには脅威でしょう、ダブルスチールは不発でしたが公式戦でもきっちりと仕掛けたのもgood、シンプルバントが増えてきましたがそれも足を使った攻撃の一つでもあり、有言実行の井口野球が楽しいです。

あっちに行ったりこっちに行ったり、試合の流れとしても面白かったです。
あの金子はどこに、とオープン戦で乱れたピッチングとは別人の金子に一回りまではパーフェクトに抑えられ、一方で奇しくもその試合で投げ合った石川はピンチの連続を併殺で何とか切り抜けて、こういうときにこそ先制をするのが劣勢のチームとばかりに中村のヒットはしかし宗の好返球でホーム封殺され、その宗に石川がプロ初打点となる先制タイムリーを浴びたものの鈴木の拙守に耐えきった次の回に井口監督の神采配が炸裂、目まぐるしいことこの上ありませんでした。
石川は立ち上がりこそ先頭打者を出すなど苦労をしましたが昨年に比べれば無駄球も少なく自分の土俵で投げられたのではないかと、次も期待できそうです。
勝利の方程式は今日は八回に有吉、あれっと思えば最後はシェッパーズがあるいは史上最大背番号セーブも内の三連投で何かが起きたのか、もぞもぞと落ち着きません。
金子に苦しめられた打線も菅野の四球に福浦の一日一本でチャンスを作り甘いボールでしたがそれを平沢が見逃さず、荻野がくるっと回って勝ち越しタイムリーツーベース、中村が逆らわずにだめ押しのタイムリー、足攻ばかりが取り上げられていますがセンター方向を意識したバッティングが堅守とともに、三位一体の強みとなっています。
勢いだけに任せず菅野が逆転の口火を切る四球にバントとヒット、藤岡裕もバントと四球、ルーキーの地に足が付いたプレーも素敵すぎます。
核弾頭の荻野が絶好調なのも大きい、膝への不安はありますが右方向へのバッティングでは前で捌いていましたので今回は金森理論を上手く消化できているのかもしれません。



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◆4月3日(火) オリックス−千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、18時、京セラドーム大阪、34,725人)
▽勝 石川 1試合1勝
▽S シェッパーズ 3試合1S
▽敗 金子 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、有吉、シェッパーズ—田村、江村
オリックス 金子、小林、金田、榊原—伊藤

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おいおいおいおい

2018-04-03 04:18:53 | 千葉ロッテ

せっかくいいムードで開幕カードを勝ち越したのに、さっそくに涌井の中5日は勘弁をしてもらいたいです。
先発ローテーションの六番手にどれだけのレベルを求めているのか、むしろ育成を標榜するのであればチャレンジ枠であってもいいぐらいなわけで、佐々木と唐川は二軍でもピリッとしていませんが派手さはなくとも渡邉、味方のエラーに踏ん張れずとも陳冠宇はそこそこの結果を残しているのですから抜擢という選択肢もあるはずです。
そんなことをやっているから底上げがなかなかできず、またいざというときに主戦が疲労困憊で調子を落としてしまう、といった西村ロッテ、伊東ロッテの轍を踏まないでもらいたい、渡邉らの登板間隔が足りないのは計画性の無さの裏返しですから理由にはなりません。
現実問題として伝えられる5日の一度きりは仕方がないとしても、チームにいるはずではなかった涌井におんぶにだっこでは情けなさ過ぎ、撤回を願います。



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ライフワーク、遠のく

2018-04-03 00:24:52 | 日本史

続日本100名城公式ガイドブック

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ライフワークとしていた日本100名城巡りはまだ53城と半数をやっと超えたところなのに、続日本100名城なるものが新たに制定されました。
その分家とも言うべき制定は昨年の4月6日、そしてスタンプラリーが始まるのは今年の4月6日、ベタな語呂合わせによるものです。
本家と併せてこれから始める方からすれば200名城を効率的に巡ることもできるのでしょうが、既にここまで巡っている身としては過去に訪れたところにスタンプだけを目的にしなければならないのはしんどさもあり、また根室半島チャシ跡群や吉野ヶ里遺跡と同じく城跡に含めるには違和感のある品川台場などは勘弁をしてもらいたいのが本音です。

ラインアップをされたうちで浪岡城、白石城、米沢城、三春城、沼田城、大多喜城、高田城、富山城、福井城、越前大野城、大垣城、浜松城、津城、福知山城、岸和田城、大和郡山城、米子城、備中松山城、三原城、大内氏館、勝瑞城、岡豊城、小倉城、久留米城、唐津城、福江城、八代城、中津城、臼杵城、佐伯城、佐土原城と31城は訪れたことがあり、それだけのために既に制覇している九州、山陰、山陽をまた攻めるのはかなりヘビーです。
さらには建物は一切ない、かつ市街地から離れた山城が多い印象で、そうなれば自転車野郎にはハードルが高すぎて相当な困難を伴うでしょう。
成り行きとしては当然に本家を優先して分家はついでとまでは言いませんがその範囲の中で足を伸ばす、本家を制覇後に時間と体力が許せば残りを潰していく、ことになりそうです。
何にせよここ二年ほどは多忙を言い訳に史跡巡りの旅に出ていないのでネジを巻き直さないとヤバそう、しかしその前に二年前の旅日記に手をつけないと次を始められないのは性格によるものですから今夏も見送りの可能性が高いだけに、今年のうちに身の回りを整理して2019年に臨みたいです、小鬼が笑っているでしょうが。



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逃げ切って勝ち越し

2018-04-02 02:03:55 | 千葉ロッテ

 

力押しに弱く初物も苦手なロッテ打線ですので則本、美馬、池田で梨田監督は悪くても勝ち越し、ぐらいに考えていたのではないかと、常時10メートルオーバーの強風にプロ初登板初先発の池田が乱れたのはまだしも則本、美馬までもがコントロールに苦しんでの負け越しは誤算以外の何ものでもなかったでしょう。
しかしそうでなくともロッテの足を使った攻撃を軽視していれば結果はさほどに変わらなかったような、井口ロッテの戦いぶりは別のチームのように見えたのではないかと思います。
そんなこんなで一回表裏で30分、三回を終わったところで1時間40分、六回を終わったところで3時間の長丁場は延長戦に入ったら風邪でもひいてしまうのではないかと思えるぐらいにバックネット裏にも珍しく強風が吹きすさび、マーくんの力走に応えてかぴたり4時間で逃げ切ってくれて助かりました。

先発の酒居は六回途中で実質的なKOをされてしまいましたが、内容としてはさほどに悪くはなかったと思います。
初回にペゲーロにファールで粘られながらも歩かせなかったのが酒居の真骨頂、ヒットは打たれましたが根負けをしてしまえばその後に影響が出ますので粘り勝ちとも言えます。
昨年はもう少し数字が出ていたような気がしますがそれでもその数字よりはストレートに威力が感じられましたし、抜けることはあってもほとんど浮いたようなボールがなかったことも大怪我をしない理由でしょう、風の影響か変化球が曲がりすぎて苦労をしていたようですが打線との兼ね合いではあるものの充分に二桁勝利を狙えるピッチングでした。
交代のタイミングはなかなかに難しく、五回で111球ですから代えてもよかったのですが先発としての責任として最低でも六回と考えての続投だったと思われ、失点をしたところでも代えなかったのは井口監督の意志、エースとしての教育の一環であったとすればもし負け試合となっていたとしても支持をしたいです。
その六回にボールが真ん中に集まってしまったのは強風に体力を削られてのガス欠だったのではないかと、ロッテでエースを目指すのであれば避けて通れない道でもありますからこれも酒居にとってはいい経験、昨年も継投のタイミングでいろいろとドラマがあった酒居の今後を楽しみに見守りたいです。
酒居の残したピンチを傷口を広げることなく抑えたのが松永、前日とは打って変わって左対左のイニング途中でしたので起用については自分の買い被りだったのか、何にせよここまではストレート、スライダーとも力、キレがありきっちりとコントロールできていますので今季はジョーカーになってくれるかもしれません。

1点差を守り切った勝利の方程式、と言いますか現時点でのベンチの信頼は内、シェッパーズ、有吉なのでしょう。
しつこいようですが有吉とシェッパーズが逆だとしか思えないのですが今日のシェッパーズは変化球が低めに決まって危なげないピッチング、あれはカーブの軌道にも見えなかったのでスライダーなのか、また癖のありそうなストレートも悪コンディションの中で140キロ台後半が出ましたので、今後に大化けをしてくれることを願いたいです。
また小林コーチがあっさりと前言を撤回するかのような内の三連投、昨日の登板が余計だったようにも思えるのですがこれを続けるとも思えませんのでとりあえずは様子見です。

打線は今日も9安打でチーム打率は.292と昨年とは雲泥の差、もちろん個々の選手の成長もあるのでしょうが打撃スタイルの変化が見て取れます。
顕著だったのが三回の菅野と福浦で、左腕に対して開くことなくセンター返しは見事、菅野はタイミングが外れて体勢が崩れながらもバットコントロールで上手く運べたのはセンターの意識があってこそでしょう、また一日一本の福浦も打ち取られながらもセンター方向に強い打球を打てています。
その菅野と藤岡裕が今日のお立ち台、菅野に一日遅れでプロ初打点の藤岡裕は懸念をしていた引っ張ってのタイムリーは低めのボールだったからこそという気がしないでもなく、そうなれば内角高めを弱点に突かれてきそうですが公称よりも大きく見える体がボールに対してしなやかに反応できていますので壁にぶつかっても乗り越えられるでしょう。
終わってみれば貴重すぎる1点となった荻野のアーチは上段まで飛んだかに見えたアマダーの打球が強風で戻されたようにスタンドまで届くとは思っていなかったのでビックリ、また金森打法に戻って前で捌くスイングでなくなってしまったのが引っ掛かりますが、結果が伴っていますのであとは回転に膝が耐えてくれることを祈るのみです。
そんな中でも一番に嬉しかったのが三回の中村のライト前ヒットで、あのボールをあの方向に打てていれば井口監督の言う30盗塁はともかくとして3割近くはいけるでしょう。
気になるとすれば開幕カードは不動のオーダーでほぼフル出場、それはそれで目出度いのですが疲労や万が一のときのスタンバイを考えればもっと控えを上手く使っていきたい、この三連戦はなかなかそういった展開にはならなかったのでビジター6連戦で平沢らの出番が増えてくれればと思います。
また五番鈴木に二度のバントはオープン戦の戦いぶりや打順の意味を考えれば個人的にはしっくりこないのですが、これも井口野球なのか、ちょっと考えさせてください。
そうそう、今日の試合の分水嶺は三回の今江のバット投げだったかなと、昨年の埋伏の大松に続く埋伏の今江には感謝の言葉もありません。
ちなみにスコアラーの隣に座っていたのですが、昨日、今日の楽天投手陣を評して「逆球ばっかり、あれで一軍かよ、嶋がノイローゼになるぞ」には笑わせてもらいました。



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◆4月1日(日) 千葉ロッテ−楽天3回戦(ロッテ2勝1敗、14時2分、ZOZOマリン、29,073人)
▽勝 酒居 1試合1勝
▽S 内 3試合1S
▽敗 池田 1試合1敗
▽本塁打 荻野1号(濱矢)

▽バッテリー
千葉ロッテ 酒居、松永、有吉、シェッパーズ、内—田村
楽天 池田、濱矢、釜田、高梨、福山—嶋、足立

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井口監督の初勝利

2018-04-01 02:29:51 | 千葉ロッテ

 

開幕二戦目での今季初勝利、日本ハムが連敗をしたので最初から最後までずっと最下位というのはとりあえず無くなりました。
これが早かったのか遅かったのか、勝敗は度外視でも負け続けではいくらいいプレーがあっても育つものも育たなくなりますので全くの無関心ではいられず、投打ともにピリッとしない楽天が相手ですので連勝をしておきたかったりもして、明日にオープン戦で1試合3回しか投げていない池田がプロ初登板初先発とは舐められたもので、きっちり叩きつぶしましょう。

オープン戦は公式戦に向けての準備なわけで、そこで結果を残した者が報われるのが正しい姿です。
そのオープン戦で3発しか打てなかった打線が今日は一試合で3発、オープン戦でのアーチは井上、中村、加藤でしたのでそのとおりの結果でもあります。
それにしてもナマで二者連続アーチを見たのはいつ以来か、二打席連続アーチもそう、まるでロッテ打線ではないような展開でした。
井上の一本目はやや強引に引っ張ったもので次の打席が気になっていたのですが、二本目こそが井上の目指すべきセンターへの文句なしの打球、シーズン自己最多本塁打に開幕二戦で達した井上がここからどこまで積み上げていけるのか、今度こそ、今度こそレギュラーを奪い取ってください。
中村も前で捌いて上手く拾った打球があそこまで飛ぶのですから井口監督が買っているのもこのあたりなのでしょう、いい出足です。
角中の不在中に居場所を確保したい菅野もプロ初打点は藤岡裕にお先に失礼、チーム打率も3割近いとは驚き桃の木山椒の木、もっとも昨日の則本もそうでしたが今日の美馬も悪すぎて追い風参考記録のような気がしないでもなく、それでも抜け球、逆球で甘く入ってきたところを見逃さず、打ち損じなかったことだけでも昨年の今ごろを思えば極楽浄土でしょう。
投手が変わればピシャリと抑えられて4イニングノーヒットのイヤな雰囲気を断ち切った一日一本の福浦が、明日に繋いでくれたと思うことにします。
流れとしては初回のチャンスに中村が同じような内野ゴロでしたがややセンター寄りで打点がついたことが大きく、それも足を絡めたお膳立てがあってこそです。
打線で一つだけ気になったのはやはり藤岡裕のスイング、流したときには押し出すようなスイングが引っ張ったときには被せてしまっていることで打球が詰まりがちのような、今日は引っ張りにいっての打ち損じファールが多かったですし、ただ石垣島ではそんな感じはありませんでしたので気にしすぎなのかもしれません。

井口監督に初勝利をプレゼントしたのはボルシンガー、来日初勝利です。
開幕二戦目の起用に井口監督は確信があったのか、自分からすれば無謀としか言いようがないところでの7回途中を4安打1失点ですので今日は幸福、いや、降伏です。
相変わらずにストレートは高めで怖かったですがカーブ、あの軌道からするとナックルカーブなのか、これとスライダーがこれまでに比べれば低めに集められたことでゴロゴロゴロ、ボルシンガーの持ち味を存分に発揮するピッチングができたのではないかと、耐えるのは苦手でもリードをしてあげれば活きるタイプなのかもしれません。
そうなるとロッテではどうよ、との突っ込みはさておき、今日は見事なピッチングでした、ありがとう。
そのボルシンガーが残したピンチに南はちょっとビックリ、左の茂木に松永が鉄板だった伊東ロッテからすれば井口ロッテの特徴となるのか、南のイニング跨ぎもありませんでしたし、前日に松永は1イニングを任されましたので「松永は頭から」とは多くのロッテファンの考えだったでしょうから我が意を得たりです。
八回の有吉も然り、風に乗った一発は食らいましたがシェッパーズを見るよりは安心できますし、点差からして最後にそのシェッパーズがくるかとヒヤヒヤしましたが内がぴしゃり、ただ小林コーチが内の三連投は基本的にはない、と先日にコメントをしていたはずなので明日はどうするんだろう、酒居、頑張れ。



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◆3月31日(土) 千葉ロッテ−楽天2回戦(1勝1敗、14時1分、ZOZOマリン、28,203人)
▽勝 ボルシンガー 1試合1勝
▽敗 美馬 1試合1敗
▽本塁打 井上1号(美馬)、2号(美馬)、中村1号(美馬)、島内1号(有吉)

▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、南、有吉、内—田村
楽天 美馬、菅原、濱矢、釜田—嶋、山下

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