打撃陣は目指す野球が浸透しつつある井口ロッテですが、しかし投手陣はそう上手くはいっていないようです。
力強いストレート、を求めた井口監督に応えられているのは、と名前を挙げるのがしんどくなるのが現状で、今日の二木に西野はむしろ悪化をしているようにも思えます。
昨年に大きく飛躍をした二木はストレートの伸び、キレがシーズンを通して維持できたからこそ、春季キャンプから本人もそのストレートの数字が出ないことを不安視していましたがそれは開幕をしてからも変わらず、それが理由か今日はやたらと変化球ともなれば打者からすれば絞るのにさほどの苦労はなかったでしょう。
先発の六番手で金曜日に投げるのでは、とも思っていた西野の中継ぎ起用も裏目で試合をぶち壊し、こちらは変化球の制御が利かずに苦し紛れのストレートが棒球のように真ん中に入れば異常終了、いや、以上終了、浦和ではやはり球威不足の藤岡が4回5失点、大隣は3回9失点と大炎上、投手陣は編成から考え直さなければいけないのかもしれません。
もっとも初回に鮮やかな先制をした打線もひっくり返されてからは後が続かず、2割そこそこでも昇格できて前の試合に2打席連続三振でもスタメン起用の清田やテスト入団の李杜軒のお友達起用も不発、福浦はお疲れ休みの意味合いもあったのでしょうし加藤の右打席が貧弱なことからして分からないでもないですが、ちょっとげんなりではあります。
明日は元のオーダーに戻すにしてもこういった小さな躓きが大怪我に繋がったりもして、中5日の涌井が拍車をかけるのではなく悪い流れを断ち切ってくれることを願うばかりです。
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◆4月4日(水) オリックス−千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、18時、京セラドーム大阪、21,244人)
▽勝 アルバース 1試合1勝
▽敗 二木 1試合1敗
▽本塁打 吉田正2号(二木)
▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、南、西野、益田—田村
オリックス アルバース、黒木、近藤、増井—若月