オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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ジョーカー松永

2018-04-11 04:07:09 | 千葉ロッテ

 

毎試合にバックネット裏というわけにもいきませんので今日はTEAM26が大盤振る舞いをしてくれたスプリングチケットでの観戦、予約をするときに一番にホームに近い席を選んだので三塁側となってしまったのはベンチの中の動きを見るのに悪くもないのですが、しかし福浦のイベント日であることからすれば痛恨でした。
距離があってボケ気味ですしホーム側のファンへの配慮がされますのでこんな写真しか撮れず、何はともあれ伝説の榎本を超えた福浦には新たな伝説に向けてあと32安打です。
ちなみに気になっていた攻撃のときに鳥越ヘッドが一塁コーチャーに立つので井口監督の相談相手は誰なのかは、今日は向かって左に的場コーチ、右に金森コーチ、であれば守備のときは鳥越ヘッドがべったりかと思えば井口監督は右隅に引っ込んで中央に鳥越ヘッドと清水将コーチ、陣形の指示は大塚コーチ、といった布陣でした。

井口ロッテになって改革が進んでいますが、KYなところは変わらないようです。
マスコミがネタとして渇望する西武の開幕9連勝をさくっと止めた、と言いますか勝手に西武が止まっただけだったりもしますが、埼玉を止めたのは千葉でした。
石川は3割打者がずらりと並ぶ打線に神経質になりすぎているようにも見えた立ち上がりに球数が増えて七回途中でマウンドを譲りましたが、尻上がりに調子を上げての3安打8奪三振は見事、球数を少なく無駄な四球も出さなかった一昨年に比べればまだまだですが「どうすればいいか分からない」との弱気の虫は押さえ込めたようです。
ストレートの伸びと変化球のブレーキが西武打線を翻弄して4月上旬で昨年の勝利数にリーチ、なんて低いレベルの話ではなく二桁勝利復活への確かな一歩を踏み出しました。
その石川が先頭打者を歩かせてのピンチにジョーカー松永、狙ってのものではないでしょうがまたしても三球三振で難敵秋山をあっさり蹴散らしたのがファンタスティックすぎます。
ボールに角度があって左打者はかなり見づらいのではないかと、さほどに左打者を得手とせずむしろ苦手にしていたときもあった松永の変化はお立ち台に相応しいものでした。
勢いに任せず、欲を出さず、イニング跨ぎで源田まで投げさせることをしなかったベンチにも、拍手を贈りたいです。
ただ4点リードとなった最終回の内はできれば避けて欲しかった、追加点が直前でしたので投げる準備が万全だったことでの登板は理解しますし、そこで田中に切り替えてピンチになったときに内のテンションが元に戻らないかもしれないリスクもあり妥当な判断だったとは思います。
それでも内だよと、10試合で6登板のスタートはガラスの内を思い知らされていることからして長いペナントレース、まだ始まったばかりということを忘れてはなりません。

打線は昼間の二軍戦をなぞらえるかのようにヒットはおろか四球も選べず、十亀ってこんなに力押しをする投手だっけ、なんて思いながらもミスにつけ込んで攻略をするところなどはこれまたファンタスティック、五回の同点劇はタナボタでしたが六回はノービットでの勝ち越しですから連日のロッテらしからぬ攻撃です。
走る井口ロッテにバッテリーだけではなく野手までもが浮き足立っているようで、三塁走者を気にしすぎてベース手前で捕球をしてみたり、ミスを誘発する足攻は見事でした。
それだけに七回のミスジャッジが酷い、あれではセカンドでもコリジョンルール、走塁妨害を適用しなければ野球にならないでしょう、ぶつからずともタイミングとしてはアウトと判断をしたのか、送球が逸れたので仕方ないとしたのか、いずれであってもルールを有名無実化する愚ジャッジだったと思います。
帰ってから楽天TVで里崎の解説を聞きましたがショートはああするしかなかったでしょう、それは分かりますが送球をしたキャッチャーが悪いのですからプレーとしては違反としなければダメ、それでぶつかって怪我をしたら誰が責任をとるのか、そもそもコリジョンルールは怪我防止が主眼だったはず、悪意がないからと日本人はルールを曲げすぎます。
ベース上への送球であればタイミング的にはセーフだったでしょう、負けていれば早川事件と並び称される岡田事件、になったかもしれません。



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◆4月10日(火) 千葉ロッテ−西武1回戦(ロッテ1勝、18時15分、ZOZOマリン、16,884人)
▽勝 石川 2試合2勝
▽敗 十亀 2試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、松永、シェッパーズ、内—田村
西武 十亀、高木勇、野田—森

コメント (18)

御前試合がイマイチ

2018-04-11 02:16:23 | 千葉ロッテ

 

今季初の二軍戦の観戦は親子ゲーム、ZOZOマリンでの開催になりますので姿は見かけませんでしたが井口監督はどこかにいたはず、そうなれば一軍でなかなか打席に立つことがない平沢や三木、昇格候補の中堅どころがスタメンに名を連ねるのは仕方のないところで、それでも普段に見ることが少ない選手の出番が少なかったのが残念ではあります。
試合前の練習は一軍と同じ動きなのは当然と言えば当然ですがやや声が小さかったのと動きももう一つだったような、若さをアピールして欲しかったのが正直なところです。
その練習後は諸積コーチを中心にミーティングでこういった積み重ねが大事ですので、継続は力なり、続けられなかった選手が淘汰されると覚悟をしてやっていってもらいましょう。

そんな御前試合はまずは投手、あるいは井口監督が一番に見たかったのかもしれない佐々木が5回零封でしたが、残念ながら内容はイマイチでした。
力でねじ伏せるタイプではないにしてもZOZO仕様での140キロ前後のストレートはあまりに力不足、二軍は抑えられても内田に二本打たれるなど一軍レベルではこれでは厳しい、フォームをいじったのか腕の出方が担ぎ投げとまではいかずともスムーズさに欠いたそれは本人が投げやすければいいのですが、しかしボールが走っているようには見えません。
風の手助けもあってかスライダーが異様に曲がり、またシンカーやフォークもまずまずなだけにストレートが惜しい、今日ぐらいの相手であれば上から目線であって欲しかったです。

六回からは安江、高野、大谷、東條の完封リレー、ただこれまたグッとくる投手はいませんでした。
安江は石垣島のときほどに悪くはありませんでしたがこれといった特徴も感じられず、高野はストレートに力はありましたが相変わらずにチキンなのか簡単に二死をとりながらも走者を出すとボールが散らばり、逆に大谷はテクニックはさすがですが重さの戻らないストレートが寂しい、東條のボールが一番に一軍に近いように感じましたが落ち着きがありません。
大谷の老練さに高野のストレートがあれば完璧なのですが無い物ねだりなのか、今日はボールボーイだった岩下、成田、種市、島をビシバシ鍛えるしかなさそうです。

一方の打線は御前試合モードでこの顔ぶれ、一軍でも展開によってはありそうなオーダーです。
しかし六回途中までノーヒットと尻がもぞもぞとする貧打にガッカリ、100球を超えても140キロ台後半のストレートをびしばし投げ込む古川はコントロール、変化球はもう一つながらもそのストレートが威力抜群なだけに高めのボールは振っても当たらず、ボール気味の緩いボールにタイミングが合わずと、やりたいピッチングにやられまくりました。

この一試合だけでは何とも言えませんが、全体的に振りが鈍かったように感じられました。
吉田などが顕著でしたが自分の土俵に引き寄せるのではなくボールを追いかけてしまうようなスイングで、結果を意識しすぎているのか、そこに魅力はありません。
安田はそれでも振っていましたがやや無茶振りのような、それでも今は思い切って振ることこそが大事ですので率が下がってもベンチにはフル出場を維持し続けてもらいたいです。
残念すぎたのがドミンゲスで数字はそこそこなのでちょっとだけ、ほんのちょっとだけ期待をしていたのですが、石垣島と何も変わっていませんでした。
顔はレフトスタンドで打球はファーストにどん詰まり、NPBの配球がまだ分かっていないのか、振ったところにボールがくれば強い打球は飛びますが、ただそれだけです。
平沢と加藤の長打で虎の子の1点をもぎ取りましたが、その加藤が二軍降格後初戦の初打席で死球退場、翌日に欠場で心配をしていたのですが元気にプレーをしていたこと、春季キャンプの打ち上げ後に消息不明だった伊志嶺が先日に姿を見せてからまずまずやれていること、が今日の一番の収穫かもしれません。

その今日に一番に楽しみにしていたのは和田でしたが、途中から入って最終回の一打席だけでした。
振りが鈍いとは言いましたがこの和田だけは例外中の例外、これでもかと振り切るスイングは魅力的に過ぎてよだれが止まりません。
ただ振ればいいわけではありませんが当てにいくそれに比べれば万倍マシ、ワギータなどとマスコミに命名されましたが、その豪快さとフォロスルーは確かに似ています。
ただ柳田は鋭いスイングとパワーで天まで届けと振り抜いているのですが、和田はパワーと言うよりは体のしなりで打球に力を乗せているように思えます。
まだ線が細いので筋肉と重さがついてくればまた変わってくるかもしれませんが、その振り切る基本だけは変わらずにいてもらいたいです。

親子ゲームのお楽しみ、今日の収穫は成田と岩下です。
今季初なのでおそらくルーキーだろう、安田と和田なら安田がA列、和田がB列になるはず、と狙いすまして石垣島でもらい損ねた和田にリトライとB列に並びました。
しかし案に相違してボールボーイの最後のお仕事、島と種市がA列、和田と岩下がB列、ともに石垣島でもらいましたのでこちらは陳列用で玄関に飾ることにします。



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◆4月10日(火) 千葉ロッテ−楽天1回戦(ロッテ1勝、10時59分、ZOZOマリン、1,082人)
▽勝 高野 6試合2勝
▽S 東條 5試合1敗3S
▽敗 古川 2試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、安江、高野、大谷、東條—吉田、宗接
楽天 古川、久保—山下

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