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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2009年通信簿 30 伊藤義弘

2009-11-14 20:27:21 | 千葉ロッテ

30 伊藤義弘 投手 27歳 年俸2100万円

【2009年成績】 56試合 2勝6敗0S 防御率4.55 57回1/3 62被安打 6被本塁打 24与四球 6与死球 63奪三振 被打率.283

場合によっては荻野に代わって守護神も、との期待がされた伊藤でしたが、見事すぎるぐらいに2年目のジンクスにはまってしまいました。
1軍に帯同をしたまま復調のきっかけを掴むことなく終わった今季をバネに、来季は立ち直りを期待したいところです。

序盤はそこそこのピッチングを見せていましたし、念願のプロ初勝利もマークをしたのですが、やはりどこかに油断があったのでしょう。
劇場型のピッチングは今年も変わらずにピシッと抑えることは少なく、また昨年の序盤のようなボール先行のピッチングに徐々に戻ってしまったことで、中盤以降は名前がコールをされると不安が先に募ってしまうようなポジションとなってしまいました。
気になるのは武器であったはずのシュートを封印したことで、終盤にはちょこちょこと投げるようにはなりましたが、伊藤に何があったのかが気になります。
荻野の縦のカーブ、小林宏のフォークと同様に結果的に勝負球として使えないとの判断を里崎らがした結果なのかもしれませんが、強気が身上の伊藤からシュートを奪い取ったことでピッチングの幅が一気に狭まった感は否めません。
また150キロ近いストレートも高めにうわずり気味で、カウントを悪くした挙げ句にストライクを取りにいったボールを痛打されるという、典型的なダメピッチングの嵐でした。

本来であれば昨年と同様に2軍に落として再調整をさせたかったところなのですが、どうにも同じ顔ぶれでないと居心地が悪いとでもベンチが考えたかのように、そのきっかけを与えることなく無駄に登板数を重ねた感じがします。
あの人なつっこい笑顔が終盤には全く見られなくなり、むしろ投げるのが辛そうにも見えた伊藤でした。
何だかんだ言ってもチーム最多の56試合に登板をしたことは評価ができますが、伊藤にとってプラスであったかどうかは極めて疑問です。

来季の伊藤は一から出直し、そのぐらいの気持ちで取り組むしかありません。
西本コーチに師事をしてシュートの復活がまず求められますし、ボールに力はあるのですから「打てるものなら打ってみろ」との気持ちを持つことが大切です。
ガンガンと打者の内懐を攻めるのが伊藤の持ち味ですから、言葉は悪いですがぶつけることを恐れずに、常に攻めのピッチングを見せてもらいたいですし、そうすることで伊藤はきっと復活をしてくれると信じています。
すっぽ抜けではなく攻めての死球、打者が思わず打ちに行くような内角をえぐるシュート、そんなボールを数多く見せてくれる伊藤に期待をします。

2008年通信簿


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瀬戸山球団社長は浮かれすぎ

2009-11-14 01:44:26 | 千葉ロッテ

私は瀬戸山球団社長の経営手腕を高く評価をしていますし、ロッテをここまでにした功労者であると認めています。
しかし昨年に井口枠の存在を明らかにしてしまうなど顰蹙を買う言動が多いことも確かで、今回も大きなミスをやらかしてくれました。

千葉ロッテ入団の金泰均「けがなくフルタイム出場が目標」 (11/13 中央日報)

金泰均(キム・テギュン、27)はもう日本プロ野球千葉ロッテ・マリーンズの所属だ。
13日午前、千葉ロッテの瀬戸山隆三球団代表に会い、契約書にサインした金泰均は、この日午後、ソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテホテルで記者会見を行った。
瀬戸山代表も同席した。
3年・最大7億円(契約金1億円+年俸1億5000万円+オプション1億5000万円)の大型契約だ。
金泰均は「高く評価してくれた千葉ロッテに感謝している」と語った。
瀬戸山代表は「金泰均を4番・正一塁手と考えて迎えた。全試合に出場してほしい」と期待を表した。
--国内フリーエージェント(FA)の‘最大魚’金泰均を獲得したが。
(瀬戸山代表)「今日、千葉ロッテが金泰均と契約を結んだ。千葉ロッテは金泰均選手と契約したことをうれしく思う。金泰均選手と両親、関係者に感謝している。韓国の宝物のような存在の選手を迎えた。金泰均選手が日本で成功し、韓国ファンを喜ばせてほしい。金泰均選手が日本に行っても多くの応援をお願いしたい」
--日本進出が実現した所感は。
(金泰均)「自分の価値を高く評価してくれた千葉ロッテに感謝している。個人的にはシーズン序盤から海外進出を考えていた。目標が実現してうれしく思う。しかし同時に気持ちが重い。ハンファの成績が良くなく、初めて最下位になった。チームの主軸打者として、チームが良くない状況で離れることになって申し訳ない。ハンファ球団、チームの同僚、ハンファのファンに申し訳ないという気持ちが強い」
--契約条件は。
(瀬戸山代表)「3年・契約金1億円・年俸1億5000万円。インセンティブはこれから細かい話をする(金泰均は「3年・総額1億5000万円水準のオプションがある」と話している)。午前中にすべてを決めることはできなかった。期間(3年)は確実に保証する」
--千葉ロッテでの金泰均の地位はどの程度か。
(瀬戸山代表)「これまで千葉ロッテの強打者といえば福浦和也を思い出すだろう。しかしこの数年間、福浦が試合に出られない時期もあった。金泰均選手を4番打者・正一塁手と考えて迎えた。全試合に出場してほしい。約束ではないが、千葉ロッテの希望だ」
--突然契約を締結した理由は。
(瀬戸山代表)「千葉ロッテは新しいチームで新たなスタートを切ろうと考えている。金泰均選手が中心打者の役割を果たさなければいけない。パワーと技術を備え、守備力も高いと聞いている。獲得を急ぐしかなかった。球団側も金泰均選手が早く決断してくれたことに驚き、うれしく思っている。私たちに会う前から日本へ行きたいと考えていたようだ。韓国と縁が深い千葉ロッテを選んだのではないだろうかと思う。千葉ロッテも金泰均選手が成功し、ファンも喜んでくれることを望む」
--金泰均の獲得には現場とフロントが合意した状況だったのか。
(瀬戸山代表)「双方とも考えてた。西村徳文監督と球団オーナーも同じ考えだ。千葉ロッテは新しい体制を準備してきたが、二塁手の井口も金泰均選手と一緒にやりたいという意思を表した。期待している」
--先に日本に進出した先輩打者の失敗が負担になると思うが。
(金泰均)「私より先に日本に進出した先輩を見ながら感じた点は多かった。韓国の野球よりレベルが高いということは知っていた。急に日本行きを決めたのではなく、数年前から準備してきた。適応さえうまくできれば問題はないと思う」
--千葉ロッテに決めた理由は。
(金泰均)「日本行きをまず決めた状況で、千葉ロッテが良い待遇を約束してくれた。李承(イ・スンヨプ)先輩がプレーしたチームだ。李承選手を尊敬しているが、李承先輩が所属していたチーム、李承先輩のように頑張りたいという考えで決めた」
--李承を意識しているのか。
(金泰均)「今年は成績が良くないが、李承先輩が日本でホームランを打つ姿を見ながら、いつもうらやましく思っていた。李承先輩が韓国で残した記録は本当に大変なものだ。私も韓国で9年間挑戦してみたが、超えるのが難しいということを知った。李承先輩は超えたい目標でなく、尊敬の対象だ。多くのことを学びたい」
--来年の目標はどの程度か。
(金泰均)「目標値を決めていない。けがなくフルタイムを消化すれば良い成績が出そうだ。新年から欲張らず、チームメートと親しくなりながら、チームが勝てるプレーをしたい」
--追加で獲得したい韓国選手はいるか。
(瀬戸山代表)「今シーズンは金泰均選手だけを考えてきた」
--いつから日本に行きたいと考えていたのか。
(金泰均)「子どもの頃から海外でプレーしたいと思っていた。国内で最高になってから進出するというのが最高のシナリオだった。その目標を達成できず残念に思う。日本に行くために準備して努力したのは3年くらいだ」
--今後の日程は。 (瀬戸山代表)「明日、金泰均選手が日本に行く。16日午後に日本で記者会見を行う」

まるで福浦は終わった選手であるかのような発言は、許すことができません。
もちろん韓国での記者会見ですからリップサービスもあるでしょうし、中央日報が都合のいいように記事をまとめた可能性もありますが、これに近いことを言っているであろうことは瀬戸山球団社長のこれまでの言動を見れば想像がつきますし、とにかく言葉が軽すぎます。
私が福浦であればさっさと荷物をまとめて秋季キャンプを切り上げて、帰京をした上で球団に退団を申し入れるでしょう。
もちろんロッテで我慢をした方が高給を得られることは間違いありませんが、戦う前から起用について球団があれこれいう中でプレーなどはしたくもありません。
この瀬戸山球団社長の発言は昨年に井口が嫌な思いをするきっかけとなったのと同様に、福浦を傷つけるとともに金泰均にも悪い影響を与える、そんな愚挙だと断言をします。
今回の金泰均の獲得は親会社の意向も働いていたと思われますし、資金的なバックアップもあったでしょうから瀬戸山球団社長が得意満面になって饒舌になる気持ちも分かりますが、要職にある立場で言っていいことではありません。

ロッテには福浦という長年チームを支えてきた一塁手がいるし、井口やサブロー、大松といった選手もいる。
しかし金泰均は彼らに負けない力を持っているので、4番・一塁を勝ち取ってチームに貢献をしてくれると期待をしている。

同じ選手の名前を出すのであればこれぐらいのことを言えないのかと、どうにも情けなくなってきます。
先の発言は西村監督の選手起用にも影響を与えるでしょうし、もしそうでなくても色眼鏡で見られることは間違いありません。
不幸なことに結果が伴わない金泰均や、川越や山田といったベテラン勢を使い続けるようなことになれば、福浦への同情と相まって西村監督の求心力は一気に低下をすることは避けられず、ファンのみならず選手からも離反者が出てもおかしくはありません。
出足から重い十字架を背負わされたことは気の毒としか言いようがありませんが、超前向きに考えれば西村監督がフラットに選手起用をするかどうかの試金石になるとの見方もできますので、金泰均についての西村監督のコメントや、オープン戦からの起用法に注目をしたいと思います。

金泰均に対しては含むところはありませんし、競い合って4番・一塁を奪うのであれば何の文句もありません。
複数年契約は結ばないとの発言の舌の根の乾かぬうちに結んだ3年契約や、西岡らに匹敵をする年俸についてもロッテという球団の成り立ちを考えれば仕方がないところもあると、そこは理解をすることもできます。
ですから望むことは謙虚な姿勢で、瀬戸山球団社長が何を言おうが「実力でポジションを奪い取る」との姿勢を見せてくれることがロッテで気持ちよくプレーをするためには大切であり、またそれが金泰均のためにもなると思います。
間違っても自分は特別だと思い上がらないこと、記者会見での発言を見れば心配はいらないようにも思えますが、それだけは強くお願いをしたいです。

しかし瀬戸山球団社長も石川球団副代表も、とにかく出たがり屋もたいがいにしてもらいたいです。
これだけ表面に出てくるのは巨人の清武球団代表ぐらいですから、ちょっと異様すぎる光景と言えます。
権力闘争に勝利をしてはしゃぎたい盛りなのだとは思いますが、勝利者となったからこそ黒子に徹することで権力を長く維持できるということを理解できなければ、彼らが頂点から転がり落ちる日も遠くはないかもしれません。
手腕を評価しているからこそ惜しいとの気持ちが強く、この忠告が耳に届くことを願っています。

 

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金泰均のロッテ入りは濃厚か

2009-11-13 02:21:23 | 千葉ロッテ

今日13日から解禁となる韓国球界の海外FA権を持った選手との交渉のために渡韓をした石川球団副代表ですが、お目当ての金泰均の獲得が濃厚となってきました。
お膝元の韓国のニュースサイトでもロッテ入りが確実との報道がされており、李承に次ぐ韓国球界の大物がロッテのユニフォームを着ることになりそうです。

金泰均、千葉ロッテ入りほぼ確実に (11/12 朝鮮日報)

今オフFA最大の目玉・ハンファ金泰均(キム・テギュン)=27=の千葉ロッテ入りが現実味を帯びてきた。
11日の電話インタビューでハンファのユン・ジョンファ団長の声は力がなかった。
ユン団長は10日、金泰均と2回目の面談を行っている。
「日本側のムードについては、メディアを通じて分かっています。だからといって、このまま手をこまねいているわけにはいかないじゃないですか」。
最善は尽くすがハンファ側でも日本移籍の可能性が高いとみているようだ。
2回目の面談では具体的な話はなかった。
ユン団長は「ハンファに残ってほしい」と再度要請した。
金泰均は「よく考えてみます」とした。
互いに腹の内は見せなかったようだ。
現在のところ、金泰均のロッテ入りはほぼ確実とみられる。
日本メディアでは、千葉が年俸1億5000万円程度の契約を準備しており、近く韓国野球委員会に身分照会を行う予定という報道があった。
ユン団長によると、報道直後に面談したところ金泰均の雰囲気が以前とはがらりと変わっていたという。
千葉側は必ず獲得するという意思を示しているものとみられる。
ユン団長は「向こうは向こう。われわれはわれわれのやり方で最善を尽くさなければならないでしょう」と話した。
続けて「優先交渉最終日の12日に面談する予定です。その際に話を聞き、球団の待遇も示す必要があるでしょう」と語った。
しかしムードを反転させるのは難しそうだ。
ユン団長は1回目の面談後、「金泰均は日本でプレーしたい気持ちが大きいようだ」と話している。
ある程度覚悟はしていたとのことだ。
こうした状況で千葉移籍と関連する報道が出たことから決定的となった。
金泰均本人も「話にならない条件でなければ日本でプレーしたい」との意向を示している。
結局現在のところ、金泰均の千葉入りは確実とみられる。
ハンファは12日の最終面談にわずかな望みをかけているが、残留の可能性は低いとみられる。

金泰均が1億5000万の条件を「話にならない」と言ってしまえばそれまでですが、今季の年俸の4倍以上ですから文句があるとも思えませんし、あるのでしたら思い上がりでしょう。
そんなことであればこちらからお断りですし、これまでの韓国球界出身の野手の日本での実績を考えれば1億5000万でも破格なぐらいです。
そのぐらいのことは金泰均も理解をしているでしょうから、あっさりとロッテ入りが決まるのではないかと思います。
噂をされた阪神や楽天などの動きは聞こえてきませんし、得意満面の表情で帰国をする石川球団副代表の姿が目に浮かびます。

千葉ロッテ社長、金泰均獲得のため電撃訪韓 (11/12 中央日報)

日本のプロ野球千葉ロッテによる金泰均(キム・テギュン)獲得に向けた動きが表面化している。
サンケイスポーツやスポーツニッポンなど日本のスポーツ紙のほか、毎日新聞や日本経済新聞など総合紙、時事通信にいたるまで、日本メディアは12日に一斉に「千葉ロッテが13日のFA解禁後すぐに金泰均を獲得するため12日に韓国に向かう」と報じた。
報道によると、千葉ロッテは瀬戸山隆三球団社長をはじめとした球団幹部が12日に韓国を訪れる。
うわさにとどまっていた金泰均の日本行きが事実であることがはっきりしたことになる。
社長まで乗り出して金泰均獲得に総力を傾ける形だ。
元の所属チームのハンファとの交渉期限が終わる13日からすぐに金泰均と接触し、契約書にサインまでさせようという強力な意志を示してもいる。
最低1億5000万円という具体的な金額がすでに日本メディアを通じて流れている状態だ。
西村徳文新監督が指揮する千葉ロッテは今回のオープンシーズンの重要補強ポイントのひとつとして右腕の大砲獲得だとしている。
こちらは単に日本の報道を焼き直しただけのもので内容はありませんが、それでも韓国での雰囲気は見て取れます。
李承のときには英雄が日本に渡るとのことで大騒動となりましたが、どうやら金泰均はそこまでの大物ではないようです。
それでも今年のFAの目玉と言われている選手ですから、日本では考えられないような金額が報道をされるのも分からなくもありません。
まあ事前に石川球団副代表が「2億までは出さない」と言っていましたし、何だかんだ言っても水面下で既にある程度の合意はされているのだろうと、そんな気がします。
金泰均が韓国で背負っている背番号52はロッテでは立川が背負った栄光の番号ですから塀内が譲るとも思えず、代わりに背番号2のロンダリングに手を貸してもらいましょう。
そして大嶺には00、そのあたりが落としどころだと思います。

 

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横浜のロッテ化が着々と

2009-11-13 00:10:13 | 千葉ロッテ

以前も横浜は牛島監督に吉田コーチ、福澤コーチ、武藤コーチなんてこともありましたし、今回も尾花監督ですからロッテ繋がりと言ってもよいでしょう。
さらには加藤康がいるところへ清水に橋本将とくれば横浜のロッテ化が着々と進んでいるようにも見えますし、その勢いはとどまるところを知りません。

清水が入団会見「一生懸命投げる」 (11/12 スポーツ報知)

ロッテから横浜に交換トレードで移籍した清水直行投手が12日、横浜市内の球団事務所で入団会見し「10年間やってきたことが認められうれしいし、自信にもなった。プロとしてマウンドで一生懸命投げるしかない」と抱負を語った。
加地隆雄社長は「ローテーションの中心に座れる実力がある選手」と大きな期待を寄せ、これまで2けた勝利を6度マークしている清水は「期待はすごく大きいが、プレッシャーとは思わず伸び伸びと応えていきたい」と話した。
2年契約で1年目の年俸は2億8000万円。
背番号は未定。

まずは清水の横浜への入団発表がされましたが、どうやら2年契約を結んだようです。
あのメジャー挑戦の言葉は絵空事だったのかと突っ込みたくもなりますが、これで年齢的にも日本で野球を終える決意をしたということなのでしょう。
何にせよ横浜ファンの期待を裏切らないよう、ロッテファンが肩身の狭い思いをしないよう、清水には最低でも10勝を目指して頑張ってもらいたいです。

横浜がシコースキー獲得へ (11/12 スポーツ報知)

横浜がリリーフ陣の補強を目的に、ロッテとの残留交渉が難航しているブライアン・シコースキー投手(35)を獲得の候補に挙げていることが12日、分かった。
この日行われた尾花新監督と球団幹部との話し合いで、日本ハムからフリーエージェント(FA)宣言した藤井とともに検討されたもよう。
シコースキーは今季、中継ぎと抑えで8勝5敗15セーブ、防御率2.19。
来季も日本でのプレーを希望している。
横浜は既にロッテからトレードで清水を獲得し、ロッテからFA宣言した橋本の獲得も決定的。
バッテリー強化から巻き返しを図る方針が鮮明になった。

さらにはシコースキーにも食指を伸ばしているようで、ロッテがダウン提示を撤回しない限りは移籍をすることになると見た方がよいでしょう。
金泰均との交渉で渡韓をする石川球団副代表は同じく韓国球界から左腕の獲得も視野に入れているとのコメントを残していましたし、小林宏の抑え転向とのニュースも流れていることからも、球団内でのシコースキーの重要度が低下をしていることが見て取れます。
まあ西武あたりに持って行かれるよりはマシですから、決まってしまえばシコースキーにも横浜で頑張ってくれとしか言いようがありません。

横浜が元ロッテの杉原と契約 (11/12 日刊スポーツ)

横浜は12日、元ロッテでNOMOベースボールクラブ所属の杉原洋投手=185センチ、85キロ、右投げ左打ち=と契約を結ぶことを発表した。
杉原は島根・開星高からドラフト3位で2004年にロッテ入り。
06年に戦力外通告されて自由契約となり、07年からNOMOクラブでプレーしていた。

驚いたのが杉原で、まさかのNPB復活となりました。
ドラフト指名の際に野球部の監督から「ゼロか100かの選手」と言われたとおり、故障がちでほとんど試合で投げることができずにあっさりと戦力外となった杉原ですので、同じく戦力外通告を受けた選手にとっては諦めずに頑張っていれば再びチャンスが訪れる先例であり、また希望の星とも言えます。
内と成瀬の同期である杉原ですのでまだまだ若いですし、社会人野球大会ではノーヒットノーランも達成をしたらしいので、今度こそ1軍で投げられるよう頑張ってもらいたいです。

とまあ清水にもシコースキーにも杉原にも贈る言葉は「頑張れ」でしかないのですが、一方でロッテは必死にベテランを集める流れになりつつあります。
昨日に話題となった今岡(前阪神)は広島が強い興味を示しているとの報道がされる中で、ロッテでは石川球団副代表が「西村監督が求めれば」とトーンダウン気味です。
どうやら評価をしていたのは松本スカウトのようで、しかし石川球団副代表は「二塁を守れるだろうか」と井口が聞いたら激怒をしそうなことを言っていますから、まあロッテ・今岡は僅か半日も持たずに消え去ったと言ってよいでしょう。 

元ソフトB・山田、ロッテ入り決定的 (11/12 スポーツニッポン)

打者4人に対し、2三振を奪った元ソフトバンクの山田はロッテ入りが決定的となった。
00年に逆指名でダイエー入りした際の担当スカウトだったロッテ・石川球団副代表は都内で報告を受けると「獲りにいきたい。潜在能力はもともと凄く高い。このまま終わらせるのはもったいない」。
この日の最速は141キロ止まりだったが、150キロ前後の速球は取り戻している。
昨年手術した右肩の状態も問題ないと判断、育成としてではなく支配下選手登録する考えだ。
山田は「やれるということをアピールできた。80点です。後は待つだけ」。
12日にもロッテと交渉し、入団が正式決定する。

一方でその石川球団副代表がらみと言われる山田(前福岡)の入団はほぼ決まりのようで、近日中にもロッテ・山田が誕生をすることになります。
那須野と同様にアマチュア時代は評価が高かった投手ですから、こちらも同様に手術からの復帰具合が心配ではありますが、おんぶにだっこの西本コーチに託すしかありません。

ロッテ、オリックス戦力外の川越獲りへ  (11/12 サンケイスポーツ)

ロッテがオリックスから戦力外通告を受けた川越英隆投手(36)の獲得を検討していることが11日、明らかになった。
「練習に参加する方向です。(獲得は)実際に見てからの判断になる」と球団関係者。
チームは沖縄・石垣島での秋季キャンプを14日に打ち上げ、16-18日は千葉マリンで全体練習を行う。
右腕は16日に合流、首脳陣が視察する“最終テスト”を経て入団が決まりそうだ。
川越は2005-07年に3年連続で開幕投手を務めるなど実績は十分。
昨年から中継ぎに転向し、今季は24試合で0勝1敗、防御率4.83。
10月に戦力外になった。
また、この日の実行委員会後に石川晃球団副代表(48)がワールド・ベースボール・クラシック韓国代表の4番で、フリーエージェント(FA)権を持つ金泰均(キム・テギュン)内野手(27)=ハンファ=の獲得に乗り出すことを表明した。
13日から国内外の球団との交渉が解禁になるため、同副代表は12日に渡韓。
「真っ先に手を挙げる。獲得に自信がある」と話した。
ロッテ本社のバックアップで金銭面の不安もなく、獲得は決定的だ。
西村ロッテの補強ポイントは『中継ぎ』と『4番』。
5年ぶりのV奪回へ、準備は着々と進んでいる。

そして来季に37歳となる川越(前オリックス)にまで手を出すとは、どういうチームにするつもりかが全く見えなくなってきました。
崩壊をしている中継ぎ陣を手っ取り早く立て直すためには実績のある投手を集める、といったやり方は必ずしも否定はしませんが、何だかスッキリとはしないのが正直なところです。
これだけの選手をテストをして「縁がありませんでした」となるとも思えず、おそらくは余程のことがない限りはロッテ・川越は既定路線と考えてよいでしょう。
若手にとっては出番をふさがれる可能性が段々と高くなってきましたが、それでも西村監督や西本コーチがしっかりと力を見極めて前監督のように名前に頼って結果が出ずとも使い続けるようなことをしなければ、それなりの意味を見いだすこともできます。
つまりは若手にとっては越えなければならない壁ができたわけで、逆に言えば彼らを越えられないぐらいであれば1軍では通用をしないのだと、与えられるのではなく勝ち取ることで長く1軍で活躍をするための力がつくのだと、そのための山田や川越の獲得だと思えば納得もできます。
若手からベテランまで横一線での激しい競争によるレベルアップ、これはこれまで望んできたことでもありますので、是非ともそうあって欲しいと願っています。

 

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2009年通信簿 29 小野晋吾

2009-11-12 02:13:25 | 千葉ロッテ

29 小野晋吾 投手 34歳 年俸8800万円

【2009年成績】 23試合 8勝7敗0S 防御率3.81 144回 158被安打 16被本塁打 37与四球 5与死球 77奪三振 被打率.284

昨年の失速で年齢的にも厳しい立場に追い込まれた小野でしたが、見事な復活を遂げました。
地味ながらも先発としては成瀬に次ぐ8勝をマークし、3年ぶりに規定投球回にも達して満足のいくシーズンであったと思います。

しかし前半戦は酷いピッチングでしたから、よくぞここまで立ち直ったと驚くばかりです。
昨年のだらだらとした投球内容が続いて中継ぎ転向もと思ったところへ、小宮山の「ストライクゾーンで勝負をしろ」とのアドバイスにより不死鳥のように蘇ったのですから、そこはさすが小宮山だと言わざるをえません。
これまでの小野は球威の低下の自覚があったのかコーナーを狙いすぎの感があり、そのことで球数が増えて中盤に捕まるケースが目立っていました。
本来の小野は球数を少なくテンポ良く自分のペースで追い込むのが特徴でしたから、小宮山の指摘はまさに小野の迷いを断ちきったと言えます。
また何としてでも完投をするとの強い意志は昨年には見られなかったものですので、そのことがピッチングに力を与えたことも間違いありません。
井上コーチから交代を告げられる際の小野の無念の表情は他の投手にも学んで欲しいですし、また小野にもその気持ちを忘れずにいて欲しいと思います。

その小宮山や高木がチームを去ったことで、投手陣では最年長となる小野が来季にどういった活躍を見せてくれるのか、背番号29の責任はさらに重くなります。
先発ローテーションを任されることは確実でしょうし、清水に代わってミリオンダラーズの長男としての役割を担うことにもなるわけですから、生半可な覚悟ではやっていけません。
ロッテ投手陣の凋落の象徴とも言えるミリオンダラーズの不甲斐なさを、その汚名を返上できるかどうかは小野のピッチングにかかっていると言っても過言ではなく、末っ子の成瀬を加えた4兄弟で最低でも40勝がノルマとなります。
西本コーチとの邂逅でシュートに磨きをかけることを目指しているようですが、ここ数年の武器であるカットボールと合わせて攻めのピッチングを心がければ、今年と同様に千葉マリンにゴロの山が多く築かれることでしょう。
とにかく地味でもいいので気負わないこと、小野には平常心で来季に臨んでもらいたいと思います。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 8800万円 → 1億円 (△14%)

 

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ロッテに迷走の兆し

2009-11-11 21:00:09 | 千葉ロッテ

清水、橋本将と一騒動が終わったので一息つきたいところなのですが、来季に向けてのチーム編成を休むわけにもいきません。
ロッテの場合は現時点での支配下選手が62人ですから、2人の新外国人選手を獲得しても育成枠を維持するためには1人足りません。
さらにはシコースキーの動向も水面下に潜ったままですので、今後もいろいろと動きがありそうです。

橋本FA「捕手で出たい」横浜が獲得へ (11/11 日刊スポーツ)

ロッテ橋本将捕手(33)が10日、昨年取得した国内移籍可能なFA権を行使し、他球団への移籍を目指すことを正式表明した。
千葉マリンで会見を行い、「捕手として出場する機会がほしいというのが一番」と説明した。
数年前まで同年齢の里崎と併用で起用されていたが、今季は守備機会が35試合に減少。
指名打者での出場が多かった。
「捕手として試合をつくる楽しみを味わいたい。里崎に負けているつもりはない」と、新天地を探す意向だ。
横浜が獲得に興味を示していることには「ありがたい」と前向き。
ロッテ瀬戸山球団社長は「残留もありだが、ひとまず様子を見ます」と話すにとどまった。

まずは橋本将ですが、他紙でも「球団関係者」が手を挙げると報道をされていましたし、19日の交渉解禁とともに横浜・橋本が誕生をするのは確実です。
今季に残留をした理由に前監督の名前を挙げたことは不愉快でしたが、それでも里崎に負けていないとの気概を持っての移籍ですから文句はありません。
もっとも負けていないのであればロッテで勝負をすればいい話で、その勝負をさせてもらえなかったとの思いがあるのでしたら自らのコメントと矛盾をしますし、さらには体制が変わったことでチャンスは充分にあるわけですから、やはり心の底には敗北感があるのでしょう。
それらを封印して横浜で頑張ってくれることがロッテファンへの恩返しにもなるでしょうし、間違っても復活をした野口あたりの後塵を拝することがないように願いたいです。
清水とともに「ロッテの主力ってこんなもの?」などと他球団のファンや、ましてや横浜ファンには思われたくはないですし、里崎とともにレギュラー捕手として堂々たる成績を残して「さすがはロッテの2枚看板だったことはある」と評される2010年であることに期待をします。

ロッテ ドラ4清田入団濃厚、結論は…? (11/11 スポーツニッポン)

指名順位が低いことに難色を示していたロッテドラフト4位の清田が12日にも結論を出す。  
当初は12日開幕の日本選手権前にNTT東日本・垣野監督へ結論を伝える予定だったが、清田が体調を崩したため延期。
同監督は「本人は入団したい気持ちが強いかも。それなら、こちらは無理に引き留めることはしない」と話しており、入団する可能性が高い。

一方の補強ですが、機関紙が嬉しいニュースを届けてくれました。
指名巡目に難色を示していた清田が、どうやら入団に気持ちが傾きつつあるようです。
やはり会社からの引き留めがあったことが監督のコメントから読み取れますので、清田が入団を決意してくれるのであれば長野に感謝をしなくてはならないでしょう。
清田の背中を押してくれたのは長野、これは私の中では確信になりつつあります。
球団には清田が入団の意思を表明するとともに速攻で交渉にあたること、それこそ明日12日に仮契約を結ぶぐらいの準備をしてもらいたいです。

また今日は1回目のトライアウトが開かれて、未確認情報ではありますがロッテでは高木、神田、小林憲、田中崇、白川、大谷、そして末永(神戸)が参加をしたようです。
引退をする選手以外では江口を除いて全員が参加をしていることには複雑な心境ですし、特に大谷らの育成枠の選手には頑張ってもらいたいです。
末永も関西独立リーグが危ういことになっているだけに必死でしょうし、ストレートの力さえ戻っていれば声をかけてくれる球団があるのではと、そう願わずにはいられません。

今岡“8打数2安打”ロッテが熱視線 (11/11 スポーツニッポン)

阪神で抜群の実績を残した今岡は、8打席で安打性の当たりは2本だった。
「思ったよりも緊張した。あんまり緊張しないんですけど」と言い、独特の雰囲気に戸惑ったようだ。
「きょうで区切りと決めていた」そうで、第2回のトライアウトには参加しないという。
「正式なお話はいただいていません」と話す35歳について、ロッテの編成担当者は「十分にやれると思った。代打とかでベテランが必要になってくると思うので」と熱い視線を送っていた。

そんな中で流れてきたのが今岡(前阪神)を評価するロッテとのニュースで、せっかくチームが若返りを図ろうとしているところへ井口と同級生で来季に36歳となる今岡の獲得は、まさに流れに逆行をしているとしか言いようがありません。
守備でも三塁で不安定さを見せていますし、この2年間の低迷と今年は2軍でも試合に出場をしていなかったブランクを考えれば、戦力になるかどうかはかなり微妙です。
本人に現役を続けたいとの強固な意志があり、1500万程度でも是とするのであれば話は別ですが、その程度の年俸であれば大阪を中心に評論家活動をすれば稼げるでしょう。
記事中にある代打やベテランの役割は堀に期待をする2010年ですから、そういう意味でも今岡の必要性を感じていません。
もちろんロッテのユニフォームを着ることになれば応援をしますし、同期の井口やPL学園の後輩であるサブローや田中雅、今江などがいますのでチームに溶け込みやすい環境のロッテであることは確かですので、話題性を考えての獲得を球団が考えていることは否定ができなかったりします。
獲得となれば背番号2をロンダリングすることにもなるのでしょうし、それはそれで意味があるかなとは思いますが、何にせよ「関係者」のコメント程度に考えておけばいいかなと、しかしこれは迷走の兆しなんだろうなと、そんな受け取り方をしています。

その他でトライアウトに参加をした選手で気になるのは、もちろん実際に見たことがない選手が大半ですのでイメージ論でしかありませんが、丸山(前ヤクルト)、中村(前中日)、西谷(前楽天)、古木(前オリックス)といったところです。
捕手では的場(前ソフトバンク)しかいなかったようですし、意外に諦めてしまった選手が多いような感じがします。
昨年は森岡(中日→ヤクルト)が即日で決定をするなどしましたが、今年はややゆったりとしたスタートのようで、むしろ参加をしていない中里(前中日)の巨人入りが決まるなど水面下での動きの方が主流であり、そういった動きをする球団が勝利者なのでしょう。
またロッテ入りが噂をされていた山田(前福岡)がお眼鏡にかなったのかどうか、一番気にしているのは16日からのテストを控えている南かもしれません。

ロッテ、WBC韓国代表の金泰均獲得へ (11/11 サンケイスポーツ)

ロッテが11日、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表の中軸打者で、今オフに韓国プロ野球のハンファからフリーエージェント(FA)宣言した金泰均内野手(27)の獲得に乗り出すことを表明した。
瀬戸山隆三球団社長ら幹部が交渉のため、12日に韓国に渡る。
石川晃球団副代表は「当然欲しい選手。真っ先に(交渉の)手を挙げたい。(獲得の)自信はある」と話した。
金泰均はWBCで大会トップの本塁打と打点をマークし、ポジション別優秀選手にも輝いた。
4番打者の補強が懸案のロッテは今季途中から調査していた。
ほかにも阪神や楽天、韓国ではLGなど複数球団、米大リーグ球団も興味を示している。
外国人選手の補強は同じく16日からテストを受けるズレータで決まりかと思っていましたが、金泰均の獲得に向けて球団が本腰を入れ始めました。
瀬戸山球団社長や石川球団副代表の名前が出てきましたのでガセではなく、真剣に渡韓をするのでしょう。
獲得が成るかどうかは他球団の動向次第でしょうが、仮にそれが別会計であっても驚くような待遇での獲得となればロッテファンの猛反発を食うことが必至で、親会社の方だけを見たスタンドプレーにはならないよう願いたいものです。
何にせよ金泰均でもズレータでもバスケスでも構いませんが、新人やトライアウトなども含めて今月中には来季を戦う布陣をしっかりと固めてもらいたいですし、全員が日本を留守にして清田の交渉の場に赴く要人が誰もいないようなバカなことにはならないよう、そのぐらいの頭は働かせてくれると信じています。

 

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頑張ってちょうだいな

2009-11-10 23:46:44 | 千葉ロッテ

昨日の清水のトレードに続いて、今日も予定どおりに橋本将がFA権を行使しての移籍を目指すことが発表となりました。
行き先は清水と同じ横浜と目されており、交流戦が楽しみではあります。

ロッテ・橋本将がFA宣言「出場機会欲しい」 (11/10 サンケイスポーツ)

ロッテの橋本将捕手(33)が10日、フリーエージェント(FA)権を行使して国内の他球団に移籍したいとの意向を表明した。
正捕手不在で獲得の方針を固めている横浜入りが決定的な情勢だ。
橋本は15年間ロッテ一筋にプレー。
同僚に里崎がおり、正捕手にはなれなかった。
「捕手として出場できる機会が欲しかった。一皮むけるためにもチャレンジしたい」と決意を述べた。
橋本は1995年に愛媛・宇和島東高からドラフト3位でロッテ入り。
2005年には里崎との併用で日本一に貢献した。
通算成績は684試合で打率2
割3分3厘、42本塁打、216打点。

捕手としての出場機会を求めての移籍ですから、自分の望む起用法を求めて移籍を試みる藤井と同様に、FAとして機能をしていると言ってよいでしょう。
条件闘争の材料にしているわけではないので、冷静に考えることができます。
昨日のコメントは余計でしたが、希望どおりに横浜で正捕手が獲れるよう頑張ってくれればと思いますし、屋根に登りながらもはしごを外された進藤の二の舞にならないよう、横浜にはしっかりとした対処をお願いしたいです。

ちなみに藤井のFA宣言について瀬戸山球団社長は興味があるとコメントを残したようですが、これは新庄らのときと同様の社交辞令でしょう。
清水のトレードの際の「若手にチャンス」との言葉と相反しますし、服部や木村らの成長に賭けた方がよいとも考えますので、あながち悪い判断ではないと思います。
経費削減を錦の御旗にエースを放出した直後だけに、これで藤井を獲りにいった場合には批判の声も上がるでしょうし、どのみち阪神らに敵うとも思えません。

ロッテ 松坂の天敵“アジアの大砲”獲り (11/10 スポーツニッポン)

ロッテが韓国代表の4番、金泰均内野手(27=ハンファ)を獲得する方針を固めたことが9日、分かった。
球団関係者は「勝負強く、パワフルな打撃が魅力。一塁の守備もうまい」と高く評価しており、近日中に身分照会の手続きを行う。
韓国通算188本塁打の金泰均は今春WBCで松坂(レッドソックス)から特大アーチを放つなど打率.345、3本塁打、11打点と大活躍。
韓国の準優勝に貢献し、満票でベストナインに選出されている。
球団では今オフの補強ポイントの一つとして右の大砲を挙げ、石川球団副代表が8月に韓国で視察するなど早くから調査。
金泰均とともに最終リストに残った韓国代表の元4番・金東柱(斗山)は残留を強く希望していることもあり、ここに来て金泰均の獲得へ一本化された。
阪神なども獲得に興味を示していたが、韓国に球団を持つロッテにはパイプを持つ強みもあった。
FA権を保有し、今季年俸約3360万円の金泰均を獲得する場合、1億5000万円以上を要する可能性が高い。
だが西村新監督の下、V奪回を目指すチームに右の長距離砲は不可欠で“アジアの大砲”獲得は近く正式決定する。
◆金泰均(キム・テギュン) 1982年5月29日生まれの27歳。天安北一高からハンファ入り。1年目から一塁手で出場し、規定打席不足も打率.335、20本塁打で新人王。昨年は31本塁打で初の本塁打王。今季は前半戦に長期離脱も95試合で打率.330、19本塁打、62打点。通算1031試合で1091安打、打率.310、188本塁打、701打点。06、09年WBC代表。1メートル84、100キロ、右投げ右打ち。

そういう意味では獲得となった場合に騒動の元になりかねないのが、こちらの金泰均です。
先日は金東柱の名前を挙げていた機関紙が手のひらを返したかのような報道ですので、かなり実現性が高いのかもしれません。
それにしても1億5000万以上の年俸が物議を醸すことになるのは間違いなく、清水を売った金で金泰均を買ったとでも言われそうです。
まあ韓国選手の場合は別会計、女性にとってのケーキみたいな別腹扱いなのかもしれませんが、それが頭で分かってはいても冷静にはなれないのがファンというものでしょう。
緊縮財政でチーム強化をおろそかにしていると言っていた口が、今度は無駄遣いだと罵ることになるのが火を見るよりも明らかで、自己矛盾に悩むことになる人も多くなりそうです。
金泰均としては自分に関係のないところでのプレッシャーをかけられながらのスタートとなることが気の毒ではあるのですが、それもこれも獲得が決まってからの心配です。
結局はズレータの採用で以上終了、やっぱり渋チンかと嘆くことになるのかもしれず、何にせよ確実に言えることは不憫なのは福浦、これは衆目の一致するところでしょう。
頑張れ福浦、負けるな福浦、ロッテの一塁は福浦のもの、2000本安打を目指して一歩も引かないぞ。
そんな横断幕がライトスタンドに掲げられることを心待ちにしていますので、外野観戦の方々にはよろしくお願いします。

 

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2009年通信簿 28 根本朋久

2009-11-10 00:15:32 | 千葉ロッテ

28 根本朋久 投手 23歳 年俸1300万円

【2009年成績】 4試合 1勝0敗0S 防御4.15 4回1/3 7被安打 0被本塁打 1与四球 0与死球 2奪三振 被打率.350

今年は僅か4試合の登板ながらもプロ初勝利をマークし、ようやくスタートラインに立った根本であったと言えます。
また目指すべき起用法も明らかとなってきましたので、来季の飛躍に期待をしたいところです。

2軍でも36回1/3で51安打を浴びている根本ですから、ここぞという場面で抑えることができるタイプではありません。
イニングとほぼ同数の奪三振力があり、また与四死球も少ないという安定感もあるのですが、どちらかと言えば打たせて取る、それが根本です。
長いイニングを何となく投げきることこそが根本の真骨頂であり、そんな起用をすれば意外に1軍でも通用をするのではないかと、そんな思いを持っています。

根本の特徴はやや横手から出てくる、出所が見づらいフォームにあると言えます。
そういう意味では成瀬に近いのですが、根本の場合は腕の振りが鈍い感じがあり、ややもったりとしたところがマイナスポイントと言ってよいでしょう。
ボール自体はいいものがありながらも見ていてキレが感じられない、せっかくのフォームを活かしきっていないように思います。
躍動感、とは違うかもしれませんが、もう少し腕を小気味よく振ることが出来れば打者としては見づらいフォームからボールが手元に伸びてくることになりますので、成瀬ほどとは言わないまでもかなりの武器になるでしょう。

来季の根本には長いイニングを放らせたい、とにかくその思いが強くあります。
1軍で先発を任されるには実力、経験ともに不足をしていますので、まずは左のロングリリーフとしての起用がよいと思います。
もし2軍で投げることになれば先発として使い続けて欲しいですし、最低でも100球前後は投げさせることが求められるのは言うまでもありません。
根本に限らず先発はある程度の球数を投げなければ育つものも育たないのは今年までの浦和が証明をしていますので、その過ちを繰り返さないことを願っています。

2008年通信簿


【オリオン村査定】 1300万円 → 1400万円 (△8%)

 

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那須野よ、石垣島に飛べ!

2009-11-09 20:12:23 | 千葉ロッテ

どんでん返しもなく、予定どおりに清水の横浜へのトレードが粛々と発表となりました。
プラス金銭については触れられていないものの、どうせたいした金額でもないでしょうから大勢に影響はなく、3選手には新天地での活躍を期待します。

ロッテの清水が横浜へ 那須野&斉藤俊とトレード (11/9 スポーツニッポン)

ロッテの清水直行投手(33)と横浜の那須野巧投手(27)、斉藤俊雄捕手(25)の1対2の交換トレードが成立し、9日に両球団が発表した。
先発陣の強化が課題だった横浜と手薄な左腕などを狙っていたロッテの思惑が一致した。
清水は来季が2年契約の2年目で、複数年契約中の選手のトレードは極めて異例。
清水の来季年俸2億8000万円を横浜が全額負担することで合意した。
清水はプロ10年間で通算93勝85敗、防御率4.02。
今季は6勝7敗と不振だった。
5年目の那須野は自由枠で入団しながら伸び悩んで今季は12試合の登板にとどまり、通算13勝27敗1セーブ。
5年目の斉藤は通算で45試合に出場している。(金額は推定)
▼清水直行投手の話
これまで10年間、お世話になったロッテに感謝している。投げるマウンドは変わるが、ロッテ時代と同じく、野球の素晴らしさを伝えていくために投げていくつもり。
▼ロッテ・瀬戸山隆三球団社長の話
横浜には何年越しかでラブコールを送ってもらっていた。セ・リーグで勉強して、いずれロッテのために帰ってきてほしい。穴埋めは大変だが、若手にはチャンスを与えられる。

いずれはロッテに帰ってきて欲しい、同じことを小坂のときにも言ってましたよね、という突っ込みはさておき、これで6冠戦士がまた1人チームを去りました。
明日にもFA宣言を表明するであろう橋本将とともに、日本一の経験を誇りにして頑張ってくれとしか今は言うことはありません。
何だかんだ言っても通算防御率が4点台の清水が横浜で「さすがはロッテのエースだ」と喜ばれるのか、あるいは「これがロッテのエースか」と蔑まれるのかは清水の頑張り次第ですから、無事に横浜で100勝を達成してくれることを願うばかりです。

清水直投手と横浜ベイスターズ那須野投手・斉藤選手のトレードについて (11/9 千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト)

清水直行投手(34)と横浜ベイスターズ・那須野巧投手(27)、斉藤俊雄選手(25)との交換トレードが成立しましたのでお知らせします。
11月15日より千葉マリンスタジアム内にて入団会見を行う予定です。
なお、背番号は入団会見同日に発表します。
■清水直投手コメント
「これまで10年間、お世話になったオーナー、オーナー代行、そしてオーナーの家族の皆様、ロッテグループ関係者、千葉ロッテマリーンズ関係者に本当に感謝をしています。また、この10年間、スタンドから温かいご声援を下さり、見守ってくださったロッテファンの皆様にも感謝の気持ちを伝えたいと思います。ファンの皆様の応援が僕をここまで育ててくれたと思っています。千葉マリンのマウンドからファンの方々の声援を感じながら投げる事が出来たのは本当に幸せな日々だったと感じています。これから投げるマウンドは変わりますが、ロッテ時代と同じく野球の素晴らしさを伝えていくために投げていくつもりです。そして、これまで10年間、僕に最高の野球環境を提供してくれたオーナーをはじめとするロッテ関係者の皆様に対する感謝の気持ちを込めてマウンドに上がりたいと思います。2010年、千葉ロッテマリーンズと対戦できる日を楽しみにしながら精一杯頑張ります。」

そして清水は予想どおりに大人のコメントを残してくれていますが、正直なところ違和感もあります。
オーナーやオーナー代行はともかくとして、なぜにオーナーの家族にまで感謝をしなければならないのか、個人的に何らかの関係があったのかもしれませんが、自らのブログでも触れていますし、本心で言っているのか言わされているのか、なかなか真相は微妙かも知れません。
何にせよ泥沼での退団にはならなかったことを前向きに捉えて、清水のためにも良いトレードだったと思える2010年であればと、心からそう願っています。

ところで那須野と斉藤は15日に入団会見を行うとのことで、おそらくは翌日の16日に千葉マリンで主力メンバーと合流をするのでしょう。
沖縄・宜野湾での秋季キャンプに参加をしていた那須野は昨日8日に帰京をしたとのことで、あと数日を漫然と過ごすつもりなのかと、ちょっとガッカリとしています。
もちろん身辺整理などいろいろとやることはあるのでしょうが、同じ沖縄・石垣島でロッテも秋季キャンプをやっているのですから、あと数日しか日程が残っていないとは言っても飛び入り参加をするぐらいのやる気を見せて欲しかったです。
そうすれば那須野に否定的なロッテファンの心をグッと掴むことができたと思われますし、チームに溶け込むことも早くできたでしょうから、せっかくのチャンスを逃した那須野には歯がゆい思いでいっぱいですし、これでは前途多難な道のりが待っているであろうと言わざるをえません。
横須賀での秋季キャンプを切り上げた斉藤とともに、今からでも遅くはないので石垣島、いや薩摩川内でも構わないので飛び立つべきです。
その程度の演出をするぐらいの配慮を周りの誰も出来ないのかと、瀬戸山球団社長や石川球団副代表らもその程度かと、何だか情けない気持ちにもなった今日一日でした。

 

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2009年通信簿 27 古谷拓哉

2009-11-09 00:09:03 | 千葉ロッテ

27 古谷拓哉 投手 28歳 年俸810万円

【2009年成績】 4試合 0勝0敗0S 防御率11.81 5回1/3 8被安打 0被本塁打 4与四球 2与死球 3奪三振 被打率.364

開幕当初は2軍で鬼のようなピッチングを繰り返して、崩壊をしていた1軍投手陣の救世主とも言われていた古谷でしたが、結局は2軍の帝王でしかありませんでした。
むしろ底を見せてしまったことで今オフでの戦力外もあるのではと考えたぐらいで、来季も明るい材料がどうにも見つかりません。

2軍でも終わってみれば結局は4点台の防御率だったものの、イニングとほぼ同数の奪三振、1試合平均で3個を切る与四死球と、数字だけを見れば悪くはありません。
しかし1軍でのあのピッチング、そして鎌ヶ谷などで見た内容では今後も多くは期待できない、それが正直な感想です。
ルーキーイヤーに見たときにはもう少し腕が上から出ていたと記憶をしているのですが、今の古谷はストレートは130キロ台半ばでコントロールもアバウト、しかし平均的にまとまっているので2軍では結果を残せるという、まさに典型的な1軍半の投手です。
球筋に角度があまりないのも痛手で、左打者にも粘られた挙げ句に打たれるシーンを数多く見せられましたし、何か一つでも武器がなければ生き残っていくのは厳しいでしょう。

その武器をどこに求めるか、なかなか難しい問題ではあります。
急に精緻なコントロールが身につくわけもありませんし、かと言って新しい変化球を覚えるのもハードルが高いと思われます。
そうなるとフォームを戻して球威を取り戻すしかありませんが、そう簡単な話でもありません。
本人には申し訳ないながらも来季も似たような成績に終わってユニフォームを脱ぐ、どうにもそんな姿しか思い浮かべることができません。
あの評価は何だったのかと恥ずかしくなるような、そんな古谷の奮起に期待をするしかないでしょう。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 810万円 → 890万円 (△10%)

 

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ロッテの清水は明日で最後

2009-11-08 21:35:18 | 千葉ロッテ

 

ここ最近の体調不良はストレスが原因である可能性が高く、休日に寝てばかりいることは逆効果との指摘を病院でされたために、今日は久しぶりにジェッターを引っ張り出して30キロ弱のサイクリングをしてきました。
さすがはジェッターでママチャリとは違い、ちょっと踏み込むだけで面白いぐらいにスピードが出ますので、かなりのストレス発散になります。
車の運転をすることでストレス解消をする人が世の中には多くいることを納得ができるぐらいの爽快さですが、スピードを出しすぎないよう今日は最高40キロに抑えました。
心配をした左手首は痛みはあるもののハンドルを握り損ねるほどでもなく、これであれば史跡巡りを再開できそうです。
とは言え再来週からは年末にかけて毎週のように休日出勤があるため、まずは確実に次の週末に遠出ができるよう天気が持ってくれることを願うばかりです。

横浜 尾花氏に3年契約で監督就任要請へ (11/8 デイリースポーツ)
日本シリーズ終了に伴い、週明けにも横浜・加地隆雄社長(68)が巨人・尾花高夫投手総合コーチ(52)に対し、正式に就任を要請することが7日、分かった。
巨人側に移籍の了承を取り、尾花氏は14日に長崎県営野球場で行われる「日韓クラブチャンピオンシップ」には出場しない。
球団側は3年契約を提示する見込みで、ソフトバンクの杉内や巨人の山口を育てたその手腕に、投手陣の立て直しを託す。
なお、巨人の投手コーチの後任は外部からの招へいはせずに、内部で人選を進める方針だ。
また、横浜が那須野巧投手(27)と斉藤俊雄捕手(25)に金銭を加え、トレードでロッテ・清水直行投手(33)を獲得することも分かった。
9日にも正式発表される。
那須野は今季12試合に登板し、0勝0敗、防御率11.57。
斉藤はルーキーの細山田や、武山に出番を奪われ、今季わずか20試合の出場だった。
手薄になった捕手の補強として、FA権行使が有力視されるロッテ・橋本将捕手(33)の獲得も目指す。

そんなことをしているうちにも、清水がロッテの選手である残り時間がカウントダウンを始めました。
予定どおりに明日に正式発表をされるようで、交換要員は那須野と斉藤、さらには金銭となる見込みです。
横浜が当初は捕手の放出に難色を示していたとの報道もありましたから、そういう意味ではロッテが押し通したことは評価をしておくことにします。
もっとも新沼ではなく斉藤になったことは、武山や細山田と年齢の近い斉藤にしたいとの横浜の希望を受け入れたものと思われ、だからこそのプラス金銭なのでしょう。
私は新沼を買っているだけに残念ではありますが、それでなくても2億8000万もの年俸を負担してくれるわけですし、また交渉事ですからある程度の妥協は必要です。

その斉藤ですが竹原と同じ三菱自動車岡崎の出身で、親会社の不祥事で野球部が休部だか対外試合自粛だかになった年に、竹原と一緒にプロ入りをした選手です。
いろいろとネットで調べたところでは打撃に難があり、しかしキャッチングにも問題があって守備型とも言い切れない中途半端さがあるようで、2軍では捕手だけではなく内野も守っていたようですから、打撃が弱い新里ぐらいに見ておけばよいのかもしれません。
それでもここ数年の1軍での実績は新沼に遜色はありませんから、若さによる伸びしろを期待することにします。
竹原がいることでチームには溶け込みやすいでしょうし、しかしそのためには1軍にいる必要がありますので、同じく横浜(大洋)から移籍をした斉藤巧ぐらいの活躍をしてくれるよう田中雅や金澤らと競い合ってもらいましょう。

ちなみに斉藤を放出したから捕手が手薄となり、だから橋本将に手を出すという書き方は順序が逆としか言いようがありません。
こんな記事を書くようですと斉藤で決まりかどうかも怪しくなってきますので、蓋を開けてみたら大どんでん返しが待っているかもしれず、ドキドキしながらその時を待つことにします。

橋本将、FAで横浜入り決定的 (11/8 スポーツ報知)

ロッテの橋本将捕手(33)がフリーエージェント(FA)権を行使する意向を固めたことが7日、分かった。
沖縄・石垣島での秋季キャンプ休日となる10日に正式表明する。
昨オフはFA宣言せずに残留したが、決断の理由を「昨年はボビーのラストイヤーで残った。宣言しないで後悔することだけはしたくなかった。プロとして1歩でも前進したい」と明かした。
移籍先は巨人・尾花投手総合コーチを新監督として迎える横浜が決定的だ。
横浜は昨オフも獲得を検討。
今季、正捕手が固定されず、今オフも手を挙げることが濃厚で、橋本将が移籍先の第1条件に挙げる「正捕手として競争できる環境」にも合致する。
横浜の印象については「まだこれからの話。話を聞かないと何も言えない」と言葉を濁したが、来週中にも移籍を前提とした交渉が行われそうだ。
今季開幕投手だった清水のトレードによる横浜移籍も決定的。
05年日本一に輝いた幕張のバッテリーが、2年連続最下位から巻き返しを図る“尾花横浜”を立て直す。

しかしそんなことはお構いなしに、橋本将のFA移籍が着々と進んでいます。
どうやら清水の移籍発表の翌日にもFA権行使の表明をするとのことで、まあ予想の範疇ですから驚くに値はしませんが、橋本将がこの期に及んで「昨年(今年)はボビーのために残った」と言うとは、むしろこちらの方が驚きです。
その前監督から里崎と同じ扱いで勝負をするとの言質を取ったからこその残留だったはずで、しかし自らの故障があったとは言っても不調に苦しむ里崎を使い続けたのが誰かを考えればとてもそんなことを口にはできないはずなのですが、まさか「里崎との正捕手争いに勝ち目がないので移籍をします」と言うわけにもいきませんので、橋本将としては仕方がないところなのでしょう。
体制が変わることでロッテでも再びチャンスが巡ってくるかもしれない中での「正捕手として競争できる環境」を求めてのFA移籍ですから、素人目から見ても完全に里崎に軍配が上がってしまったことを橋本将も実感をしているのかもしれず、それでも捕手へのこだわりを捨てきれずにチャレンジをするための移籍であれば、贈る言葉は「頑張れ」だけです。

清水にしても橋本将にしても2005年に日本一、6冠を達成したメンバーですからチームを去ることに一抹の寂しさを感じますが、総合的に考えればやむを得ません。
成績に見合わない破格の年俸をゴネゴネして勝ち取ったのは清水ですし、橋本将が捕手であり続けることを望むのであればロッテでは厳しいことは衆目の一致するところです。
ただ千葉マリンにある6冠達成記念モニュメントに手形を記した35人のうち、僅か4年でチームに残っているのがコーチも含めて半分以下の14人しかいないのには愕然とします。
引退、あるいは戦力外となった黒木、小宮山、藤田、高木、山崎、初芝、フランコ、垣内、井上、ベニー、そして自らの意思で移籍をした小林雅、藪田、セラフィニ、橋本将、李、また清水、久保、加藤、辻、小坂のトレードでチームを去った選手、バレンタイン監督を含めて21人の分も、残った小野、小林宏、渡辺俊、里崎、西岡、今江、福浦、堀、渡辺正、塀内、サブロー、大塚、早坂、諸積コーチには1年でも長く頑張ってもらいたいです。

 

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よつばと!の9巻が発売になります

2009-11-08 13:38:06 | よつばと!
よつばと! 9

角川グループパブリッシング

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待ちに待ったよつばと!の9巻が、11月27日に発売となります。
作者のあずまきよひこさんがあずまんが大王の新装版で忙しかったために電撃大王での連載を暫く中断したこともありますが、8巻が発売となってからの1年3ヶ月は長すぎました。
何度も何度も8巻までを読み直して、どのエピソードが何巻であるかを覚えてしまったぐらいです。

8巻で季節は秋にさしかかりましたが、9巻ではどうなるかが楽しみです。
あまり時間が早く経ちすぎると春にはよつばが小学校に入学をすることになりますので、何だかそこで連載が終わってしまいそうな怖い感じがしないでもありません。
じっくりと秋、そして長い冬を描いて欲しい、そんな願いを持って発売を待ちます。

 

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2009年通信簿 25 竹原直隆

2009-11-08 00:20:56 | 千葉ロッテ

25 竹原直隆 外野手 29歳 年俸1700万円

【2009年成績】 89試合 215打数 23得点 49安打 打率.228 9二塁打 1三塁打 5本塁打 30打点 2盗塁 39四死球 61三振 得点圏打率.259

何とも微妙なシーズンであり、また評価が難しい竹原の2009年であったと思います。
前半戦は摩訶不思議な高打率を維持したものの、終わってみれば2割そこそこの不甲斐ない成績であり、またホームランも5本しか打てませんでした。
自己最多の出場をしながらもこの結果では底が見えたと言われても仕方がなく、30歳となる来季はライバルも増えて正念場になるシーズンとなりそうです。

井口に弟子入りをしたことが話題となった竹原でしたが、その井口打法を習得したかと問われれば答えは否、だと見ています。
ぎりぎりまでボールを見極めて右腰の前で打つ、といった打法はスイングスピードが求められるために竹原には難しいのではないかと危惧をしていましたが、そんな危惧をよそに開幕から高打率を誇った竹原のバッティングは井口とは似ても似つかない「打ちたい気持ちが満々」の、まさに竹原らしいものでした。
要はスイングスピードを上げるためにコンパクトなスイングを心がけたことが井口打法を学んだことの成果であり、竹原らしいホームランアーチストのような高い弾道の打球が影を潜めたことが、その変化を裏付けています。
弾丸ライナーを放ち続けた中盤戦までは、かなり手応えを感じていた竹原であったと思います。

しかし井口が自らのバッティングを忘れてしまったかのように、弟子である竹原もだんだんと元の形に戻ってしまいました。
ただ高打率を誇っていたときもホームランが少なければ竹原の魅力は半減だと指摘をしていた私としては、中盤以降の竹原らしい懐の深い、しかしぶりぶりと振り回すだけのバッティングは嫌いではありませんし、あのスイングがあってこその竹原だとすら考えています。
ただ中途半端に井口打法を学んだからではないでしょうが、思い切りにやや欠けて、空振りをした後に「しまった」という表情をしていた竹原を多く目にしました。
井口打法を学ぶのであれば徹底をして、そうでないのであれば昨年までの自分を取り戻すこと、来季の竹原にはどちらかをしっかりと選んで欲しいと思います。

懸案だった右の外野手は南の台頭だけではなく、荻野や清田といった新戦力により埋まりつつあります。
昨年のオープン戦で見せた俊足は今年もシーズンでは封印をしたままであり、また上手くなったとは言っても打球判断が稚拙な竹原が誇れるのは長打しかありません。
とにかく打率が2割そこそこでも当たったら怖いという印象を投手に植え付けること、2割15本でも充分な活躍だと評価ができる竹原が私が求める姿ですので、トレード候補として名前が挙がることのない来季となることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 1700万円 → 2200万円 (△29%)

 

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なんとまあ地味なことで

2009-11-07 21:10:14 | 千葉ロッテ

別に華々しいことが必ずしも好ましいとは言いませんが、さすがに同じ選手で3回目のテストをするとの話題はしょぼすぎます。
三度目の正直となるのか、二度あることは三度あるとなるのか、まったりと結果を待つことにします。

元巨人の南を3回目のテスト (11/7 スポーツ報知)

ロッテが今オフの獲得候補として、元巨人で、BCリーグ・石川所属の南和彰投手(28)をテストすることが6日、分かった。
南は最速152キロの速球が武器の本格派。
巨人を06年オフに戦力外になり、08年から石川でプレーしている。
一昨年、昨年とロッテのテストを受験したが、バレンタイン前監督主導の編成では獲得が見送られた。
今季石川では17勝で最多勝。
リーグ72試合で200イニング以上を投げるなどスタミナも十分だ。
今オフ1軍打撃コーチに就任した金森氏が、10月まで監督だった縁もある。
球団関係者は「昨年から力は落ちていない。もう1度見てみたい」と明かした。
テスト期間は16日からの3日間。
ズレータ内野手と共に参加予定だ。
西村新監督が補強ポイントに挙げる救援の適性など、即戦力として期待できるかが、カギとなる。

昨年もBCリーグでの15勝5敗1S、防御率1.45の成績を引っさげてロッテのテストを受けたものの不合格となった南の今季の成績は17勝6敗2S、防御率1.83で2年連続の最多勝であり、まさにBCリーグのエースと言ってもよいぐらいのスーパースターです。
2年間で54試合に登板をして32勝11敗3S、防御率1.64で36完投ですから凄まじいばかりの成績ではありますが、しかしBCリーグのレベルを考えれば評価は難しいでしょう。
打者では内村(楽天)や野原(阪神)が育成枠から支配下選手登録を勝ち取って1軍でヒットを放つなど一定の実績がありますが、投手では鈴江(ロッテ)、柳川(ソフトバンク)はレベルの違いに埋没をしつつあります。
今年のドラフトでは前田(オリックス)が初のドラフト指名選手となりましたが、高田(阪神)と星野(巨人)はやはり育成枠での指名であり、前途多難と言わざるをえません。
もちろん彼らに比べて南は抜群の成績を残していますし、来季29歳という年齢から評価が低いのだとも言えますが、逆に言えばここから急激に成長をすることもないでしょう。
BCリーグではあっても1試合平均で与四死球が1個を切る制球力と、6個を越える奪三振力、そしてパワフルなスタミナを評価して中継ぎ陣の急場しのぎのための獲得、そして金森コーチとの縁故、もし獲得となればそういった評価をされることになるのでしょうから、かなり厳しいスタートとなります。
そもそも昨年が不合格であったところへ「昨年から力は落ちていない」状況で合格ともなれば、ロッテの投手陣が衰えの方向に進んでいることを証明することにもなりますので、あまり面白い話でもありません。
こういった経歴の選手がNPBに復帰をすることは話題にもなりますし、合格をすればもちろん応援はしますが、多くを期待することはやめておきます。
これは一緒にテストを受けるズレータも同様で、福浦の控えぐらいのつもりでいた方が精神衛生上はよいと思われます。

日本復帰も…?ロイヤルズ、薮田との契約を延長せず (11/7 スポーツニッポン)

米大リーグ、ロイヤルズは6日、球団が持つ薮田安彦投手(36)との来季の契約延長の選択権を行使しないと発表した。
薮田は16日までにロイヤルズと再度、より低い額でメジャー契約を結ぶかどうかの交渉を行い、まとまらなければフリーエージェント(FA)になる。
関係者によると、米大リーグにこだわらず、日本球界復帰も視野に入れているという。
ロッテからFAとなった薮田は、2007年11月に2年総額600万ドル(約5億4000万円)でロイヤルズと契約。
2年目の今季は8月に大リーグに昇格し、12試合で2勝1敗、防御率13.50だった。
メジャー通算では救援で43試合に登板して3勝4敗、防御率7.14。
話題性で言えばこちらのニュースの方が球団としては飛びつきたいぐらいでしょうが、個人的には賛成はできません。
理由はこれまでも何度か書いてきましたので割愛をしますが、まあ福盛ぐらいのダンピングをするとも思えませんので、余計な心配はしなくても大丈夫でしょう。
しかし小林雅も阪神や横浜が中継ぎでの獲得もとの報道がされていましたし、金銭的には成功をしたメジャー挑戦も、野球選手としては両人とも失敗だったと言えます。
果たして30代後半の力が落ちつつある投手を獲得する球団があるのか、注目をしたいと思います。

 

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ワンピースのコースター

2009-11-07 17:21:17 | ワンピース

 

そう言えば今年は千葉マリンでのラッキーチャンスで当選をした記憶がありませんし、ようやく運の小出しが終わって年末ジャンボの大当たりに向けて準備が整ったのかと思いきや、忘れた頃に当選のお知らせがやってきました。

このコースターは集英社のナツコミキャンペーンで対象コミックを購入すると1枚もらえたものと同じで、麦わら海賊団の9人のキャラクターが書き下ろされているのですが、今回のプレゼントにはその9種に加えてサウザンドサニー号が加わった10枚となっています。
9月に発売となったワンピース55巻の帯についている応募券で20000人にプレゼントをされるものですから当選確率はさほど低くはありませんが、それでもワンピファンにとっては嬉しいグッズであることに間違いはありません。
せっかくですのでフィギュアなどと一緒に、飾り棚に飾ることにします。

しかしこうなると今年の年末も大当たりとは縁遠いのかと、やや凹み気味ではあります。
ここ数ヶ月で当社比3倍の労働で疲れ切っていますし、頭痛や発熱にも悩まされてもいますので一発逆転人生を狙いたいところなのですが、なかなか思うようにはいかないようです。
地道に生きていくしかない、際だった才能を持たない庶民はそうあるべきだと達観をするしかないのでしょう。
夢も希望もないお話でした。

 

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