ドラフト1巡目の荻野、そして2巡目の大谷が正式契約を結び、記者会見が行われました。
彼らのような若い選手が活躍をすることこそがチームの浮上に不可欠ですので、とにかく頑張って欲しいです。
ロッテがドラフト1位荻野、2位大谷と契約 (11/30 サンケイスポーツ)
ロッテは30日、ドラフトで1位で指名した荻野貴司外野手(24)=172センチ、75キロ、右投げ右打ち=と2位指名の大谷智久投手(24)=176センチ、82キロ、右投げ右打ち=と、両選手が所属するトヨタ自動車のある愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで入団交渉し、それぞれ正式契約した。
荻野は契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円で背番号は「4」。
大谷は契約金8000万円、年俸1500万円で背番号は「14」に決まった。
契約後の記者会見では荻野が「レギュラーとして出るつもりで、開幕スタメンへ向け準備する」と意気込み、大谷は「早大の先輩でもある小宮山さんの背番号をいただいたので、少しでも近づけるようにしたい」と話した。
両人の上背がさほど変わらないように見えるのがちょっと気になりますし、瀬戸山球団社長に負けないぐらいの笑顔が欲しかったところではありますが、緊張をしていたのでしょう。
荻野には打撃はすぐに1軍で通用をするとは思っていませんが、足と肩は充分にロッテの外野陣を脅かす力があると、シーズン後半にはサブローを焦らせるぐらいの可能性を見せてくれるのではないかと期待をしています。
また大谷も制球力を活かして低めをつく投球術は評価が高いですし、成瀬と同様に負けないピッチングを心がけて中継ぎ陣の一角を占めてくれることを願っています。
それにしても荻野は最高額、大谷もそれに近い待遇ですから球団も思い切ったと言いますか、清田も含めて社会人から3人も獲得をしたことから全体では4人となったのだろうと、左腕や捕手を指名せずにドラフトを手仕舞った理由はそこにあると考えています。
それだけに3人には即戦力の期待通りに活躍をしてもらいたいですし、やってくれると信じています。
背番号も荻野は社会人時代と同じ4をもらって満足のようですし、このあたりは大松の10や竹原の25と同じでロッテの十八番と言ってもよいでしょう。
また大谷も希望どおりに早大の先輩である小宮山の14を継承したわけですから、背番号に負けないピッチングを披露してくれることを心待ちにしています。
大嶺 念願の背番号変更「同じ数の白星を」 (11/30 スポーツニッポン)
ロッテの大嶺投手が30日、750万円増の年俸2千万円で契約を更改した。
希望していた背番号11への変更も決定した。
今季は5勝6敗。
来季の課題に「三振を取りにいくときに取れるように」と、球威アップを掲げつつ「背番号と同じ数の白星を目標にしたい」と飛躍を誓った。
また、同僚となる弟の翔太(沖縄・八重山商工高)には「僕も(故郷を出て)ホームシックになりかけた。野球以外のことできついと思うが、そこを経験してほしい」とエールを送った。
背番号と言えば大嶺が来季から11を背負うことが決まりました。
私はいまだに球団主導の変更だと考えていますが、大嶺本人が「中学校時代、そして高校時代も甲子園に出るまでつけていた番号で、僕個人としてはとても好きな番号だったので、今回空いたのをきっかけに球団に11番が欲しいとお願いしました」とコメントを残していますので、その好きな番号で来季の飛躍を期して欲しいとエールを送りたいと思います。
球団としても斎藤に1を用意できるわけですし、両者にとってよい結果であったと思うことにします。
もっともこれで春季キャンプでのテストに合格をした今岡が1を背負うようなことがあれば、もう笑うしかありません。
ロッテのスーパーサブ「やれと言われればもちろんやります」 (11/30 スポーツニッポン)
ロッテ・根元が契約更改交渉に臨み、400万円減の年俸2400万円でサインした。
昨季は110試合に出場し打率.296をマークして二塁の定位置をつかんだが、井口が加入した今季は出場30試合にとどまり打率.174と不振。
大幅減俸も覚悟した中で「練習態度、来季への期待も考慮してもらった。来季はやるしかない」と納得した。
内野の全ポジションを守れるスーパーサブは「外野もやれと言われればもちろんやります」とレギュラー再奪取へどん欲な姿勢を見せた。
そしてさすがは機関紙とでも言いますか、他紙が大嶺の記事の最後にとってつけたように一行で報じている根元のニュースも、きっちりと単独で扱ってくれました。
いろいろと言われてはいますが、ロッテファンにとっては有り難いスポーツ紙だと感謝をすべきでしょう。
その根元が来季はスーパーサブ的な立場にあることは間違いないのでしょうが、ちょっと自覚が足りないのではないかと危惧をしています。
そもそも根元が外野を守っている姿が想像できませんし、早坂が先鞭をつけてしまった現状を考えるとニーズも低下をしていると考えられるのですが、それでも「やれと言われれば」ではなく「出番を勝ち取るためにも外野にも挑戦をする」ぐらいのことは言って欲しかったです。
あくまで内野手として活路を見いだすために石にかじりついてでも頑張るのか、あるいは出番を求めて内野手にこだわらずに多くの可能性を探るのか、この発言だけを見ればどっちつかずと言えなくもありません。
どれだけ本人の気持ちが正確に伝わっているかは分かりませんが、何となく中途半端な感じが否めず不安が残ります。
足は速いものの肩が強くはないことも早坂と被りまくっていることから根元には内野手として勝負をするべきだと思いますし、また送球難を考えれば二塁手として生き残るしか道はないと見ていますので、おそらくは今季とは変わるであろう来季の井口の起用の間隙を縫って出番を力ずくで勝ち取る根元の姿を期待したいと思います。